専攻医のメッセージ

外科シニアレジデント(専攻医)からのメッセージ

氏名 / 所属 / 採用年度

佐々木 直迪 / 外科シニアレジデント / 令和元年度

メッセージ

私は外科系レジデントとして初期・後期合わせて5年間駒込病院で研修をしました。がんセンターである当院での外科研修は、初期研修医の頃から癌治療に携わる機会に恵まれます。各科の癌治療のspecialistの先生方から手術手技はもちろん、治療のストラテジーや周術期管理までを学ぶことができ、週2回の外科カンファレンスでは自分の経験した手術症例の治療方針、術中所見に関して1人でプレゼンテーションをしなくてはいけません。時に厳しいご指摘を頂き、へこむこともありますが、次は隙のないプレゼンテーションをしようと日々の研鑽のモチベーションになります。学会発表や論文執筆のチャンスも多く、専門医申請において困ることがない点も特徴です。いわゆる良性疾患の手術件数は他院の同期と比べると少ないですが、都立アカデミー内で基幹病院へのローテーションができるので私は十分に経験できました。癌治療に関して学びたい方は一度見学にきてください。

外科シニアレジデント(専攻医)の一日

8時30分出勤、チームカンファレンス or 外科カンファレンス
カルテを見て患者さんの状況を共有し方針を決定します。外科カンファレンスのある日は術前・術後のプレゼンテーションを行い外科全体で治療方針や術中所見に関する質疑応答を行います。
9時回診 or 手術
患者さんのベッドサイドに向かい診察します。手術に入るメンバーは手術室に向かいます。
12時昼食
13時病棟業務
病棟内や救急外来での緊急疾患対応など行う場合もあります。
16時チームカンファレンス
チーム内で日中に起きたことなどを共有します。
16時30分夕回診
回診をし、日中の患者さんの状態を確認します。
17時終業
帰宅する日もあれば、論文執筆や手術の勉強を行う日もあります。

放射線科シニアレジデント(専攻医)からのメッセージ

氏名 / 所属 / 採用年度

大越 優水 / 放射線科 / 令和2年度

メッセージ

放射線治療を専攻するからにはしっかり経験を積みたい、癌をもっと勉強したいという気持ちを持って駒込病院で研修することを決めました。
駒込病院はがんセンターという名前の通り癌患者さんがメインの病院なので、あらゆる癌を対象とする放射線治療医にとってはとてもいい環境です。より良い放射線治療を行うには他科の先生とのコミュニケーションが重要ですが、当院は他科の先生方も癌がご専門なので、治療に関して前向きな議論ができるだけでなくむしろ勉強になることばかりです。科の中の指導体制も行き届いていますし、キャンサーボードや学会発表も活発で、様々なことを学ぶ専攻医の期間を当院で過ごすことは間違いなく財産になるでしょう。
専攻医になったばかりの外来で四苦八苦しながら担当した患者さんたちとは、専攻医が終わる頃には数年のお付き合いになります。患者さんを通してその月日を振り返ったときどう感じるか、ぜひ当院で研修して実感してください。

 内科シニアレジデント(専攻医)からのメッセージ

氏名 / 所属 / 採用年度

上原 悠治 / 内科シニアレジデント / 令和3年度

メッセージ

当院はサブスペシャリティに拘らず幅広い知識を持った内科医を養成すると同時に、がんと感染症を中心に、アカデミアの活動にも力をいれている病院です。
どの先生方も優しく丁寧に指導下さり、各科の垣根が低くコンサルトしやすいです。私自身は腫瘍内科/呼吸器内科志望ですが、全身を診ることができる内科医に加えて、臨床研究に興味があり、当院での研修を選びました。呼吸器内科では肺癌診療を積極的に行っています。呼吸器感染症、COPD、気管支喘息、間質性肺炎など幅広い良性疾患も多く、J-osler(新内科専門医)に必要な症例数は専攻医の最初1年間で終えることができました。
臨床試験に携わる機会も多く、治験に加えて、JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)にも積極的に患者さんを登録しており、臨床試験のお作法を学べます。学会発表・論文執筆の機会も多く、私は後期研修の3年間で日本臨床腫瘍学会、日本肺癌学会、ヨーロッパ臨床学会(ESMO)、アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)全てにおいて発表の機会をいただけました。
さらに様々な他施設と連携しており、国立がん研究センター中央・東病院、静岡がんセンターなど幅広い病院で自由度が高い研修を行うことができます。その間も、駒込病院の先生方が色々な相談にのってくださり、専攻医の心の拠り所となってくれます。
病院全体が温かい雰囲気で非常に働きやすい環境です。ぜひ一度見学に来ていただければと思います。