Q&A(放射線部門)

Q&A

Q. 放射線検査による被ばくが心配です。繰り返し受けても問題ないですか。

A. 図は日常生活で受ける自然放射線量と検査で受ける放射線量を示しています。
医療被曝には線量限度が定められていません。線量を制限することにより病気の診断、治療に支障をきたすことがあるからです。
診療放射線技師は撮影する際に体格や個人に合わせて放射線の量を調整し、照射範囲もなるべく小さくして被ばく低減に努めています。
1回の放射線検査で受ける放射線量は少なく、健康に影響を及ぼすことはほぼありません。また、定期的に撮影する場合も放射線は体内に蓄積されることはありません。
病気の早期発見、治療のため画像検査は重要な検査ですので医師と相談のもと安心して受けてください。

 

放射線被ばくの早見図

Q. 放射線検査の費用はどれくらいかかりますか。

A. 表は一部の放射線検査における費用の目安です。
 検査した部位や造影剤使用の有無、機械等により異なることがあります。

 

骨密度マンモグラフィCTMRIRI
造影剤なし造影剤あり造影剤なし造影剤あり骨シンチ脳血流
3割負担約1,350円約1,800円約5,300円約8,500円

約7,000円

約11,000円約15,000円約21,600円

 

Q. 検査時間はどのくらいかかりますか。

A. 表は一部の放射線検査における検査時間の目安です。
検査する部位や造影剤使用の有無により異なります。特にRI検査は検査内容により検査全体に要する時間が大きく異なるため検査時にご案内します。

 

レントゲン撮影CTMRIRI
マンモグラフィ
骨密度
検査時間5~10分10分30分

20~40分

(撮像のみ)

 

Q. 検査時に.造影剤はなぜ使用するのですか。

A. 造影剤を使用することにより臓器間のコントラストが強調され、より画像診断がしやすくなるため、主にCT検査やMRI検査で用いられます。稀に副作用が起きることがあるので、医師と相談の上、必要に応じて検査を受けてください。

 

造影剤の種類CT、アンギオ、透視MRI透視
ヨードカドリニウムSPIOMRI経口消化管造影剤硫酸バリウム
投与方法血管投与(静脈もしくは動脈)血管投与経口経口
対象臓器全身全身肝臓膵臓、胆道系食道、胃、腸

【参考文献】
・イラストでみる放射線って大丈夫? 
 2011年第3版 日本放射線公衆安全学会 文光堂