令和7年8月1日
東京都立病院機構(以下「機構」という。)では、快適な療養環境を確保し、良質な医療を提供するため、このたび、患者・家族等から職員に対する著しい迷惑行為を「ペイシェント・ハラスメント」と位置付け、機構としての基本姿勢を策定しました。
都立病院は、患者の権利を尊重し、相互の信頼関係に基づく医療の提供に引き続き努めてまいりますが、ペイシェント・ハラスメントが確認された場合には、当基本姿勢に基づき厳正に対応いたします。
1 策定の背景
- 機構は、令和6年5月15日に新たな「都立病院患者権利章典」を制定。患者には、暴言・暴力や他の患者・職員の迷惑となるような行為を慎み、病院の医療提供に支障を与えないよう、定められた規則を守る責務があることを明記
- 令和7年4月1日に「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」が施行
- 同条例の趣旨を踏まえ、組織として職員を守る姿勢を明確にすることで、職員が安心して働ける環境を実現するとともに、他の病院利用者の快適な療養環境を確保するために策定
2 策定のポイント
- 都立病院では、患者・家族等から職員に対する著しい迷惑行為を「ペイシェント・ハラスメント」として禁止し、組織として毅然とした態度で対応することを明記
- 都立病院におけるペイシェント・ハラスメント対策に関する統一的な基本姿勢を示すものとして策定
- 患者、家族等による言動の中には、診療の基礎となる病院との信頼関係を喪失させるものもあり、場合によっては、警察への通報や診療のお断りをさせていただくことを明記
- 策定に当たっては、各都立病院のほか、外部の有識者の意見を反映
3 策定日
令和7年8月1日(金曜日)
4 「ペイシェント・ハラスメントに対する基本姿勢」の本文
5 その他
今後、各都立病院において、ペイシェント・ハラスメントに当たる可能性のある言動を例示の上、「ペイシェント・ハラスメントに関する対応方針」等を策定、順次公表予定
問合せ先
地方独立行政法人 東京都立病院機構
法人本部 事業推進部 事業推進課
電話:03-5320-5835