小児総合医療センター看護部

病棟の紹介

病棟の紹介

病棟イラスト
7F
空のフロア
空のフロアイラスト
空のフロアイラスト

空の1番地

看ます、聞きます、応えます。心の声に!
主に心療内科と消化器科を中心とした、『こころ』と『からだ』の患者さんが混在する院内唯一の病棟です。『からだ』の方は、他に総合診療科、内分泌・代謝科、整形外科、神経内科など、多岐に渡る病気の子ども達が入院しています。入院しているのは、学童~思春期の子どもが中心で、入院期間が長期に渡る子どもも多くいます。私達は、長い入院生活の中でも子ども達が成長発達し続けられるよう、日常生活面での支援や、遊びや学習の支援を行っています。子ども達の目線に立って優しく寄り添い、その訴えを聴き、言葉にできない子ども達の心の声にも耳を傾け、子ども達の困りごとに対する解決方法を、一緒に考えています。

空の2番地

ベッド上安静を楽しく元気に過ごせる看護を提供します。
泌尿器科・整形外科・総合診療科・外科の混合病棟です。対象は新生児から高校生までと幅広く、入退院は年間約1800名、手術は年間約700件、緊急入院・緊急手術も多く、あわただしい雰囲気のある病棟ですが、安心して入院生活を過ごすことができるよう、笑顔をモットーに、子どもと家族の気持ちに寄り添い、安全・安心な看護の提供に努めています。治療の促進、入院中の成長発達の妨げを最小限にできるように個別性のある看護を行い、また保育士や院内学級教師と連携し、遊びや学習等を取り入れ、子ども達の成長発達を支援しています。

空の3番地

スタッフ1人ひとりの看護を繋げ、やさしく思いやりのある看護を提供します。
外科・耳鼻科・形成外科の混合病棟です。新生児期から学童以上、移行期医療の必要とする患者さんが入院し、それぞれの発達段階に合わせた看護を行っています。治療や手術などの不安、痛みなど辛い事もありますが、スタッフ一同、病気と闘う子どもたちやご家族の気持ちに寄り添い、安心した入院生活を過ごせるよう、笑顔の対応を心掛け暖かい看護に努めています。私たちスタッフも頑張る子どもたちから、沢山の笑顔をもらっています。

空の5番地

小児感染症対策の最先端病棟
総合診療科、呼吸器・結核科、感染症科の病棟です。全ての部屋が陰圧管理されており、水痘や麻疹、小児科では珍しい結核などの空気感染する疾患の子どもたちや、その他の感染症の子どもたちの受け入れを行っており、感染対策のプロとして、日々看護しています。また、急性期病棟として、様々な年齢の多岐にわたる疾患の子どもたちが多く入院しており、多様な知識と技術の習得、様々な経験ができる病棟です。毎日忙しく働いていますが、その中でも日々の遊びや、元気に退院していく子どもたちの姿を見て、喜びを感じられる病棟です。

空の6番地

患者家族の最善を!
~質の高い看護ケアをスマイルで~を病棟ビジョンとしています。患者家族の声に耳を傾け、寄り添います。 総合診療科をメインとして様々な疾患の患者さんが入院してくるため、多様な知識と技術を学べます。近年、アレルギーを持つ患者が多く、アレルギーエデュケーターの認定資格を目指すスタッフの支援も行っています。乳幼児が多い病棟であり、季節感や変化のある入院生活を過ごしていただけるように、楽しい工夫を凝らした年中行事に力をいれており、笑顔あふれる病棟です。

6F
森のフロア
森のフロアイラスト
森のフロアイラスト

森の1番地

児童・思春期精神科のプロフェッショナルとして技を届けます。
女子思春期前期の精神科閉鎖病棟です。精神科看護師としての専門的な知識と技術を活用し、個別の状態に合わせた看護で、子どもたちとの関係性を構築しています。入院生活では、医師、心理士、精神保健福祉士、作業療法士などの多職種と協同し、病棟内プログラムの充実と、病棟外でのグループ活動への参加を促し、様々な体験を通して子どもたちの成長と自己肯定感を育んでいます。またソーシャルスキルズ・トレーニング(SST)を取り入れることで、社会で生きていくためのスキルを身につけ、早期に社会適応できるよう子どもの自立を目指しています。

森の2番地

在宅療養を支援し、子ども・家族に寄り添った看護を提供します。
脳神経外科・神経内科・血液腫瘍科と3つの専門診療科の病棟です。主に外科的な処置や抗がん剤の治療を行う患者への看護を提供しています。また、発達段階や年齢により安静保持が難しい子どもの全身麻酔下でのMRIや終夜脳波などを行っています。その他、在宅支援として人工呼吸器や経管栄養など医療的ケアが必要な家族への退院支援も行っています。子どもと家族が、自宅で安心して過ごせるよう地域との橋渡しを行い切れ目のない看護を目指します。

森の3番地

家族・患者とともに病気とたたかい、あたたかく支えていく看護を提供します。
森の3番地は血液腫瘍科を主とした病棟です。白血病や悪性腫瘍などの小児がんの子どもたちが入院しています。小児がんの治療ではがん化学療法および造血幹細胞移植、放射線治療を行っています。治療は長く、苦痛なことも多い中、夏祭りやハロウィンパーティー、クリスマス会など多くのイベントをみんなで企画、準備し、日々笑顔で頑張っています。子どもたちが困難を乗り越え、頑張りを支える看護を目指しています。長期に治療を受ける子どもが多く、その子(人)がその子(人)らしく安心して生活できる環境を提供しています。

森の4番地

職員が切磋琢磨し専門性を発揮することで、患者と家族を支える看護を提供します。
森の4番地は循環器科・心臓血管外科を中心に眼科・小児歯科・総合診療科の混合病棟です。先天性心疾患の乳幼児が50%を占めていますが、循環器看護に熟知したエキスパートナースが子どもの個別性を理解し、症状から日常生活の援助を含め看護にあたっています。退院後に安心してご家庭で生活できるように退院後の支援や地域との連携に努めています。また、長期にわたる入院、治療経過の中で季節毎のイベントや誕生日カードの作成をして、子どもたちやご家族と喜びを共有しています。子どもの成長とご家族の笑顔に看護師としてのやりがいを感じます。

森の5番地

小児の腎臓移植、腹膜透析、血液透析における専門性を深め、患者、家族に寄り添った看護を提供します。 腎臓疾患のこども達は、食事制限や腹膜透析、腎臓移植と長い治療経過をたどります。制限の多い生活でも1人ひとりがいきいきと過ごせるよう、子どもや家族の立場を常に考え医師や保育士、心理士達とチーム力を発揮し、入院中(今)から退院後(未来)を見据えて患者と家族を支援していきます。

5F
丘のフロア
丘のフロアイラスト
丘のフロアイラスト

丘の1番地

プラスのフィードバックを積み重ね、心を強くする看護を提供します。
子どもの自己肯定感を高め、こころを元気にする看護を目標にしています。女子思春期後期閉鎖病棟で、主に13歳から17歳の発達段階にある女子の病棟です。子どもたちが抱える問題に共に向き合いながら、少しずつ出来る事を増やし、褒められる経験を積むことで自己肯定感を高められるような看護を心掛けています。
1日も早く戻るべき場所へ笑顔で退院できるように、医師、看護師、心理士、精神保健福祉士が連携し、退院後の環境にも目を向けた関わりを提供しています。

丘の2番地

子どものこころをチームで見守ります。
丘の2番地は、児童・思春期精神科の男女混合病棟です。小学生高学年から高校生までの子どもたちが入院しており、発達障害・摂食障害・強迫性障害・適応障害などの疾患を持つ子ども達は、薬物療法、作業療法、集団療法などの治療を行っています。
私たち看護師は、医師、心理士、精神保健福祉士、作業療法士、特別支援学級の教師などの院内でのチーム、そして退院後子どもと家族が生活する、地域の訪問看護師、学校の先生、などの地域の方々と連携し、子どもたち心の回復と成長に向けチーム一丸となってサポートしています。

丘の3番地

患者の思いに寄り添うチーム医療を提供します。
こころの病棟では唯一、24時間365日の緊急入院に対応しています。対象は、小学校高学年から高校生までの急性期の男女です。急性期の入院患者は、疾患によるこころの動揺に加え、入院による家族との分離、初めての環境、知らない職員・・と、大きな環境の変化にさらされ、強い不安や緊張を感じ、中には治療の受け入れが困難なこともあります。
私たちは、一人ひとりの思いに寄り添うことで信頼関係を構築し、安全・安心な環境を提供します。主体的に治療に取り組めるように援助し、患者と家族から信頼されるチーム医療を目指しています。

丘の4番地

子どもの傷ついた心をあたたかい言葉で包む看護を提供します。
幼児・学童期の児童を対象とした男女混合閉鎖で、発達障害のある子どもたちがほとんどの病棟です。看護師は保育士と協働して、子どもたちの良いところを褒めてルールに沿った活動ができるようにスキルを身に付ける支援をします。医師、看護師、保育士、心理士、ケースワーカー、薬剤師等チームで子どもたち一人ひとりの問題解決に関わっています。家庭や社会とのつながる看護として退院前訪問を実施し、退院支援にも力を入れています。

丘の5番地

自閉症の特性を活かしたオーダーメイド看護を提供します。
児童・思春期精神科自閉症病棟です。私たちは、自閉症児が持つ強み・弱み・興味・関心などの個性を尊重し、子どもたちの将来を踏まえて一人ひとりに合った自立支援を行っています。自閉症児の看護は、子どもたちが自分を取り巻く生活環境における事柄の「意味」を理解し、安心して過ごせる環境づくりが大切です。自発的な行動を促すために、目的ごとに活動エリアを明確にし、スケジュールや活動内容をイラストや絵カードを表示するなど、療養環境の「構造化」をすることが自立への第一歩です。

丘の6番地

入院している患者さんのアセスメントを的確に行い、エビデンスに基づいた支援を行います。
丘の6番地は、児童・思春期精神科の男子の病棟です。小学生から高校生までの子どもたちが入院しています。入院中に、生活リズムを整え、対人コミュニケーションの改善を目指します。患者さんの得意なことや苦手なことをしっかりとアセスメントし、一人ひとりに合った支援方法を立案しています。そして、ご家族と地域と連携し、患者さんが地域の中でより自立した生活ができるように支援しています。

4F
看護部 安全管理室
3F
ユニット系
ユニット系イラスト
ユニット系イラスト

PICU

こどもの未来のために専門性の高い看護を提供します。
PICU (Pediatric Intensive Care Unit) は、小児を専門とする集中治療室です。国内最大規模の20床を設置し、内科系・外科系を問わず多様な疾患の重症なお子さんを受け入れ、集中的な治療と看護を行っています。多くの医療スタッフが協力して、お子さんへ最善の医療の提供、早期回復を目指してチーム医療に取り組んでいます。お子さんの将来を見据えて、合併症の予防、成長発達を考慮した療養生活の援助、ご家族に対するケア・サポートを行い、PICUから一般病棟・ご家庭へとつながる看護を提供します。

NICU

赤ちゃんにとってやさしい看護、心地よい環境を大切にしています。
NICUは出生体重1,000g未満の超低出生体重児や心臓、外科疾患、染色体異常など様々な疾患の集中治療を要する新生児が入院しています。この中で私たちは急性期の身体的ケアだけでなく、「専門性の高い看護の提供と共に、赤ちゃんにとって心地よい環境を大切にすること」をモットーに日々努めています。赤ちゃんが眠ったり起きたりのリズムに合わせて処置やケアを行い、また赤ちゃんと家族のふれあいの時間と空間を大切にするなど、やさしい看護に努めています。

GCU

家族と赤ちゃんをつなぐ看護 ~安心して家庭へ~
GCUでは赤ちゃんが1日も早く退院できるように、医師・看護師をはじめ、リハビリ科や多職種と協働しながら看護をしています。特に在宅医療が必要な赤ちゃんとご家族には、退院支援コーディネーターとプライマリーナースが中心となり、退院前から地域医療機関と連携し、退院後の生活をご両親と一緒に考えながら支援を行っています。赤ちゃんの成長を共に喜び、ご家族の気持ちに寄り添うことを大切に、赤ちゃんとご家族をつなぐ看護を目指しています。

手術室

子どもと家族を支える手術看護を目指しています。
手術室では医師・看護師・コメディカルが連携し、年間約4000件の手術を行っています。手術を安心して受けられるように、手術室の妖精「はるちゃんとかんちゃん」が手術室を案内するDVDを準備しています。また、季節の飾りつけやおもちゃの準備をし、麻酔を受けるときは好きな香りと音楽・DVDを選ぶことができるなど、子どもがリラックスできる支援を行っています。手術を受け、それを乗り越えることができた頑張りを、子どもとご家族に伝えることで、自信に繋がる看護を目指しています。

1・2F
外来系
外来系イラスト
外来系イラスト

子ども家族支援部門

院内の各部門や地域医療サービス機関と連携し、慢性疾患や障害をもつ患者さんの退院への移行と在宅生活の支援を行っています。在宅ケアにおける患者さんのQOLの向上ならびに看護の必要性と療育に関する支援の要望に対応するため (1)介護用品・医療機器の購入や取り扱い方法 (2)在宅療養上の具体的な介護方法 (3)社会資源の紹介と活用方法 (4)院内他部門との連絡調整 (5)地域医療機関や訪問看護ステーション、福祉関係機関などの連絡調整を行っています。在宅診療医や訪問看護ステーションなどの地域の施設と力を合わせて、患者さんが安心して在宅生活を送れるよう支援しています。

看護コンサルテーション部門/専門外来

コンサルティやクライアントの抱える課題をより専門的な活動とチームで支援いたします。 患者さんの抱える問題をより専門的な活動で支援いたします。
<看護コンサルテーション部門>
皮膚・排泄ケア認定看護師・緩和ケア認定看護師・アレルギーエディケーターナース・糖尿病療養指導士・認定遺伝カウンセラー・移行期支援コーディネーターが所属する部署です。主たる活動の場は外来で、患者・家族への面談、カウンセリング、セルフケアマネジメントを行っています。病棟看護師とも協働しながら、入院中の子どもたちに必要な専門性の高い看護を提供しています。
<専門外来>
専門外来は21診療科の診察を行っています。 成長していく子どもたちの自立(自律)を促し、頑張る力を最大限に引きだせるように、多職種チーム(医師・看護師・保育士・心理士 他)で医療に取り組んでいます。また、入院サポートセンターにおいて、お子さまとご家族が安心して入院生活が送れるように、入院前の支援を行っています。

総合診療部/ER

365日24時間、安全・安心な救急看護を提供します。
ER外来・病棟には、発熱や下痢などの軽症から、交通事故など生命に関わる重症の子どもまで、様々な病状や年齢の子どもが来院します。都内のみでなく他県からの受診も多く、昨年は約34,800人が受診し、そのうち約3,100人が救急車で搬送されました。私たちのビジョンは「24時間365日安全・安心な救急看護の提供」です。総合診療科・救命救急科の精鋭医師とともに、子どものいのちと幸せを守るため、日夜全力で取り組んでいます。

風の1番地

急性期入院患者への安全・安心な看護を提供します。
風の1番地は、夜間ERを受診し緊急入院が必要と診断された子どもたちを受け入れるため、平成27年3月に1階フロアに新設されました。日中は日帰り手術やアレルギー負荷試験の患者を受け入れています。1ヶ月の入院患者数は約180人、年齢別では、0歳代(20%)、1歳~3歳代(25%)が全体の半数近くを占めています。疾患別では、肺炎・気管支炎・喘息、外傷・骨折、けいれん、新生児発熱・敗血症となっています。苦痛や不安が強く、短時間で容態が急変することが多い急性期の子ども・ご家族に、安全で安心な医療・看護を提供できるように心がけています。