当院で初となるJMECCを開催しました
去る平成27年11月28日(土)、埼玉医科大学・国際医療センターからJMECCディレクターを招聘し、当院のインストラクター、アシスタントインストラクターで、当院初のJMECCを開催いたしましたので、お知らせいたします。
JMECCとは、日本内科学会が主催する「内科救急・ICLS講習会」のことで、2017年度より始まる新専門医制度において、新内科専門医プログラム基幹病院では、自院で開催しなくてはなりません。JMECCを開催するには、JMECCディレクター一人と、インストラクター(ブース長)、アシスタントインストラクターが数名ずつ必要であり、インストラクター、ディレクターになるには内科学会や大学で開催される指導者講習会や、JMECCでアシスタントやインストラクター、ブース長を経験しなければならず、当院で初となるJMECC開催にあたり、当初は困難が予想されました。
しかし、救命救急センター内科系医師でICLSインストラクター有資格者(通常コースより早くJMECCインストラクターになれます。)が中心となってJMECC指導者講習会やJMECCに参加してくれた甲斐もあって、5人がJMECCインストラクターとして認定されました。内科系でも、5人がJMECC講習を受け、アシスタントインストラクターの資格を得ました。このような努力の甲斐あって、11月28日に当院でのJMECC開催を実現することができました。
当日は、当院とたすきのジュニアレジデント12名を対象に、8時50分から昼食を挟んで17時30分まで座学、実習をJMECC共通プログラム、教材で実施し、無事全員にJMECC修了証を授与することができました。救命救急センターの先生方の尽力と、内科系有志の協力や事務方の支えがあったおかげであり、院一丸となった取組に感謝しています。
これからも当院内科は、年1回定期的にJMECCを開催し、新内科専門医を育てて行きたいと思っております。
副院長 富山順治


2015年12月15日 最終更新