後期臨床研修医のページ

臨床研修医委員長あいさつ

副院長 若井 幸子

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  • 病院の雰囲気について
2017年12月に3回目の病院機能評価(3rdGVer1.1)を受審しました。また2018年10月には、外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)の認定を取得しました。これらは全職員が一丸となって、病院の質向上に努めています。

  • 指導体制について
内科総合専門医は6名おり、多数学会の認定教育病院であり、各科専門医資格を持つ指導医が充足しています。指導医は皆、熱心で、医局は全科同室でアットホームな雰囲気です。DPC病院では併診の垣根が高くなりがちですが、当院では垣根がなく、患者さん中心の傾向が強いです。人の和を大切にしていますので、心地よく研修ができると思います。

  • 当院研修の良いところ
新宿歌舞伎町という立地条件で、交通アクセスやアフター5の交流の便が良いです。
症例が豊富、刺激的で、手技が多く、どんどん自信が付きます。実力をつけていく姿を見るのも指導医の楽しみです。若い知識欲旺盛の先生に来ていただくことで、指導医自身も活力と向上心を共有したいと願っています。

  • 新内科専門医制度について
新内科専門医制度となり、サブスペシャルの専門医取得が遅れるのでは?と危惧している研修医の方がおりますが、そんなことはありません。
内科総合専門医と各サブスペシャル専門医の取得を同時進行で考慮しています。専門科を決定していれば、他科、他院をローテートしていても、専門医取得に必要な学会発表、論文投稿を積み重ねて、症例経験、手技も認定医・専門医取得を最短でできるように指導を行います。

レジデントあいさつ

シニアレジデント3年次

  • 研修制度について

東京医師アカデミー内科コースでは、自分が専攻した科のみならず、他科や他院での研修を組み合わせて独自のカリキュラムを作ることができます。内科になりたいけど専攻はまだ決めかねている方や、専攻は決めているけどその科に固執せず、幅広く勉強したい方にもお薦めの研修制度だと思います。

  • 大久保病院を選んだ理由
私は東京女子医科大学病院本院で初期研修を行い、その後東京女子医科大学第四内科に入局し、出向という形で東京医師アカデミーに所属し大久保病院のシニアレジデントとなりました。私が出向先として大久保病院を選んだ理由は、腎臓内科を勉強する上でも、総合内科を学ぶ上でも症例に恵まれていると考えたからです。

  • 研修の感想
大久保病院腎センターはIgA腎症専門外来や、多発性嚢胞腎外来、療法選択外来(生体腎移植・血液透析・腹膜透析)、外来維持透析を特徴としています。また移植外科と連携し、主治医として生体腎移植症例を経験する事で、腎炎治療にも共通する免疫抑制薬の使い方などを学ぶ事が出来ます。そして腎生検、透析カテーテル挿入術、透析シャント作成術など手技が多い事も特徴です。
救急外来は歌舞伎町という土地柄、外国人患者やアルコール中毒、性感染症など他地域ではあまり遭遇しない症例も多く、総合内科を学ぶ上でも刺激的な環境である事は間違いありません。また地域医療機関との連携も密接で、患者さんの生活に則した医療を考える機会も多くあります。

  • ジュニアのみなさんに向けて
働きながら子育てされている女医さんも多く、無理なく仕事を継続できる勤務体制が整っています。また新宿の中心にありアクセスが良く通勤やプライベートの移動もとても便利です。仕事、プライベート共に充実させてくれる環境がここにはあります。
是非一度気軽に見学にいらしてください、スタッフ一同お待ちしています。

研修プログラムについて

プログラム概要

プログラム名称東京都立病院機構大久保病院施設群 内科
東京医師アカデミ-専門研修プログラム
研修基本領域内科
基幹施設基幹施設
基幹施設プログラム研修期間
  1. 内科標準コ-ス
    3年間(基本施設2年間+連携・特別連携施設1年間)ないし
    4年間(基本施設3年間+連携・特別連携施設1年間)
  2. 内科・サブスペシャリティ混合コース
    4年間(基本施設3年間+連携・特別連携施設1年間)
プログラム責任者若井 幸子
連携・特別連携施設病院都立病院:広尾・大塚・駒込・墨東・多摩総合・神経・松沢
     東部地域・多摩南部地域・荏原・豊島
その他:島しょ

研修プログラムの特徴

本プログラムでは、特定診療科に偏らず、満遍なく内科研修を行う「内科標準コ-ス」(研修期間3年あるいは4年)と共に、2020年度から新たに内科研修と専門研修を並行して行う「内科・サブスペシャリティ混合コ-ス」(研修期間4年)を設け、専攻医の多様な要望に柔軟に対応できる体制を整えています。

内科標準コース

内科標準コースでは、基幹施設である大久保病院及び連携施設での研修により、専攻医3年終了時に「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた少なくとも56疾患群、160症例以上の診療経験を達成します。規定の経験目標を達成した後は大久保病院で内科領域全般あるいは希望する専門領域の研修を行えます。専門領域からcommon diseaseの経験はもちろん、超高齢化社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所との病診連携も経験できるなど、多彩な研修が可能です。

内科・サブスペシャリティ混合コース

内科・サブスペシャリティ混合コースでは、内科領域全般の研修と同時に専攻医1年目からの専門研修を並行して開始できます。内科系各診療科は所属学会の教育施設・研修施設の認定を受けており(学会研修施設認定一覧参照)、サブスペシャリティ領域の専門領域の研修について十分な指導体制を整えています。

当院では研修困難な診療科(血液内科、アレルギ-・膠原病内科、感染症科、ER(必修)など)や、他院での専門科目の研修を希望する場合は、2年次に連携施設(都立11施設など)で6ヶ月~1年間の院外研修で行います。
1学年の募集数は3名であり、個々の希望・将来像に対応できるよう専攻医と相談しながら研修プログラムを考えていきます。
当院は地域に根ざす第一線の病院として、専門領域からcommon diseaseの経験はもちろん、超高齢化社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所・在宅訪問診療施設などとの病診連携も経験できるなど、多彩な研修が可能です。

内科標準コ-ス例:研修期間:3年間ないし4年間

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科①内科②内科③内科④
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科⑤内科⑥内科⑦内科⑧
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科①内科②内科③内科④
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科⑤内科⑥内科⑦内科⑧
4年目内科⑨

内科・サブスペシャリティ混合コ-ス例:研修期間:4年間

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科+サブスペシャリティ
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科+サブスペシャリティ
4年目内科+サブスペシャリティ

病院群の構成

連携施設

  • 東京都立広尾病院
  • 東京都立大塚病院
  • 東京都立駒込病院
  • 東京都立墨東病院
  • 東京都立多摩総合医療センター
  • 東京都立東部地域病院
  • 東京都立荏原病院
  • 東京都立豊島病院
  • 東京都立多摩南部地域病院

特別連携施設

  • 東京都立松沢病院
  • 東京都立神経病院
  • 利島村国保診療所
  • 新島村国保本村診療所
  • 新島村国保式根島診療所
  • 神津島村国保直営診療所
  • 三宅村国保直営中央診療所
  • 御蔵島国保直営御蔵島診療所
  • 青ヶ島村国保青ヶ島村診療所
  • 小笠原村立小笠原村診療所
  • 小笠原村立小笠原村母島診療所
  • 檜原村国保檜原診療所
  • 奥多摩町国保奥多摩病院

研修体制・研修実績

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  • 指導医

令和元年度・・・内科24名(うち内科総合専門医6名)

  • 研修状況

令和元年度:新専門医制度専攻医1名、腎内科コ-ス3名
平成30年度:新専門医制度専攻医1名、腎内科コース5名
平成29年度:腎内科コース8名

シニアレジデント研修終了後の進路(過去3年間)

進路先 人数
大久保病院腎臓内科 フェロ-2人
大久保病院腎臓内科 非常勤3人
東京女子医科大学病院2人

診療科紹介

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後期研修医の処遇

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