ゼヴァリン療法外来

診療内容

 悪性リンパ腫で、再発あるいは治療効果がなかった低悪性度非ホジキンリンパ腫(濾胞性リンパ腫など)とマントル細胞リンパ腫に対して「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」を行っています。

特色

 この治療は放射性同位元素のついた抗体を投与してリンパ腫細胞にダメージを与えるという治療で、1回限りの治療であり、治療効果は80%で奏効、64%で完全寛解です。当院では外来受診で適応を決定した後、前日入院、投与次日退院の10日間の血液内従来の治療に比べて治療回数が少なく、血液に対する副作用を除いたその他の副作用は軽度で頻度も少なく、治療効果は同等以上と考えられます。高齢者であっても副作用は成人と同様であり軽度であることが多く、安全に施行できます。化学療法に比べ通院回数が少なくて済む点も利点です。化学療法後の残存する病変に対し行うこともできます。医療施設で放射性同位元素を標識するため施設基準があり、造血器悪性腫瘍の治療及び放射線治療への十分な知識・経験をもつ医師のもとで実施しなければならないため、多摩地区で現時点では当院のみ行っています。

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「ゼヴァリン ® による RI 標識抗体治療法」の概要

外来診療

外来診療

月曜日(午後)

※現在休止中のため再診のみ受けています。

担当医師

本村 小百合(もとむら さゆり)

血液内科について

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