平成29年度 上半期

平成29年度 上半期

H29.9.29

当院が日本病院総合診療医学会の認定施設(認定番号 関東49-144号)に認定されました。当院では数年前から総合診療に力を入れ始めていますが、それが結実した形になりました。下写真は本年9月の「第15回日本病院総合診療医学会学術総会」が開催された東京ディズニーリゾート・ディズニーアンバセダーホテル玄関で、当院内科からも学術総会に演題発表をしました。多摩地区は高齢化が進み、科横断的な診療の必要性が高まっています。当院の活動に興味を持たれた若手医師、あるいは医学生の方は是非当院に一度お問い合わせ下さい。お待ちしております。

東京ディズニーリゾート・ディズニーアンバセダーホテルの写真

H29.9.8

多摩南部地域病院院内講演会が開催されました。今回は国立国際医療センター総合診療科の國松淳和先生をお招きしました。先生は「内科で診る不定愁訴」、「ニッチなディジーズ」、「Fever-発熱について我々が語るべき幾つかの事柄」など、多数の著書を執筆されている著名な先生です。
講演名:「内科で診る不定愁訴」
不定愁訴の裏に隠れる器質的疾患について、具体例を示しつつわかり易く解説して頂きました。質疑応答も長く時間を取って頂き、研修医からの質問も含めて丁寧に説明をしてくださいました。

多摩南部地域病院院内講演会の写真1
多摩南部地域病院院内講演会の写真2

H29.9.1

9月1日付で当院が「日本リウマチ学会認定教育施設(認定番号823号)」に認定されました。当院での研修をすることでリウマチ専門医取得の道が開かれることになります。当院の属する南多摩医療圏(多摩市・八王子市・日野市・町田市・稲城市)ではまだ認定を受けている施設が少ないため、今後地域のリウマチ・膠原病疾患診療の発展に資することが期待されます。

H29.8.23

当院の初期臨床研修医がNHKテレビ「総合診療医 ドクターG」(8月23日放送『ろれつが回らない』)に回答者として出演しました。
当院からは初の出演です。
放映当日の夜には非番の医師たちが医局に集まり、皆でテレビを見ながら応援しました。

医師の写真

H29.8.5

当院の卒後3年目の若手医師がJMECC講習会(都立多摩総合医療センターで開催)に参加しました。JMECCは「ジェイメック」と読み、Japanese Medical Emergency Care Courseの略称です。日本内科学会が策定する救急蘇生講習会で、内科の新専門医制度下では、受講が必修となっています。
インストラクターやアシスタントが見守る中、心肺蘇生法の実技と講習で、ほぼ一日がかりの講習会となりました。他の施設からも若手医師の参加があり、交流も深める事ができました。

JMECC講習会の写真

H29.7.27

多摩南部地域病院内科症例検討会が開催されました。今回は「病診連携リウマチ膠原病診療ポケットマニュアル」などの著書で知られる多摩総合医療センター・リウマチ膠原病内科の杉井章二部長をお招きしました。
講演名:「リウマチ膠原病診療の現状と展望から各種連携を考える」
当院は多摩地区においてリウマチ膠原病の入院病床を持つ数少ない病院の一つであり、その役割についても言及されました。他の医療機関と良好な連携関係を築くことは地域医療支援病院である当院にとって大切なことです。また、院内における他科や科内部の連携についてもお話しいただき大変参考になりました。

多摩南部地域病院内科症例検討会の写真1
多摩南部地域病院内科症例検討会の写真2

H29.7.16

レジナビフェア2017 東京 ~臨床研修プログラム~ が東京ビッグサイトで開催されました。当院も東京都立病院・公社病院の1施設として出展しました。
全国の大学から、多数の医学生の方々の訪問を頂きました。当院での研修の魅力について指導医・研修医が説明しました。当院での研修に少しでも興味を持たれた方には、ぜひ一回当院を見学に来て院内の雰囲気を感じて頂くことをお勧めしたいと思います。いつでも連絡をお待ちしております。
臨床研修医募集
Mail: S301010100@tokyo-hmt.jp

東京ビッグサイトの写真

H29.7.14

第63回多摩南部地域病院臨床病理検討会(clinico-pathological conference、CPC)が開催されました。当院内科の症例についての報告でした。
症例:「重症インフルエンザで加療中に下血を来し死亡した1剖検例」
1年目研修医2名が中心になってまとめ発表しました。医師になって初の発表でしたが、深く丁寧に考察することが出来ました。

臨床病理検討会の写真1
臨床病理検討会の写真2

H29.7.9

当院の初期臨床研修医が第634回日本内科学会関東地方会(東京都千代田区・日本都市センター会館)にて症例報告を行いました。
演題名:「Candida albicansにより心筋・腎に多発微小膿瘍を来した1例 」
病理解剖により、詳細な知見が得られた症例です。真菌による心筋内膿瘍の報告は国内でもそう多くはありません。貴重な症例を報告することができました。

日本内科学会関東地方会の写真
日本都市センター会館の写真

H29.6.18

レジナビフェア 2017 ~後期研修・研修医向け~が開催されました。当院は東京都立病院・公社病院で形成する「東京医師アカデミー」に参画しており、グループの1施設として出展しました。
東京医師アカデミーは、都立・公社の病院群で形成する専門医育成のための組織で、例えば、当院での初期研修終了後に都立広尾病院の後期研修に進んだ医師や「多摩総合優先プログラム(都立多摩総合医療センター・多摩南部地域病院で50%ずつ研修するプログラム)」による後期研修医として、当院で採用になった医師がおります。
当院へのローテーション研修も含めて興味のある方がいらっしゃいましたら、問い合わせ・病院見学とも歓迎しております。いつでもご連絡をお待ちしております。

レジナビフェア 2017の写真

H29.6.15

多摩南部地域病院外科症例検討会が開催されました。今回は東京女子医科大学消化器病センターの出雲渉助教をお招きしました。出雲先生はかつて当院外科の常勤医として活躍された方です。
演題名:「膵のう胞性疾患の見方」
健康診断などで偶然に発見されることが増えた膵のう胞性疾患に関する講演で、実戦的な内容であったと思います。多数の先生の参加を頂きました。

外科症例検討会の写真1
外科症例検討会の写真2

H29.5.19

多摩南部地域病院循環器内科症例検討会が開催されました。今回の講師は吉崎循環器内科医長でした。
演題名:「当院での新しい経口抗凝固薬の臨床経験について」
現在、NOAC(ノアック、Novel Oral AntiCoagulantsの略)と呼ばれる新しい抗凝固薬が臨床で使われています。最新の不整脈の治療法、当院でのNOACの使用経験を交えての話で、当院の初期臨床研修医たちも参加しました。

循環器内科症例検討会の写真1
循環器内科症例検討会の写真2

H29.5.18-20

第60回日本糖尿病学会年次学術集会が開催されました。下写真は会場となった名古屋国際会議場です。当院からは2演題を口演発表するとともに、3年目の若手医師も参加しました。全国から集まった演者の先生方が発表する最新の知見に接し、大きな刺激を受けました。

名古屋国際会議場の写真

H29.5.16

2名の医学部生が当院でクリニカルクラークシップを開始しています。配属先は内科と病理部で、いずれも4週間の日程で実習を行います。
クリニカルクラークシップは診療参加型臨床実習とも呼ばれ、指導医のもと診療チームの一員として参加しながら実習をするものです。指導医一同、実り多い実習になるよう努力したいと思います。

クリニカルクラークシップの写真

H29.4.24

4月から当院内科にリウマチ・膠原病内科の専門医が2名、常勤医として赴任しています。島田浩太先生と知念直史先生で、特に南多摩地域に不足しているリウマチ・膠原病疾患の医療に貢献することが期待されます。
今後は関節超音波検査などの専門性の高い検査も開始となる予定です。臨床研修医が内科にローテーションした際には、受け持ち症例の幅も広がっていくでしょう。

診察の写真

H29.4.3

平成29年度の辞令交付式が行われました。今年度は2名の初期臨床研修医と1名の専門臨床研修医が採用されました。和智院長から辞令が手渡されました。医療をめぐる環境は激変していますが、「良い人材を育成する」ことが都立・公社病院の重要な使命であることは変わりありません。研修が充実したものになるように、指導医、病院職員は親身になって指導していきたいと思います。

辞令交付式の写真1
辞令交付式の写真2