肝臓内科

肝臓内科
都立駒込病院 肝臓内科 部長 木村 公則

患者さんへのメッセージ

当科は都内でも数少ない肝臓病を専門に診療する診療科です。4名のスタッフから構成され、ウイルス肝炎から肝硬変、肝がんの治療まで幅広く治療を行っています。2017年度の主な治療実績では、C型慢性肝炎に対するIFNフリー経口剤を約90例、食道静脈瘤の内視鏡的治療を82件、肝がんに対するラジオ波焼灼療法を86件実施しています。C型肝炎ウイルスに対する治療薬の開発の進歩は目覚ましく、HCVは飲み薬で治せる時代が到来しました。一方で、ウイルス排除後の肝硬変、肝がんの治療対策が急務となっています。また近年糖尿病や高脂血症が要因の脂肪肝、および非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の増加も認められ、まずます肝臓病に対する診療、治療の重要性に焦点が当てられています。現在当科では臨床研究も盛んに行なっており、日本発の肝硬変治療薬の開発やHBV再活性化研究、肝がん治療薬の開発などをAMEDの研究費のもとで取り組んでいます。このように当科では肝臓病に特化した治療や臨床研究を精力的に取り組んでいます。毎日肝臓専門医による外来業務を行っており、肝臓病でお困りの方は、いつでもお問い合わせください。
【専門分野・特色】肝がん治療、ウイルス肝炎治療、食道静脈瘤治療など

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