整形外科

整形外科

近年整形外科も専門分野の拡大に伴い、その治療も多様化しつつあります。
当科においては過去の治療成績に基づき、患者さんにとって最も効果的な治療法を選択することを第一としています。特に慢性疾患では科学的根拠と長期成績をもとに、基本的には入院における在院日数をできる限り短縮し、患者さんの早期社会復帰を目ざしています。
われわれは地域に根ざし、ニーズに答えることを目標としています。

医師紹介

西浦 高志(にしうら たかし)副部長

専門:
大腿骨近位部骨折(頚部骨折、転子部骨折)、関節外科(股関節、膝関節)、関節リウマチ
資格:
日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定リハビリテーション医、
身体障害者福祉法第15条指定医(肢体不自由)

永山 正隆(ながやま まさたか)

専門:
膝、関節外科、スポーツ医学、ラグビー外傷
資格:
日本整形外科学会専門医・指導医
日本スポーツ協会公認スポーツ医
ラグビーU20 日本代表ドクター
Pre Hospital Immediate Care In Sport level 3
法政大学アメリカンフットボール部チームドクター

西尾 啓史(にしお ひろふみ)

専門:
整形外科一般、スポーツ医学、膝関節、再生医療
資格:
医学博士、Jリーグカマタマーレ讃岐チームドクター、関東大学サッカー医事医員、順天堂大学女子蹴球部チームドクター

高岡 宏行(たかおか ひろゆき)

金田 達郎(かねだ たつろう)

石井 健太郎(いしい けんたろう)

瀬戸 宏明(せと ひろあき)

専門:
膝関節外科・スポーツ医学
資格:
医学博士、日本整形外科学会整形外科専門医・認定スポーツ医・認定運動器リハビリテーション医、日本体育協会公認スポーツドクターJリーグヴァンフォーレ甲府チームドクター、キャノンラグビー部メディカルアドバイザー、身体障害者福祉法第15条指定医(肢体不自由)

とりあつかう疾患・症状

  • 急性期の外傷から慢性的な変性疾患、また骨軟部腫瘍性疾患まで、幅広く運動器における傷害、病態を診療しています。特に、膝・肩関節などのスポーツ外傷や股・膝関節の関節外科(人工関節など)、脊椎外科、また慢性関節リウマチに対する外科療法を中心に行っています。
    また、特に専門的な集中治療が必要な場合は、当科の医療連携を利用し大学付属病院等の施設に紹介も行っています。
  • 手術における特徴として、比較的出血を伴う予定手術については、自己血輸血法を積極的に取り入れ、同種血輸血をほとんどの手術で回避しています。最近では、近年欧米のみならず本邦でも大きな問題となっている術後血栓塞栓症についても早期より予防対策に取り組み、最新の予防療法を実践しています。

外来について

  • 月曜日より金曜日の午前中に地域の医療機関からご紹介頂いた患者さんの外来診療を予約制で行っています。また、救急患者さんについても救急外来当番医を常駐し、救急医療にも常時対応しております。

手術について

当院における主な手術内訳(令和4年度)は以下のようになっています。

手術名症例数
人工関節手術(膝関節、股関節)140
 人工股関節全置換術(THA)57
 人工膝関節全置換術(TKA)80
 単顆置換型人工膝関節置換術(UKA)3
大腿骨近位部骨折51
 大腿骨頸部骨折(人工骨頭置換術)28
 大腿骨転子部骨折(ガンマネイル法)23
観血的整復固定術(上肢)91
観血的整復固定術(下肢)111
関節鏡視下手術(主に膝関節)59
 前十字靭帯再建術36