産科

写真:赤ちゃん

当院は、隣接する都立小児総合医療センターの新生児部門と一体で総合周産期母子医療センターに指定されており、切迫早産、合併症を有する妊産婦の管理、胎児診断、外科的治療を含む高度な新生児医療を提供しています。
また、母体救命処置が必要な妊産婦を受け入れる母体救命対応総合周産期母子医療センター(スーパー総合周産期センター)に指定されています。多摩地域に二箇所ある総合周産期母子医療センターのうちの一つとして、母体救命・新生児救急のセンター的機能を担っています。

母体救命対応総合周産期医療センター

当院は総合周産期医療センターに認定されています。
総合周産期医療センターとして、地域の病院・クリニック・助産院などではハイリスクで診察できない方や、妊娠中に切迫早産、妊娠高血圧症、胎児の疾患などのリスクをご紹介していただき、診察を行っています。
また、分娩後に母体の大量出血、その他の合併症が起きた場合にも診察を行っています。
詳細は下記特設サイトをご確認ください。

(外部リンク)
総合周産期母子医療センター特設サイト

陣痛誘発および促進について

お母さんや赤ちゃんの状態によっては自然経過に委ねずに、陣痛誘発や促進を必要とする場合があり、当院では陣痛誘発・促進を行っております。
陣痛誘発及び促進はどなたにも必要になる可能性がある為、初診の際に一度ご説明しています。

無痛分娩について

当院では、2022年7月より、無痛分娩の対応を開始しました。
無痛分娩を希望される方は、事前に本ホームページ上の「無痛分娩の説明動画(外部リンク)」をご視聴ください。
妊婦健診の際に、無痛分娩を希望することを産科医師にお伝えください。
対応できる数に上限がありますので早めのご予約をお願いしております。
詳細は、「無痛分娩をご希望の方」をご参照ください。

帝王切開について

当院では母体または赤ちゃんのために必要と考えられる場合に、帝王切開を行っています。患者さんの希望による帝王切開は行っていません。帝王切開はどなたでも突然緊急に必要になることがあるため、初診の際に帝王切開についてご説明しています。

ハイリスク分娩について

骨盤位骨盤位、いわゆる逆子の赤ちゃんの場合には当院では帝王切開を行います。経腟分娩は行いません。
双胎週数、赤ちゃんの向き、赤ちゃんの体重などいくつかの条件を満たす場合に、経腟分娩を予定する事ができます。その場合は患者さんと相談して、経腟分娩か帝王切開かを決定します。
既往帝王切開後分娩帝王切開を受けたことがある方に関しては、いくつかの条件を満たし、患者さんの希望がある場合に経腟分娩を行っています。以前の帝王切開の情報が必要になりますので、初診時に帝王切開を受けた施設からの紹介状を持参していただくと、とても有用です。
経腟分娩を行えるかについては、医師にご確認ください。

輸血について

分娩の際は経腟分娩の場合でも、帝王切開の場合でも出血を大量にする場合があります。
医学的に必要な場合には当院では輸血を使用しています。

産科保障制度について

産科保障制度とは、生まれた赤ちゃんが、分娩に関連して重度の脳性麻痺となり、所定の要件を満たした場合に、赤ちゃんとご家族の経済的負担を速やかに補償するとともに、脳性麻痺発症の原因分析を行い、同じような事例の再発防止に役立つ情報と提供する制度です。
当院は産科保障制度に加入しています。