当院の取り組み

日頃からの取り組み

医療安全管理室会議におけるインシデント・アクシデントレポートの検討

 院内から報告されたインシデント・アクシデントレポートのうち、再発防止策等の検討が必要なものに関しては、医療安全管理室会議において報告、議論されます。そのなかでも、生命への危険度、患者への信頼度に特に影響すると考えられるものについては、事案の概要と再発防止策を、医療安全委員会、リスクマネジメント推進会議にて報告しております。

医療安全パトロール

 医療安全の取り組みが院内各部署にどこまで浸透しているかを把握するため、定期的に医療安全パトロールを行います。年2回、各分科会リスクマネージャー等が各部署を訪問し、職員に対して医療安全に関する質問を行います。また、例年2月頃には院長、副院長をはじめとする当院幹部による巡回も行っております。
 パトロールで行う職員への質問事項の一例は以下のとおりです。
*患者確認方法チェック
*アレルギー薬剤のアイコンの表示方法
*2月11日(平成11年に当院で薬物誤注入事故が発生した日)はどのような日であるか

医療安全推進研修会

 当院では、当院職員向けに医療安全研修会を開催しております。行われている研修の一部をご紹介いたします。

薬物誤注入事故とその後の安全対策 -安全対策をどこまで広げたか-

 平成11年2月11日に当院で発生した薬物誤注入事故を決して忘れないため、このような事故を二度と引き起こさないためにどのような取り組みがされてきたかを学ぶために開催される研修です。この研修は、当院の全職員が年1回必ず受講することとなっております。

外部講師研修

 医療安全文化の醸成に資するため、院外から講師をお招きし、1時間程度、職員向けに講演をしていただきます。

都立病院医療安全推進週間

 都立病院では、毎年2月頃に「都立病院医療安全推進週間」を設け、医療事故防止に向けた重点的な取り組みを行います。当院でもこの期間に合わせ、独自に日頃からの取り組みの強化や研修会等を行います。
 都立病院医療安全推進週間では、年度ごとに都立病院にまたがって共通課題が設けられます。令和5年度の共通課題は「チームワークで作る医療安全~正確な情報伝達による共通理解でエラーを防ごう~」です。

最終更新日:2023年12月25日