広尾病院でのお産

お産チラシ
広尾病院のお産

当院で分娩をご希望の方へ

当院の分娩は予約制となっております。お近くの医療機関にて妊娠の診断をうけられた上、予約センターで外来診療の予約をお取りいただき、早めの受診をお願いします。

やむを得ない事情により妊娠24週以降に当院での分娩希望となり、受診希望される際には、おかかりの医療機関の医師から直接当院医療連携へご相談ください。

分娩の予約状況により、ご希望に沿えないこともありますのでご了承下さい。

外来初診時には他院からの紹介状、検査結果を必ずご持参ください。

予約センター

電話番号:03-3446-8331(直通)
平日:9時~17時
土曜:9時~11時30分

(注)恐れ入りますが、当院で分娩予定がない方の妊婦健診はお引き受けしておりません。

産科外来

産科外来部門では、妊娠初期から医師、助産師による指導を行い、妊娠中の不安の軽減に努めています。 当院に通院中の妊婦さんで経過が順調な方は、産婦人科医師の判断により、健診や保健指導の一部を助産師が行います(マザーケア外来)。

妊婦健診について

  • 妊婦健診は基本的に担当医制のため決まった曜日に受診いただきます。
  • 妊娠初期~妊娠24週ごろまでは4週間ごと、24週~36週までは2週間ごと、36週以降は週1回の健診が必要です(検査内容や妊娠経過によって変わることもあります)。経過が順調な場合には、健診の一部として、助産師によるマザーケア外来を受診いただくこともあります。
  • 健診時には、必要に応じて腹部超音波検査、内診等を行います。

当院での分娩を希望される方で、妊婦健診はご自宅近くの医療機関での受診を希望される方

経過に問題がなければ妊娠初期に1度受診いただき分娩予約をお取りいただいた上で、妊娠31週までの間お近くの医療機関で妊婦健診を受けていただくことも可能です。32週以降は当院で妊婦健診を受けていただきます。当院で設定している検査項目がありますので、当院再受診後、検査項目の追加・重複があることがあります。

妊婦健診等検査項目及び費用

妊娠週数検査項目
妊娠初期
  • 経腟超音波検査(胎児の測定により分娩予定日の確認)(注)腹部超音波検査でも同額
    1回目:約5,500円 同月内2回目の場合:約4,800円
  • 子宮頸部細胞診 約3,200円
  • 妊娠初期血液検査(血液型・不規則抗体、血算、随時血糖、甲状腺機能(TSH、fT3、fT4)、感染症(HBV、HCV、HIV、HTLV-1、梅毒(RPR抗体、TP抗体)、風疹抗体価、
    トキソプラズマ(IgM抗体、IgG抗体)) 約18,000円
20週ごろクラミジア検査 約3,400円
24-26週妊娠中期血液検査(血算、随時血糖) 約3,600円
35-37週腟入口部~肛門周囲の細菌培養(B群溶連菌のチェック) 約4,400円
36週ごろ妊娠後期血液検査(血算、凝固など) 約2,800円 血液型検査の追加+約2,000円
37週NST 約2,100円
40週以降NST 約2,100円

マザーケア外来(助産師による妊婦健診):妊婦健診票を使用
1か月健診:母 約6,500円、赤ちゃん 約4,000円
母乳外来:約1,000~5,000円(乳房の状態により変わります。)

  • お持ちの保険証の種類によって自己負担額が異なります。あらかじめご了承ください。

助産師によるマザーケア外来

通院中の妊婦さんが安心して出産が迎えられるように、助産師によるマザーケア外来を開設しています。専用のスペースで妊娠中の疑問やお悩みを伺い、気軽に相談いただけます。

また、産後の母乳・育児に関する相談・ケアも行っております(当院でお産された分娩後6カ月までの方が対象です)。

妊娠・出産・産後まで助産師が心を込めてサポート致しますので、是非ご活用ください。詳細は、スタッフにお尋ね下さい。

うぶ声クラス(母親・両親学級)

病棟看護スタッフにより下記の内容で開催しています。(休止中)

対象妊娠32-35週の初産婦の方
開催日原則 第2・4土曜日 13-16時(開催日時は変更の可能性あり)
内容お産の経過について
入院について(必要物品、入院の時期、面会時間等)
立会い分娩について
病棟見学等

立会い出産のための両親学級を兼ねておりますので、ご夫婦でのご参加を歓迎しています。
育児相談や妊娠中のサポートへのご相談もお受けしていますので是非ご活用下さい。

申込方法

産婦人科外来で保健指導の際にお受けしております。
尚、電話によるお申込みもできますので産科外来へご連絡下さい。日程の詳細につきましては、申込み時にご確認下さい。

産科病棟

病室について

  • 広尾病院産婦人科病棟は、大部屋(6人部屋)と、シャワーやトイレを備えた有料個室(2室)があります。(お部屋、ベッドの場所の選択はできませんのでご了承下さい)
  • 陣痛室は3床、分娩室は2床です。
  • 分娩立ち合いは1名可能です。
大部屋(6人部屋)
個室(1人部屋)
陣痛室
分娩室

入院生活について

  • 産婦人科医師、看護スタッフ、更に小児科医師の協力のもと、患者さんが安心・安全に分娩し育児ができるようにお世話をしております。
  • 入院中は、お母さんと赤ちゃんの入院スケジュールのわかるクリニカルパス(診療計画表)に則って入院生活を支援しています。

《入院日数》

  • 正常分娩の方は入院~出産日+産後5日目まで
  • 帝王切開術の方は手術前日から手術後7日目まで
    (注)お母さんと赤ちゃんの体調や状態によって入院日数は変わります。

《入院中のお食事》

  • 入院中はお母さん、赤ちゃんのことを考えたバランスの取れたお食事を提供しています。アレルギー食、その他必要に応じてお食事の個別対応も行っています。
  • 産後3日目、帝王切開の方は4日目に、お赤飯とデザートを添えた「お祝い膳」を夕食にご用意します。
お祝い膳

入院中の看護について

  • 皆さまのご要望にお応えし、ご満足の頂けるお産ができるように、どのようなお産にしたいかという「バースプラン」を立てて頂いています。外来の保健指導の際に用紙をお渡ししています。また、お産後は分娩を担当した助産師とお産の振り返りをする「バースレビュー」も行っています。
  • お産直後からの早期接触や早期授乳を行っています。また、乳房の自己マッサージの指導・ケアも行い、母乳栄養に力を入れています。
  • 母児同室は体調や赤ちゃんの状態に合わせて行っています。ご希望があれば出産当日から母児同室が可能です。夜間を含めた母児同室は、産後1日目(帝王切開の方は術後4日目)から行います。
  • 沐浴指導と調乳指導(原則、初産婦の方が対象、経産婦の方は希望制)及び退院指導を入院中に行います。ご希望があればいつでも沐浴指導のDVDをご覧いただけます。
  • 沐浴指導は個別に行っており、実際にご自身で赤ちゃんをお風呂に入れることができます。
  • 退院まで継続して授乳や育児等についてサポートします。
授乳室

病棟での面会についてのご案内

  • 令和5年12月現在、当院の面会時間は11時~16時(1回あたり15分間、2名まで)となっています。
  • 面会ご希望の方は1階で面会バッチを受け取られた上、4階にお越しください。面会前にナースステーションのスタッフにお声がけください。
  • 体調のすぐれない方、12歳以下のお子様は病室・陣痛室には入室できません。12歳以下のお子様との面会はデイルームにてお願いします。
  • 授乳室は入院中のお母さん以外は入室できません。
  • 大部屋は安静が必要な方もおり、感染管理の観点から大人数での面会はご遠慮ください。(その際にはデイルームをご利用ください。)
デイルーム
太陽の庭(デイルームよりご覧いただけます)

赤ちゃんとの面会について

  • 12歳以下のお子様が面会に来られた時は、赤ちゃんを新生児室に預けガラス越しの面会をお願いします。
  • 赤ちゃんと面会する際には、必ず手洗いをお願いいたします。病室の入り口にある手指消毒薬もご利用ください。
  • 赤ちゃんが保育器に入っている場合、面会できるのは赤ちゃんのご両親のみとなります(状況により制限させていただく場合もあります)。
新生児室

分娩費用について

正常分娩:約47万円~(入院期間が6日間の場合)
帝王切開:約40万円~(入院期間が9日間の場合)
(注)但し、お母さんや赤ちゃんの体調や処置等により金額が変わることをご了承下さい。

大部屋(6人部屋):お部屋の料金はかかりません
個室 (1人部屋):利用料は1日につき1万6千円です。午前0時を境に1日として計算し、日数分の料金が加算されます。

産科医療補償制度について

当院は産科医療補償制度の加入機関です。当院で分娩される方は、本制度にご理解頂き、ご登録をお願いいたします。尚、費用は分娩費に含まれております。

当院では、『出産一時金直接支払制度』を採用しています

Q:『出産一時金直接支払制度』とは?

A:直接支払制度とは、健保組合が直接、出産された医療機関に対して出産育児一時金を支払う制度です。これにより、医療機関等の窓口で支払う出産費用は出産育児一時金を上回った額のみとなり、あらかじめ多額の出産費用を用意しなくて済みます。当院では、原則として全ての妊産婦さんと出産育児一時金の代理契約を合意文書により締結しており、分娩の予約手続の際に、1階5番入院受付で必要書類をお渡しします。必要事項を記入のうえ、入院日にお持ちください。

出産費用が50万円を超えた場合出産費用が50万円未満の場合
不足額を窓口にてお支払いいただきます。窓口でのお支払いはございません。
(注)差額については保険者(保険証の発行元)に請求することができます。

その他

  • 当院は看護学校や助産師学校の実習病院であるため、学生が教員・指導者と共に担当をお願いする場合があります。ご協力の程よろしくお願いいたします。
  • 出生証明書は病院で発行します。用紙は持参の必要ありません。

お産される方へ(保健指導)

各種保険指導については、下記リンクをクリックしてください。

保健指導

当院で出産された方からのアドバイスやメッセージ(令和6年1月)

当院でお産をなさった方からメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます!

  • 迷わずここを選んでいただきたいです。たくさんの助産師さんや先生がいるにもかかわらず、誰一人として適当な時はなく1人1人が生き生きとしてしていてとてもパワーをいただきました。本当にありがとうございました。(20代 経産)
  • 広尾病院でお産を控えた妊婦さん、安心して先生や助産師さんたちを頼ってください。(30代 初産)
  • 急に出産ということもあるので、用意・準備は早いに越したことないです。(40代 初産)
  • 痛みが強くなるにつれ、陣痛中すごくつらいと思いますが、必ず終わりがあるので大丈夫です。先生も助産師さんも優しく親切なので心強いと思います。(20代 初産)
  • 採血ですら嫌いな私でも、広尾病院の先生方の前向きな声で乗り越えられました。(20代 初産)
  • 産まれてくるまで何が起こるかわからないというのを実感した出産でしたが、経験豊富な先生や助産師さん皆さんのおかげで無事乗り越えられ、ずっと待ちわびていた我が子に会えました。(20代 初産)
  • お産への不安はあるでしょうが、助産師さんの言うとおりにすれば乗り越えられます。ママがうやることで一番大切なのは体力をつけておくことだと感じました。(30代 経産)
  • 私は初産にしては早い分娩時間だったみたいですが、思った以上に時間が長く感じたのと体力がなくなっていくのもとても感じたので、出産前からしっかり体力をつけておいた方がいいなと思いました。私は家でストレッチや犬の散歩を1日1時間したりしていました。(30代 初産)
  • いろんなお産があると思いますが、必ず終わりがあります。頑張ってください。(30代 経産)
  • 自分の意志を明確に伝えて良いお産を迎えてください。私は同じ病室だった人と仲良くなれて、悩みを話せてよかったです。(40代 初産)

最終更新日:2024年2月29日