松沢病院看護部

職員の声

新卒看護師と指導者からみた松沢病院の魅力

新卒看護師と指導者からみた松沢病院の魅力

1
新卒看護師:小橋 千奈

私は4月から急性期病棟で、患者さんとの関わり方について、日々悩みながら働いています。しかし困った時には、プリセプターを含む病棟の先輩方にすぐに質問し、助言や指導を受けています。また医師やケースワーカー、心理士、薬剤師の方々と関わることも多く、様々な職種の方からも学びを得ることができています。
入職して間もなくは、新しい環境での慣れない業務や初めて実践する看護技術への戸惑い、新型コロナウイルス流行による外出自粛のため、自分自身の様々なストレスがありましたが、プリセプターや看護師長、病棟の先輩方、つくしサポートの方々が相談に乗ってくださったおかげで、精神的にも身体的にも調子を崩すことなく勤務を続けることができています。病院、病棟全体で新人をサポートしてくださっており、非常に働きやすい職場であると感じています。こういった環境の中で、私は自分の目指す看護を実践できるように日々学び、成長していきたいと思っています。

2
指導者(プリセプター):秋元 文太

今回、初めてプリセプターになりました。病棟には教育委員や後輩育成担当主任がおり、スタッフ全員で新人看護師を育てる環境の中、安心して新人教育にあたることができています。また、メンタルサポートチーム「つくしサポート」が定期的に関わっており、病院全体で新人看護師を見守る体制が整っています。とはいえ、私自身の新人時代を思い返すと、あらゆる事に自信が持てず不安な日々の連続だったように感じます。そのような状況にある新人看護師の少し上の先輩になった今、プリセプターとして一番身近なところで支えとなり、一緒に悩み学んでいけるような存在でありたいと考えています。そして、プリセプターとして新人指導に携わることで、自分自身の成長にもつながっています。成長のペースは人それぞれ、長所も短所も十人十色です。それぞれの個性を生かした「自分なりの看護」を探っていけるのも松沢病院の良さだと感じています。

つくしサポートチーム

3
精神看護専門看護師:高橋・藤原・田中

「つくしサポート」は、精神看護専門看護師が離職防止を目的に、10年程前に新人看護職員対象のメンタルサポートの会として始まりました。この会では、新人同士の横のつながりを支え、互いに相談しやすい場づくりを大切にしています。このため、実施内容はストレスに関する心理教育、相互交流を促進するレクリエーション、自身の成長・変化に気づくセッションなど多岐にわたります。また、新人のメンタルサポートには、実際に人材育成を担う看護師長や指導者、先輩看護師との協働が欠かせません。このため、つくしサポートチームでは、病棟ラウンドを行うことで、新人を含め看護職員が相談しやすく、サポートに繋がりやすい職場風土づくりに取り組んでいます。
つくしサポートについて、新人からは「同期とリラックスして話せる場があってよかった」、「ストレス発散になり、明日から頑張ろうと思えた」、「コロナもあって皆で集まる機会がなく、話せる場があってよかった」などポジティブな感想を頂いています。また、年数を重ねるごとに、つくしを卒業した看護師たちが主体的に新人のフォローをしてくれるようになり、よい循環が生まれています。
今後も、つくしサポートチームは、松沢ならではの『その人らしさ』を大切にした人材育成、メンタルサポートを目指していきます。

ジェネラリストからみた松沢病院の魅力

4
看護師:小枝 奈々子

松沢病院では、精神科の急性期医療を中心とし、一般の病院では対応困難な精神科身体合併症医療、認知症疾患に対応する専門性の高い医療、看護が求められます。私は、認知症の専門病棟に所属しており、患者さんの特徴に合わせたケアが求められる中、学ぶことの大切さを日々感じています。「認知症看護」のエキスパート研修を修了しました。この研修は、特定分野における質の高い看護実践と指導的役割を果たすエキスパートを育成する東京都独自の研修制度です。認知症病棟でのケアをしながら知識を深め、他病院の研修生と意見を交換しキャリアアップに繋げることができました。他にも様々な研修制度があり、学べる環境が充実しているのは松沢病院の魅力です。また、悩んだ時にはそれぞれの専門分野の資格を持った先輩方に気軽にアドバイスが頂ける体制が整っているのも大きな魅力です。このような環境が私のモチベーションに繋がっています。

子育て中の看護師からみた松沢病院の魅力

5
看護師

私は松沢病院に看護師として10年以上勤務しています。
プライベートでは三児の父で、やんちゃな長男と目に入れても痛くない双子を妻と協力しながら育てています。子育てに際し、双子が生まれた時、3か月の育児休暇を取得しました。男性の育児休暇取得が叫ばれている昨今の日本社会ですが、男性である私が育児休業をとってもいいものかと気が引けました。「仕事はまたできるけれど、我が子の成長をそばで見守れるのは今しかない。君の子供の父親は、君しかいないのだから。」と快く送り出してくれました。。家事に加え、二人分の寝かしつけ、ミルク、おむつ交換、お風呂、上の子の面倒も忘れずに。慌ただしくも、日々成長していく子供らを見ることで、自身の人生観を深められる、良い日々でした。子供らの成長を肌で感じられる喜びはもちろんですが、家事育児の大変さも改めて感じ、妻に感謝する機会となりました。
今後、後輩パパたちが育児休暇取得に悩んだ際は、是非背中を押したいと思っています。
職場には先輩ママ、パパナースが多く、仕事だけではなく育児の相談もでき、子供の急な発熱で欠勤しなければいけなくなった時も、周りからは配慮してもらうだけでなく心配の声も多くかけてもらっています。職務での自身の成長だけでなく、プライベートも尊重される、ワークライフバランスの整った松沢病院で一緒に働ける日を楽しみにしています。

スペシャリストナースからみた松沢病院の魅力

6
精神科専門看護師:田中 友康

松沢病院の魅力は、第一に全員で新人を育てる(サポートする)意識が高いこと、第二に教育研修が充実していること、第三に心と身体の看護を学べることです。そして、チャレンジ精神旺盛でやる気に満ちた情熱的なスタッフが沢山いることです。私はこのような充実した環境で育てていただき、専門看護師認定に向けた東京都からの支援による派遣研修を経て、平成29年度から精神看護専門看護師として活動をしています。
精神看護専門看護師(CNS)は、平成29年度で全国に294名おり、うち5名が当院で活動しています。CNSには、実践、相談、調整、教育、研究、倫理調整の6つの役割があります。私は他のCNSと協力しながら、スタッフナースの看護サポートや研修の講師、看護研究の指導、外来での看護相談や家族プログラムを行っています。また、年間を通して新人のメンタルケアを行う「つくしサポート」を行っています。
メンタルヘルスの問題を抱えている方々に十分な支援を提供していくためには、チーム医療が不可欠です。他の経験豊富なCNSや認定看護師、医師やコメディカル、卓越した看護師の先輩や同僚に支えられながら、より良いチーム作りに取り組んでいきたいと考えています。

看護師長からみた松沢病院の魅力

7
看護師長:林 恵子

私たち看護部の一年は、「自分たちの部署課題は何か」を、皆で考えることから始まります。地域や社会のニーズを捉えながら、一年かけて取り組むべきことは何なのかを見極め、行動を具体化していきます。目標に向かう道のりは険しい時もありますが、各々が役割意識をもって支援し合うことで、部署のチーム力が育まれます。それが最終的に患者さんの満足度、職員のやりがいに繋がっていきます。
松沢病院には、職員間の密なコミュニケーションとおおらかな雰囲気、有事の際には多職種が力を合わせて対応する協同の精神が根付いています。このような風土を基盤に、QC活動、倫理カンファレンスなど医療看護の質向上のための様々な取り組み各病棟で行っています。
看護師の技術習得においては、部署を超えた学び合いの体制があることも魅力の一つです。精神疾患を合併しない一般科の患者さんも受け入れているので、細分化された精神科の専門領域のみならず、幅広い看護技術の習得が可能になります。