外科

豊島病院外科の診療の原則

癌と救急疾患を主体としたオーソドックスな医療を確実に行ってゆくこと、医療連携を大切にした医療。
確実な診断と治療技術にもとづく外科手術。
これらが私たちの基本的な診療姿勢です。
13人の外科医師メンバーがおります。(R5.4.1時点)
全外科医師が手術治療、内視鏡検査治療に多くの経験を積んでいます。
100人を超える看護師、コメデイカルの協力で外科医療が行われます。
精度の高い癌治療。
豊島病院外科での診療は、できる限り正確、迅速に行いたいと考えています。外科医師は、手術治療のみでなく消化管内視鏡診断治療をはじめ肝胆道系の超音波、X線透視化治療、化学療法を全員が行っています。
スタッフ全員が消化器内視鏡に関して上部(食道、胃、十二指腸)下部(大腸)ともに内視鏡検査が出来ます。
すべての消化器救急疾患に対応します。
吐血、下血などの緊急処置、ポリペクトミー、EMR(内視鏡による粘膜切除術)、ESD(内視鏡による粘膜下層切除術)、ERCP(内視鏡による胆道と膵管の造影)、EST(内視鏡による十二指腸乳頭切開術)他の処置に関しても行うことが豊島病院外科の特徴であり、診療の幅と質を保証しています。
現在内視鏡に関しては、最新世代の内視鏡システムが導入され正確な治療と診断が行われています。
困ったことがあったら豊島病院外科を受診してください。より迅速、適格な診断と治療の道筋を私たちは示したいと考えています。連携医の先生方ぜひ紹介してください。

豊島病院外科の特色

24時間吐下血、腹部緊急手術救急を確実に受け入れる。断らない救急

外科診療の大きな柱の一つは救急医療です。これに関して豊島病院外科はすべて受け入れています。
外科医全員が癌手術だけでなく緊急内視鏡検査、緊急内視鏡処置、緊急手術に対して使命感を持って診療しています。

待たせない診療とチーム診療

たとえば…

  • 疾患の発見から治療までの期間を最短にすること。
  • 食事をとらずに行う検査をできるだけ同一の日時に行うこと。
  • 手術までの時間を待たせないこと。
  • 検査の結果報告をできるだけ当日に行うこと。
  • 病状が判明しても何日も、何週間も治療までの待ち時間があるといったことは避けたい。
  • 検査を予約して検査して結果を聞いてtotal3日もかかってしまうようなことを避けたい。
こうした患者さんの心情と社会生活に少しでも配慮した医療を考えています。
それらは、外科のみの実力でできることではありません。放射線科、病理科、生理検査室、麻酔科ほか、他科の協力があって可能です。豊島病院のチーム医療がこうしたことを可能にしています。
外科の新患受付は当日でも必ず可能です。予約枠は空いています。初診患者さんは翌日にも予約を取ることができます。

食道診療


特色ある専門外来

痔・肛門疾患外来のページへ
お尻でお悩みの方ぜひご覧ください。(平成28年10月~外来枠を拡充しています)

小児外科・小児泌尿器科 外来のページへ
鼠径ヘルニア、臍ヘルニア(でべそ)、包茎などでご心配な方はぜひご覧ください。
順天堂大学医学部小児外科の山髙教授が担当します。

確実な診療手術のために;回診と検討会

毎朝カンファランス
確実な診療手術のために外科医師は毎朝カンファランスを行い治療が適正に行われていることを互いに確認しています。

術前カンファランス
手術前にその適応、方法に関して議論する術前カンファランス。

症例検討会
入院患者全員の病状についての全症例検討会。

全員回診
週2回の全員回診と、毎週毎日の検討会を行い全外科医師が全外科入院患者さんの主治医、副主治医であるということをモットーに診療に臨んでいます。そして私たち臨床医とは、床に足を運び臨む医師のことです。 

病棟症例検討会
看護師、医師の定期症例検討会も毎週行われます。

cancer boad

癌症例検討会
さらに、癌患者さんに関しては、cancer boardと呼ばれる検討会が臓器ごとに開催され治療方針が議論されます。そして最終的に主治医が責任を持った全人的医療を行ってゆきます。
こうした会議、連携、情報の共有が煩雑な手続きなしに時をおかずに行われることにより、豊島病院の外科医療はより適正なものになっています。

~連携医の先生方へ~
外科病理カンファランス
外科病理カンファランス、医療連携講演会を各季実施しています。連携医の先生からの紹介症例に関して興味深い内容に関して議論し学んでゆきます。