Vol.1 外科 ~「痛み」の少ない手術を目指しています~

ー外科の診療内容について教えてください。

外科

 お腹(消化器:胃腸や肝ぞう、胆のう、すい臓など)と胸(肺や乳房)の手術が主な仕事です。
 外科で手術をする病気には虫垂炎(もうちょう)や胆石、腹膜炎や腸へいそく、だっちょう、気胸といった良性の疾患から様々な「がん」(胃がん、大腸がん、肝胆膵がん、肺がん、乳がん)や痔などが挙げられます。

-どんなときに外科にかかればいいのでしょうか。

 かかりつけの先生から紹介していただくことがほとんどですが、「おなかが痛い」「吐き気がする」「血便が出た」「吐血した」といった消化器の症状や「胸が痛い、息苦しい」「乳房にしこりがある」といった症状で受診していただいても結構です。

 特に、乳房のしこりは乳がんの可能性もありますので、痛みがなくても「産婦人科でなく」外科を受診してください(乳腺専門外来は火・金曜日)。

 もちろん手術についてのご相談やご質問についても随時お引き受けしておりますのでお気軽にお越しください。
専門外来のご案内

ー外科医の仕事について教えてください。

 手術をするだけでなく、「本当に手術が必要なのか?安全に行うことができるのか?ほかに方法がないのか?」といったことを検討することや術後の生活や社会復帰を考えたり、病気のフォローアップをすることも大事な仕事です。

ー広尾病院の外科の特徴を教えてください。

外科の特徴
 「患者さん第一の診療」をモットーに、スタッフ一同がOne Teamとなり診療にあたっています。
 特に術後の痛みや悩みに対しては、より少なく、早く取り除くよう努めており、腹腔鏡や胸腔鏡を用いた低侵襲手術も積極的に取り入れています。
 救急医療も24時間365日対応ができる体制を組んでいます。他診療科との連携も十分取れており、一人一人の患者さんを全身的に一貫して診療できるのが強みです。

-広尾病院の外科の先生方について教えてください。

外科の先生方

 消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科それぞれの分野の専門の医師が揃っており、女性医師も多数勤務しています。互いのバックアップ体制も整っておりますので、安心して診療を受けていただけると思います。

インタビュー回答 広尾病院外科部長 井石 秀明

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最終更新日:2020年4月30日