診療内容
耳鼻咽喉科は、耳・はな・のどの感覚器を含み、鎖骨より上の頸部の診察を行っています。これらの障害はQOLにもかかわりうるため、早期に適切な対応が望まれます。
当科ではそれぞれの患者さんの状態を考えながら、常に丁寧な診療を行い、患者さんにわかりやすく満足度の高い治療となるよう心掛けています。
外来診療は火曜日を除く毎日行っており、随時急患にも対応しております。
耳鼻咽喉科一般診療に対応しますが、特にめまい診療や慢性副鼻腔炎、口蓋扁桃摘出術の方が多くなっています。耳鼻のどでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
当科ではそれぞれの患者さんの状態を考えながら、常に丁寧な診療を行い、患者さんにわかりやすく満足度の高い治療となるよう心掛けています。
外来診療は火曜日を除く毎日行っており、随時急患にも対応しております。
耳鼻咽喉科一般診療に対応しますが、特にめまい診療や慢性副鼻腔炎、口蓋扁桃摘出術の方が多くなっています。耳鼻のどでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
- 耳疾患
・急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎
・突発性難聴/急性感音難聴 ステロイドの投与を行います。重症度や合併症により入院加療が必要になることがあります。
・加齢性難聴 程度に応じて補聴器装用をお勧めしています。
・耳鳴症 聴覚評価や苦痛度の評価を行います。補聴器装用により耳鳴が軽くなる場合があります。
・耳管機能障害(耳管狭窄症、耳管開放症):耳閉感や自分の声が耳に響くなどの症状があります。耳管機能検査を行い、狭窄症については投薬や耳管通気療法、開放症に対しては生理食塩水点鼻療法や漢方薬投与、鼓膜テープ固定などを行っています。
・めまい 必要に応じて脳や心臓由来のめまいを除外した上で、メニエール病・前庭神経炎・良性発作性頭位めまい症など、耳からおこるめまいを細かく同定し、疾患に応じた治療を行っています。理学療法やリハビリ治療も積極的に行っています。
・顔面神経麻痺 原因不明の神経麻痺や帯状疱疹ウイルスに伴う麻痺、腫瘍性疾患に伴う麻痺などがあります。重症度や合併症により入院加療が必要になることがあります。投薬のほか、リハビリ科と連携したリハビリも行っています。 - 鼻疾患 アレルギー性鼻炎、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症鼻出血症、鼻副鼻腔腫瘍、など
アレルギー性鼻炎に対しては主に投薬治療を行っています。内服加療で軽快しない副鼻腔炎に対しては手術加療を行ったり、術後再発例に対する分子標的薬の注射療法により良好な結果を得ています。 - 咽喉頭疾患
・急性扁桃炎、急性扁桃周囲膿瘍:抗菌薬の点滴投与や、膿瘍を形成している場合は膿瘍穿刺や切開を行います。食事の摂取ができない場合は入院加療が必要になります。
・慢性扁桃炎 繰り返す扁桃炎に対しては口蓋扁桃摘出術を行います。
・病巣扁桃 IgA腎症、掌蹠膿疱症など扁桃炎との関連を疑う疾患に対して口蓋扁桃摘出術を行います。当科では腎臓内科と連携して数多く行っております。
・睡眠時無呼吸症 扁桃腫大や軟口蓋の形態異常が原因と考えられる場合は外科的治療を行っています。
・味覚障害:亜鉛などの微量元素欠乏症、薬剤性、などの原因があります。亜鉛補充療法などを行います。
・口腔乾燥症、舌炎
・声帯ポリープ、声帯結節、声帯嚢胞
・嚥下機能障害 肺炎を繰り返している方などに嚥下機能評価を行います。 - 頸部疾患
・唾液腺炎、唾液腺腫瘍、頸部リンパ節腫脹、甲状腺腫瘍など
悪性疾患は診断まで行い、治療は高次施設にご紹介しています。
主な医療設備
検査機器
・電子スコープ(NBI対応)
・ファイバースコープ
・喉頭ストロボスコープ
・標準純音オージオメータ
・インピーダンスオージオメータ
・耳管機能検査
・補聴器適合検査
・ABR検査
・赤外線眼振検査
・重心動揺計
・ビデオヘッドインパルステスト(vHIT)
・鼻腔通気度検査
・電気味覚検査
手術機器
・鼻内内視鏡手術システム
・XPSドリル
・ナビゲーションシステム
・扁桃アデノイド手術機器
・顕微鏡
・顕微鏡下喉頭微細手術機器
・耳手術機器