神経内科

特徴

脳血管障害急性期医療に注力しています。幅広い神経疾患の診療を行っています。

取扱の多い主な疾患

脳梗塞、脳出血、パーキンソン病、てんかん、認知症 など

経験できる手技

神経診察一般、脳卒中診察(NIHSSなど)、腰椎穿刺、頸動脈エコー など

メッセージ

年間約300例の脳血管障害の入院があり、急性期-亜急性期診療ができるようになります。変性疾患や発作性疾患、神経感染症など幅広い疾患の外来・入院診療を行っており、神経疾患の診療が幅広くできるようになります。MRI、SPECT、電気生理検査など必要な検査は院内で行うことができます。

循環器内科

特徴

  1. 内科系研修の重点診療科です。
  2. 循環器疾患の中でもCommonなものを数多く研修できます。
  3. 循環器疾患だけではなく、高齢者における混合疾患を経験できます。

取扱の多い主な疾患

虚血性心疾患、心不全関連疾患、腎不全、不整脈疾患

経験できる手技

心カテーテル、心臓超音波、ペースメーカー植え込み術、シャント作製術、人工透析

メッセージ

循環器内科疾患は言うに及ばず、臨床医として必要な基礎技術(問診、診察、カルテ記載、静脈確保、処方法など)を研修していただきます。基礎が身につけば、以後様々な診療科での研修で困ることはないでしょう。

消化器内科

特徴

  1. 消化器内科領域の良性・悪性疾患全般に亘り急性期から終末期医療まで診療を行っている。
  2. 消化管ESD・EMR、超音波内視鏡、胆膵内視鏡(EST、胆道ステント等)を積極的に行っている。
  3. 消化器悪性腫瘍の診断、治療(内視鏡手術、化学療法等)、緩和医療まで幅広く行っている。

取扱の多い主な疾患

消化器領域の癌、消化性潰瘍、炎症性腸疾患、肝胆膵疾患(膵炎、胆石胆嚢炎、肝炎など)

経験できる手技

腹水穿刺,腹部超音波検査、消化管内視鏡検査など

メッセージ

消化器内科領域の疾患は多彩で、当科では消化管疾患、肝胆膵疾患と消化器内科全般にわたり、専門的治療を行っており、研修医は効率よく知識および技術を習得することができます。また、急性期のcommon diseases を軽症から重症まで数多く経験することができ、消化器疾患における初期診療の臨床能力を獲得できます。内科研修の一環として、消化器疾患の診療方法、手技を十分に習得できるものと考えております。

血液内科

特徴

  1. 血液疾患へのアプローチの基本が学べます。
  2. 骨髄やリンパ節の病理評価の実際を学べます。
  3. 化学療法,輸血療法の実際を学べます。

取扱の多い主な疾患

白血病,リンパ腫,骨髄腫など血液悪性腫瘍の症例を豊富に経験できます。

経験できる手技

骨髄穿刺,骨髄生検、末梢型中心静脈カテーテル(PICC)挿入などの手技を習熟できます。

メッセージ

まずは病歴の取り方、リンパ節腫大の評価など理学的所見の診方、血液検査や基本的な画像診断の解釈のし方を、入院患者の診療を通じて実際に体験していただけます。これにより、一般内科医にとっても必須である血液疾患へのアプローチの基本を学ぶことができます。
次いで、骨髄穿刺や骨髄生検の手技を習得したり、骨髄やリンパ節の病理学的評価の検討会に参加することで、より専門性の高い診療技術を体験することができます。
さらに、化学療法と輸血療法の実際を経験することで、血液内科に限らず、腫瘍内科に興味のある先生にも必須となる臨床的な知識を、短期間で集中的に学ぶことができます。

小児科

特徴

  1. 年間1200人以上の入院と9000件を超える救急患者の受け入れ。
  2. 豊富な症例に基づき、一般的な小児科診療を幅広く学べます。
  3. 子供たちの健やかな育成と地域に根差した子育てを支援しています。

取扱の多い主な疾患

各種さまざまな感染症、喘息、川崎病、熱性けいれん・てんかん、内分泌疾患、腎泌尿器疾患

経験できる手技

採血、末梢静脈路確保(新生児~乳幼児含む)、導尿、腰椎穿刺、胃洗浄、高圧浣腸、心臓超音波、腹部超音波など

メッセージ

近年、子供や保護者を取り巻く環境は著しく多忙かつ多様化しています。当院小児科では子供たちの健やかな発育発達はもちろん、時間的社会的負担を強いられているお父さん・お母さんからも安心感をもって信頼してもらえるような地域に根差した小児科をめざしています。小児のcommon diseaseを幅広く学ぶとともに、社会との連携も理解できる広い視野をもった医師の育成をめざします。

腎臓内科

特徴

  1. 水・電解質異常への対処法が学べます。
  2. 浮腫の鑑別ができるようになります。
  3. 尿量が減っても、慌てなくなります。

取扱の多い主な疾患

水・電解質異常、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、急性腎障害、慢性腎臓病

経験できる手技

腎生検・透析用中心静脈カテーテル挿入・シャント作製・シャント穿刺

メッセージ

当院の腎臓内科は、「腎臓病」と名が付けば、まずはどのような疾患でも診るようにしています。特に、水・電解質異常は敬遠されることが多い分野ですが、当科では積極的に対応しています。取っ付きにくい印象のある腎臓内科ですが、基礎から丁寧に教えますので、怖がらずに覗いてみて下さい。

内分泌・代謝内科

特徴

内分泌救急の多い病院だと思います。全身を治療するという点で救急入院、全身管理症例が多く、安定した時期に行う負荷テストは原則として外来で行う体制をとっています。

取扱の多い主な疾患

糖尿病、甲状腺疾患、下垂体副腎疾患、小児科からのキャリアオーバー症例が定期的にありますので、性腺疾患や染色体異常例もある程度の割合でいます。

経験できる手技

自己血糖測定・自己インスリン注射の手技指導、甲状腺超音波、甲状腺のう胞穿刺、各種内分泌学的ホルモン検査・負荷テストの実際(下垂体副腎などの機能検査)

メッセージ

ダイナミックな治療や全身を診る内分泌専門医、糖尿病専門医を目指す方は、是非当科をお勧めします。
専門的診断前に粘り強く他科と共同で総合的に治療し、内科疾患の中に埋もれたホルモン異常の的確な診断・治療で、著明に改善する患者様を目の当たりにする感動を共有できる医師を求めています。

歯科口腔外科

特徴

  1. 口腔外科を軸に、幅広い診療の経験が可能。
  2. 基礎疾患を背景とした周術期管理の経験。
  3. 実際の症例を通じた高密度な指導。

取扱の多い主な疾患

悪性腫瘍、良性腫瘍、嚢胞性疾患、顎関節、埋伏智歯、インプラントなど

経験できる手技

点滴、採血から伝達麻酔、抜歯など口腔外科臨床の基礎的手技から開始

メッセージ

これからの歯科医師は単に歯牙・口腔軟組織だけ診察するのではではなく、全身の中の一口腔単位と、それに付随する器官まで診察できる知識と技術が必要とされています。それには口腔のみならず関連した医療の知識を得るとともに、それらを理解したうえでの周術期管理、診療技術が必要です。これを成就するためには多くの努力と苦労、時間が必要になるのは疑いようのない事実ですが、これからの歯科医療を支える一人として是非目標にして欲しいと考えています。1年間という短い期間で忙しい毎日ですが、歯科医師としての大事な第一歩を是非当院での研修で踏み出して頂きたいと思います。

放射線科

特徴

  1. 小児から高齢者において初期研修に大切な画像診断に関わり、画像の基礎や読影方法を経験できる。
  2. 他科との強い連携により、画像診断を通じて総合的な『臨床力』を高める事ができる。
  3. 前立腺小線源治療及び定位、IMRTなどの高精度放射線治療を学ぶ事ができる。

取扱の多い主な疾患

脳血管障害、急性腹症

経験できる手技

CT、MRI、核医学の原理の理解と検査法、造影手技と造影剤使用法

メッセージ

初期研修向け画像セミナー、放射線関連の学会参加を積極的に支援しています。医療ITに通じたい方も大歓迎です。働きやすさや体調管理にも留意しています。放射線技師、放射線看護師、クラークなどの多様スタッフとも親しみやすい環境作りに心掛けています。