周産期医療関係者研修
平成29年1月27日、墨東病院において「平成28年度周産期医療関係者研修」を開催いたしました。当研修は東京都福祉保健局から委託を受け、東京都総合周産期センターに指定されている病院において、輪番で毎年開催されているものです。地域周産期センターや地域の周産期医療施設等の医師、助産師、看護師等に対し、専門的・基本的な知識、技術を習得させる目的で開催されております。
周産期医療を取り巻く社会情勢や医療知識・技能は日々変化しております。今回は周産期医療の知識や技能に関する研修だけでなく、社会的リスクを抱えながらも出産されるケースに関するシンポジウムを開催いたしました。シンポジウムでは、精神科のクリニックの先生や行政機関の職員の方々、婦人保護施設の施設長をお招きし、精神疾患患者の妊娠・出産についてや地域での支援体制や連携についてご講演いただくとともに、質疑応答やパネルディスカッションを開催いたしました。
当日は156名と、多くの方にご参加いただき、非常に有意義な研修となりました。特に、シンポジウムに関しては、多くのご質問をいただき、皆様の関心の高さを肌で感じることができました。
今回、「平成28年度周産期関係者研修」がたくさんの方々のご尽力、ご協力により、無事に、また盛大に開催できたことを心よりお礼申し上げます。今回の研修で学んだ点を地域の医療に還元できるように、ともに頑張っていきましょう。
2017年3月31日 最終更新