人材育成について

人材育成について

各病院の放射線科には、コンピュータを搭載した大型の機器が数多く導入されています。しかし、その機器を使うのは、「人」すなわち診療放射線技師です。日進月歩の医療に速やかに対応し、高度な放射線機器を駆使し、患者さんに最高の医療サービスを提供し続けるためには「人」を育てることが大変重要です。
放射線科では、クリニカルラダーと人材育成委員会、専門委員会を軸とした教育・研修等により、質の高い診療放射線技師の育成を図っています。

(1)人材育成委員会

計画的な人材育成に取り組む組織として「人材育成委員会」を設置し、その下部組織として、「クリニカルラダー運営部会」や「研修運営部会」等、複数の部会を設けています。

各部会は、都立病院機構の施設横断的に組織されており、「クリニカルラダー運営部会」は、クリニカルラダーの作成や分析、指導者(クリニカルコーチ)の育成を担い、「研修運営部会」は若手からマネジメント層までキャリアステージに応じた研修全体の統括を行っています。

人材育成委員会は、経営や地域連携を担う「経営委員会」や医療安全を担う「医療安全委員会」、医療の質、機器の精度管理・品質管理を担う「医療の質委員会」、また各分野の専門性に長けたメンバーからなる専門部会を統括する「専門委員会」と連携しながら、全人的な診療放射線技師の育成に取り組んでいます。

人材育成委員会

(2)専門委員会

各分野の専門的な立場から、「人材育成委員会」に情報提供やクリニカルラダーの作成支援、人材育成支援等を行うため「専門委員会」を設置し、その下部組織として「CT」「MR」「DR」「マンモ」「血管撮影・IVR」「核医学」「放射線治療」の7つの専門部会を設けています。

各部会は、X線CT専門技師認定、磁気共鳴技術者認定、救急撮影認定技師、検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師認定、血管造影・インターベンション専門診療放射線技師認定、核医学専門技師認定、放射線治療専門放射線技師認定等の認定を保有しているスペシャリストで構成されています。その専門性の高さを活かし、各々の分野の精度管理や品質管理、被ばく管理に関することなど、その分野全般をカバーし、シンクタンク的な役割を担っています。

人材育成の面においても、クリニカルラダーの作成や指導者の育成、資格取得等のサポートを行います。

((注) 詳細な部会の説明は削除)

(3)クリニカルラダーの実践

新卒者の高学歴化が進む現在、若手職員のやる気を伸長させるとともに、中堅職員やベテラン職員も自己経験を振り返りながら、高い専門性をさらに身につけられる人材育成を進めていく必要があると考えています。今後、安全・安心で質の高い医療を提供できる職員を育成し、成長をサポートするしくみとしてクリニカルラダーを導入し、実践していくこととになりました。

クリニカルラダー
アウトカム

(4)放射線科の組織

各病院の放射線科では常勤と非常勤を合わせ約400人の診療放射線技師が働いています。ベテランから若手職員までそれぞれが能力開発できるように組織的に取り組んでいます。

放射線科では、診療放射線技師長会並びに診療放射線科係長会が組織されています。「人」を育てるには、ひとつの病院だけの努力では限界がありますので、前述の技師長会を中心に診療放射線科係長会のメンバーが指導的役割を担い、各病院の特色を活かしながら、組織的に質の高い人材の育成に取り組んでいます。

放射線部門(準備中)

※ 独立行政法人化に向けた準備段階の内容となっております。