現役研修医のお2人にインタビューを行いました

現役研修医、本音トーク

お2人が研修先として多摩北部医療センターを選んだ理由は何ですか?

Yさん

研修医イメージ

「私は都立病院・大学病院系を中心に、探しました。多摩北部医療センターは見学のとき印象的な出来事があって。研修医の先生が案内してくれたんですが、ちょうどそのとき、救急の患者さんが来たんですね。研修医の先生と指導医の先生が治療に当たっていたのですが、その先生方のやりとりの様子がとても良いなと思いました。まさに、「あうんの呼吸」というか、指導医と研修医が信頼しあい、協力し合い、スムーズに診察を進めていて。」

Aさん

「私も、指導体制に惹かれました。私が研修先選びで重視したのは、研修医が多すぎないこと。たくさんいると何人かで同時に1つの科をまわることになるので、その科で経験したい手技などが経験できずに終わってしまうのではないかと思ったからです。それと、雰囲気も決め手の1つでしたね。そもそも私が多摩北部医療センターを知ったのは、ここで働いていた先生に聞いたのがきっかけ。『アットホームだよ』とその先生はおっしゃっていましたが、まさにその通りでした。ここ以外にも2ヶ所病院を見学しましたが、研修医の先生がフルで案内してくれたのはここだけで、それも大きかったです。」

Yさん

「雰囲気はやはり大事だと思います。この病院は職員さんが皆あいさつをしっかりし合っていて、すごくあったかいと思います。私はすっかり気に入って、2回も見学に来ちゃいました。」

Aさん

「実際に研修してみないとわからないことも多いので、見学で大切なのは、雰囲気を肌で感じることだと思います。その中で、自分がここで研修したいと思ったところを選べればいいのかなと思います。」

Yさん

「あとは細かい部分ですね。私も、他に大学病院と都立、1つずつ見学したんです。でも大学病院は1000床で、規模が大きすぎるなと感じました。都立病院は寮がなくて、都心で一人暮らしは金銭的に自立するのがギリギリで、あまり積極的には考えませんでした。多摩北部医療センターは、私が初期研修に求めているものが、まさに揃っているという感じでした。」

では、実際に働いてみての感想は?

Yさん

研修医イメージ

「働く前、私がいちばん怖かったのは、自分の未熟さのせいで患者さんに迷惑をかけることでした。その点、ここは本当に安心だと思います。指導医の先生がいつも後ろについて見守っていて下さるし、何か新しい手技をする際にも、まずお手本を何度も見せて下さり、その後、シミュレーションを指導医の先生がチェックして下さり、という手順がしっかりしていますから、『あぁ、ここに来てよかった』といつも思ってます。」

Aさん

「院長や副院長の先生方も、声をかけてくださる。とにかく、先生方との距離が近いところが魅力です。症例も、指導医の先生だけではなく、他の先生方の患者さんも見せていただけるので、自分が『学びたい』と思ったことを学べて、すごく勉強になります。」

Yさん

「それと、看護師のみなさんをはじめ、他職種の方々が本当にあたたかい。慣れない手技をする時などに少し時間がかかってしまったりしても、とても温かく見守ってくださいます。」

Aさん

「病棟に薬剤師の方々がいらっしゃるので処方に対してもいろいろとアドバイスしてくださったり、とても勉強になります。リハ科や検査科、放射線科などとの連携もスムーズで、病院全体で協力体制ができていると感じます。」

Yさん

「研修のカリキュラムもいいです。基礎研修がちゃんと1ヶ月あって、採血とかも練習できますし。ちょっと慣れてから病棟デビューできるから安心だと思います。先輩方も、積極的に腕を差し出してくれて、本当に助かります。」

Aさん

「私は選択期間の長さがちょうどいいなと思いました。2年目の8月から3月までと、わりと長めですが、適度だと感じます。診療科によって他の病院で研修させていただけるのも、気分転換になっていいです。」

Yさん

「いろんな科を経験して、予想以上に症例も幅広いと思いました。大規模病院ではないですが、いろいろな疾患の患者さんの診療、治療を経験することができますし。」

Aさん

「高齢の患者さんが多いので、おしゃべり好きの方だと可愛がってくださったり、そういうふれあいも、地域に密着した病院ならではの魅力だと思います。」

では、お2人の今後の目標は?

Aさん

「多摩北部医療センターは、患者さん1人ひとりに医師の先生方がじっくり関わる病院です。指導医の先生が末期の患者さんのところに行き、1時間じっくりお話をなさる姿をみて、『こういう、きちんと患者さんに向き合えるような医師になれたらいいな』って思いました。」

Yさん

「私はまず、最低限『他の担当医だったらよかったのに…』という事が決してないよう、しっかりとした技術と知識を身につけることが目標ですね。その上で、しっかり と患者さんの想いを汲み、大事にしていきたいと思っています。何が患者さんに とって必要か、何が患者さんにとってベストかを常に考えて診療にあたる。そう いう医師になろうと思います。」