看護師の活動

Works

先輩より

新人看護師
母のまなざしに憧れて。
外科病棟

仕事にやりがいを持って真摯に向き合っている助産師の母に憧れ、看護師を目指すようになりました。駒込病院での実習において、看護師の方々が患者さん一人ひとりに対して誠意を持って関わっている姿が印象的でした。私は患者さんを尊重した看護を大事にしたいと考えているため、「その人らしく生き抜くことを支援する」という病院理念にも深く共感し、駒込病院を志望しました。
外科・内科の混合病棟のため、周手術期や検査、化学療法など多様な看護を実践しています。疾患や治療など学ぶことが多く、患者さんの観察やケアで学んだ知識を活かせた時は、成長を感じ嬉しくなりました。自分の力を患者さんに還元できると自信にも繋がり、ますます成長したいという意欲が湧いてきます。患者さんを尊重し、信頼される看護師になることを目標に、日々、患者さんに目を向け、耳を傾け、思いに寄り添いたいと考えています。そのために、まずは看護師としての能力を高め、できることを増やすことが当面の課題だと考えています。

新人看護師
手術の流れを読んで動く。
手術室

がん医療と感染症に特色のある駒込病院なら自分の学びたい環境が整っていると思い志望しました。医療現場には少なからず職種による上下関係が存在すると思っていたのですが、実際は職種にかかわらずそれぞれの専門性を発揮して平等な立場で発言することで、多職種で協力することができているという点が、ますますこの仕事にやりがいを感じています。
手術室に配属され、現在は手術の器械出し業務を中心に行っています。手術室での業務は学生時代の実習になかった初めてのことばかりで驚きが大きかったですが、手術の流れを読んでスムーズに医師に器械を出すことができた時は、緊張しながらも成長を味わっています。今は器械出し業務と外回り業務の両方をきっちり行えるようになることが目標です。そして、1つの業務に集中するだけでなく物事がスムーズに進むように全体を俯瞰して見て動けるようになりたいと思っています。様々なコミュニケーションや気配りで患者の不安を和らげることが出来る先輩たちのような看護師になることが将来の夢です。

ジェネラリスト
手術室経験を活かして主任へ。
外科病棟

新人で入職して4年間外科病棟(大腸外科)に勤務しました。4年目にプリセプターを経験し、その後、希望で手術室へ、現在は主任として外科病棟に勤務しています。その中で、皮膚・排泄ケア領域のエキスパートコースを受講し、褥瘡委員会にも参加しています。褥瘡委員会で褥瘡患者さんを診ていくうちに栄養の重要性を意識するようになり、NST専門療法士の資格を取得しました。
つきなみかもしれませんが、何年経っても患者さんからの「あなたの笑顔で元気になれたわ」といった言葉にやりがいを感じます。患者さんはやはり少なからず不安を抱えています。だからこそ、笑顔で元気づけることが最も重要だと考えています。また、経験を積んだ現在では、新人看護師たちの成長を感じた時も、心の底から喜びとやりがいを感じています。駒込病院は教育制度が充実しており、学びやすい環境だと思いますので、どんどん吸収していく新人たちを心強く見守っています。

ジェネラリスト
感染管理エキスパートとして。
血液内科病棟

入職後、一般内科病棟、感染症科、血液内科などを経験する中で感染管理の重要性を感じました。そのため、エキスパートコース「感染管理」の研修を受講し、感染症や感染予防に関する知識を深め、サーベイランスや疫学に対して系統的に学びました。感染管理エキスパートとして、COVID-19に対しても当初より感染症科で対応しています。
感染管理は病院内において、患者さんはもちろん、ご家族、医療従事者など病院に関わる全ての人々を院内感染から守るために、多職種が協力し、さまざまな活動を行っています。私は、感染リンクナース委員として感染防止対策の実践モデルとなり、確実な手指衛生実施や個人防護具の適正使用への取り組みを推進しています。また、感染管理に関するOJTにも力を入れ、職員の育成を図っています。

認定看護師
がん放射線看護のプロとして。
がん放射線療法看護

専門分野はがん放射線療法看護認定看護師分野です。入職後10年目の頃にがん対策基本法が制定され、超高齢化社会を迎えるなか、比較的身体に優しいとされる放射線治療が注目されはじめました。当院も放射線治療装置の増設などの整備が計画されていました。そんな時に、上司から放射線治療看護について専門的に勉強してみないかと勧められたのがきっかけでした。
目に見えない放射線は、患者さんにとっても難しくイメージのしにくい治療です。そのため、安全に安心して放射線治療を受けれるよう、患者さんおよびご家族の身体的、心理的、社会的な支援を専門におこなっています。放射線治療は外来通院で行われることが多いので、放射線治療における患者さんのセルフケアへの関わりが重要となります。個々の患者さんの生活に応じた指導や支援を行い治療完遂できるようサポートを実践しています。今後も患者さんのニーズに応じた支援を導き出し、スペシャリストとしてキャリアアップを図ることで、今まで以上の仕事の充実を目指します。

専門看護師
がん看護専門看護師として。
がん看護

がん看護専門看護師です。入職後7年目に、それまでの病棟や外来での業務や祖父を在宅で看取った経験の中で、がんと共に生活する患者や家族について深く学びたいと思い大学院への進学を決意しました。進学を考える中で専門看護師の資格を知り、実践の場で学びを生かしたいと思い習得を目指すようになりました。
がんを患う患者と家族に起こっている問題全般に対して総合的な視点で捉え、6つの役割(実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究)を果たします。施設内だけでなく、地域全体の看護の質の向上に勤めていきます。経験が浅い頃の看護は、日々の業務に追われて、なかなかゆっくりと考えることは難しいかもしれません。しかし、自身が感じた疑問や違和感についてじっくりと向き合う時間は必ず大きな成長につながります。ぜひ、一緒にいろいろな問題に向き合い、共に解決を目指していきましょう。

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