地域とともに生きる総合診療医を育成し
価値ある医療を地域に暮らす人々に提供します

当院での研修の特徴

当院では内科後期研修プログラムとのダブルボード研修が可能です。総合診療プログラムと並行して内科研修プログラムを行い、総合診療プログラム3年に加えて、1年内科研修を行うことで内科専門医の受験資格を得ることができます。

当院は人口約75万人を有する東京都北多摩北部医療圏の地域医療支援病院であり、まさに地域に密着した医療の最前線として機能している病院です。病床数337床の中規模ですが、25の診療科を有し、循環器内科・消化器内科・腎臓内科・内分泌代謝内科・血液内科・リウマチ膠原病科・神経内科と豊富に内科系各診療科が揃っており、大規模病院と同等の医療を提供できます。また診療科を超えての連携が強く、疾患については専門的診療を追求しながら、患者を総合的に診療しています。


総合診療I(診療所・小規模病院での研修)6カ月、総合診療II(基幹病院などでの研修)6ヶ月、小児科3ヶ月、救急3ヶ月が必修となっています。当院は幼児から高齢者まで幅広く豊富な症例を経験することが可能であり、また多くの連携施設で充実した研修を行うことが可能です。さらに東京都立病院機構の強力なバックアップのもと、研修リソースの充実に努めており、基幹施設外でも指導や学習の機会を確保しています。総合診療専門医取得後は、病院総合診療医または新・家庭医療専門医などのサブスペシャリティの取得が可能です。
本プログラムを通じて、総合病院ホスピタリストを育成します。人間中心の医療・ケアの提供、診断が分からない不確実性の中でも臨床推論を進める能力、地域のニーズに応じた連携のマネジメントなどを身につけることができます。病院や診療所での外来、病棟、救急部門、訪問診療、僻地や島嶼など様々な場面で独立し、あるいは必要な助けを得ながら診療を行うために必要な様々なスキル(身体診察や超音波検査など)を会得することができます。

プログラムの概要

プログラム名

多摩北部医療センター総合診療研修プログラム

取得可能資格

総合診療専門医
総合内科専門医(ダブルボードの場合)

研修内容

総合診療医として外来・入院患者を順次担当します。担当医として入院から退院、外来フォローまでの経時的な診断・治療の流れを通じて、一人一人の患者の全身状態、社会的背景・療養環境調整をも包括する全人的医療を実践します。

研修期間:

  • 総合診療専門医を目指す→3年
  • 総合診療専門医・内科専門医を目指す→4年

<ローテート例>

総合診療研修ローテ例

施設群連携施設名

基幹連携

東京都立多摩北部医療センター
東京都立広尾病院
東京都立多摩総合医療センター
東京都立多摩南部地域病院
東京女子医科大学病院(外部リンク)
奥多摩病院(外部リンク)
常陸大宮済生会病院(外部リンク)
石橋クリニック
公立置賜総合病院(外部リンク)