地域連携クリニカルパス

地域連携クリニカルパス

地域連携クリニカルパス

地域連携クリニカルパスとは、急性期病院→回復期病院→退院が円滑に行われることを目的とした診療計画について治療を行う全ての医療機関が共有して用いるものです。
当院で現在運用している地域連携クリニカルパスは下記のとおりです。

  1. 大腿骨頚部骨折連携パス
  2. 脳卒中連携パス

東京都医療連携手帳(がん地域連携クリニカルパス)

東京都では、都内医療機関が共通に使用できる5大がん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)及び前立腺がんの地域連携クリティカルパス「東京都医療連携手帳」の運用を行っています。墨東病院は「がん診療連携拠点病院」であり該当するすべてのがんで医療連携手帳を発行する体制を整えています。
がん患者さんが、手術など専門的な治療を行った後に発行します。医療連携手帳は、患者さんの既往歴、現病歴、癌治療情報、肝機能など付帯情報、今後の検査予定など長期的な診療の計画をまとめたものです。通信欄によって治療病院医師とかかりつけ医の情報交換も出来るようになっています。患者さんが医療機関等を受診する際にこの手帳を持参することにより、専門病院の医師、かかりつけ医、その他の医療機関等が、患者さんの治療経過を共有でき、より適切な診療が可能になります。

がん地域連携クリニカルパスイメージ
がん地域連携クリニカルパスイメージ

東京都医療連携手帳の運用に当たっては、診療所等(連携医療機関)は「がん治療連携指導料(300点#令和4年度診療報酬)」が算定できます。診療報酬の算定に当たっては、あらかじめ関東信越厚生局に施設基準の届出を行う必要があります。東京都では、東京都医師会がまとめ役として連携医療機関の包括名簿の作成を行っています。この名簿をもって、がん診療連携拠点病院等(計画策定病院)は関東信越厚生局に届出を行います。不明な点はいつでも、当院の地域連携支援グループまでお問い合わせください。

医療連携手帳の発行実績

発行年発行件数内訳
令和4年46件肺がん 26件、乳がん 20件
令和3年51件肺がん 22件、乳がん 26件、大腸がん 2件、前立腺がん 1件

東京都保健医療局HP該当箇所

東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス) 東京都保健医療局 (tokyo.lg.jp)(外部リンク)



2023年10月4日 最終更新