行政的医療

行政的医療とは

都立病院は、今後も、高水準で専門性の高い総合診療基盤に支えられた「行政的医療」を適正に都民に提供し、他の医療機関等との適切な役割分担と密接な連携を通じて、都における良質な医療サービスの確保を図ることを基本的役割とします。

法令等に基づき、対応が求められる医療

法令上又は歴史的経過から、行政の積極的な関与が期待され、都が主体となって担うべき医療

精神科救急医療/医療観察法医療/結核医療/感染症医療(主に一類・二類)/災害医療

社会的要請から、特に対策を講じなければならない医療

都民ニーズ、患者ニーズと比較して、一般医療機関等のサービス提供が質的・量的に不足する医療分野について、都の医療政策を推進する上で担うべき医療を提供していきます。

一般の医療機関での対応が困難な医療

多様なマンパワーの確保や特別な対応が必要で採算確保が難しいことなどから、民間の取組が困難な医療

小児専門医療(心臓病・腎臓病等)/難病医療/アレルギー疾患医療(重症・難治性)/精神科身体合併症医療/精神科専門医療(アルコール・薬物依存等)/造血幹細胞移植医療/エイズ医療/救急医療(熱傷等)/障害者合併症医療/障害者歯科医療/島しょ医療

都民ニーズが高く、高度な医療水準とそれを支える総合診療基盤により対応する医療

都民ニーズが高く、総合診療基盤に支えられたより高度な医療や、合併症等への対応等、他の医療機関を補完するために担うべき医療

周産期医療(MFICU・NICU対応等)/がん医療(難治性・合併症併発等)/救急医療(三次・CCU・SCU・二次(休日・全夜間))

新たな医療課題に対して、先導的に取り組む必要がある医療

時代に応じた新たな医療課題に対して、一般医療機関の医療提供体制が確立するまでの間対応する医療

小児がん医療/児童・思春期精神科医療/移行期医療/外国人患者への医療