プログラムの目的と特徴
目的
- 幅広い視野と高度な技術を併せ持った臨床医となるために必要な基本的知識と技能を、2年間で確実に習得する。
- 救急医療や地域連携医療等を経験することにより、プラリマリーケアに対処できるようにするとともに、カ ンファランスや病理解剖等に積極的に参加することにより、専門医になるための研鑚を行う。
- 当院の理念である患者本位の医療を実践できるよう、医の倫理、適切なインフォームドコンセント、患者および家族との接遇などについて学び、幅広い人間性を身につける。
- 現代医療においては院内・院外を問わずチーム医療が不可欠であり、チームの一員として適切に行動できる協調性を養う。
特徴
- 本プログラムは、研修方法としてローテート方式を基本とし、将来の専攻等を考慮して選択期間を設け、研修医の希望に配慮している。
- 当院は一次・二次救急を含む急性期医療を行う地域中核病院であり、幅広い疾患を豊富に経験することにより十分な初期研修を行うことができる。
- 当院救急診療科で、1年次4週間、2年次8週間の計12週の救急研修を必修とする。
- 地区医師会等との医療連携を積極的に行っており、地域医療のあり方について具体的に学ぶことができる。
- 研修医は上級医とともに、原則月に4回程度当直業務に携わる。
- 研修医は以下の研修会に出席することが要求される。
[1] 感染予防対策研修会、医療安全推進研修会に各々年2回以上
[2] CPC
[3] 臨床研修委員会が指定する研修医レクチャー(週1回)並びに勉強会
[4] 初期臨床研修医症例検討発表会(年1回)
[5] 基本的臨床能力評価試験(年1回)
[6] 虐待に関する講演会(年1回)
[7] アドバンス・ケア・プランニング ワークショップ(年1回)
[8] 緩和ケア研修会(2年に1回)
[9] その他病院職員として要求されている院内研修 - 研修医の到達度評価を各診療科終了時に実施する。評価方法は別項のごとくEPOC2に準拠する。さらに1年間に3回程度プログラム責任者および担当副院長と面談し、研修の評価と問題点の検討を行う。
- 研修開始時に1週間のオリエンテーションを実施する。入職時の事務的なオリエンテーション、医療安全に関する基礎知識、院内感染予防、保険診療の在り方、電子カルテの取り扱いと個人情報の取り扱い、病棟での看護実習、採血、点滴管理、インターネットの活用、研修年間スケジュールの確認等を含む。
- 臨床研修期間中に ICLS コースを各自受講し、資格を取得することが要求される。
研修内容
- 「研修医自由選択」の5ヶ月間は希望する診療科にあてることができる。
以上のほか、月3~4回臨床研修医に対する講義を予定している。
病院全体としては、CPC、診療科ごとのカンファレンスや抄読会を行っており、研修医には出席が義務づけられている。
研修医の出身大学
自治医科大学・東京医科歯科大学・千葉大学・昭和大学・順天堂大学・金沢大学・東邦大学・大阪医科大学・熊本大学・近畿大学・杏林大学・金沢医科大学・慈恵会医科大学・徳島大学・宮崎医科大学・山梨医科大学・北海道大学・日本医科大学・筑波大学・日本大学・東京女子医科大学・東京医科大学・埼玉医科大学・産業医科大学 ・鳥取大学・弘前大学・宮崎大学・山口大学・東北大学・群馬大学・帝京大学・藤田保健衛生大学・信州大学・岡山大学・東海大学・横浜市立大学・福島県立医科大学・広島大学・聖マリアンナ医科大学・愛媛大学
令和8年度 募集要領
応募資格 | 以下のいずれかに該当し、かつ医師臨床研修マッチングの参加登録をした者
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募集人員 | 5名 |
研修期間 | 令和8年4月1日から2年間 |
処遇 | <身 分> <報酬月額> <宿舎>あり(希望者は入居可。入居は必須ではありません。) |
出願手続 |
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書類送付先 | 荏原病院総務課総務グループ 臨床研修担当 〒145-0065 東京都大田区東雪谷4-5-10 TEL 03-5734-8000(内線1204) FAX 03-5734-8023 Eメール eb_kenshu■tmhp.jp((注)送信の際は■を@に置き換えてください。) |
研修プログラム | 荏原病院臨床研修医研修プログラム(2026年度)(PDF 1.2MB) |