認定看護師養成派遣研修

私が脳卒中リハビリテーション看護認定看護師を志したのは、身近な人が脳卒中術後のリハビリで自立していく過程を経験したからです。看護師として脳卒中を発症した患者さんが社会から孤立せずに生活を送ることができるよう生活再構築のための機能回復支援がしたいという想いで学びました。周囲の協力もあり、資格取得支援を受けて認定看護師が取得できました。現在、自院内では重篤化予防のために誤嚥性肺炎予防の指導の実施、また多職種や地域との連携をしながら、勉強会・地域連携セミナーの実施等と院内外に向けて活動を広げています。これからも患者さん自身が、その人らしい生活が過ごせるよう積極的に支援していきたいです。

私は、研修支援により認知症看護認定看護師の教育課程を受講しました。日々看護をしている中で、認知症の患者さんへもっとできることはないかと悩むことがあり、認知症看護について、自分の中で不明瞭なことが多く、更に学ぶ必要があると考えていました。講義では、認知症看護の最新の知見、自身の今までの看護の振り返りなど様々な発見がありました。また、私は同じ病院で長く勤務していたため、"当たり前"に行っていたことに対し疑問に思うことができていませんでした。特に、倫理観については考えさせられることが多かったです。講義や他の病院や地域の様々な立場の方とディスカッションすることで、自身の視野を広げることができました。

私は、出身地の熊本県に地震災害が見舞われたことをきっかけに、災害看護専門看護師を目指すことを決意しました。その際に、専門看護師育成派遣研修を活用し、日本赤十字看護大学大学院災害看護CNSコースに進学しました。大学院では、災害看護や専門看護師としての役割についての知見を得るだけでなく、物事を一側面からではなく多角的に捉えることの重要性について気付かされ、解決に向けた方法について学び得ることができました。また、家庭を持つ私にとって精神的な支援や金銭面の支援が受けられ、学業に専念することができ、より学びを深めることができたと思います。今後は、専門看護師育成研修で学び得たことを実践し、病院や地域に貢献していきたいと考えています。
【救急看護】
- 7か月間の研修は、とても充実したものでした。専門的な知識や技術の習得はもちろん、同じ目標を持った大切な仲間に出会えたことも財産です。今後は、この学びを活かすために自己研鑽を続けながら、患者へのケアや看護師への支援に努めていきたいと思います。
広尾病院 Mさん
【感染管理】
- 研修学校の講義は感染管理に関する専門的な内容のみならず、情報の集め方や活用方法、指導・研修計画など多岐に渡ります。同じ志を持つ仲間との出会いは何よりもの財産です。今後は院内だけでなく地域と連携した感染管理に取り組んでいきたいと思います。
広尾病院 Wさん
【認知症看護】
- 研修では認定看護師に求められる能力の理解を深めながら学習することができました。病院から在宅と様々な場所で活動する研修生との交流は、地域包括支援の観点にも繋がりました。認知症者の尊厳とくらしを守るためのチーム医療の確立をめざして活動していきたいです。
墨東病院 Hさん
【がん化学療法看護】
- 2020年にがん化学療法看護認定看護師教育課程を修了しました。研修は、専門的知識を学び、充実した7ヵ月でした。患者さんが安全に化学療法を受けることができ、生活の中に治療を取り入れ、その人らしい生活が継続できるように関わっていきたいと思っています。
墨東病院 Sさん
【救急看護】
- 認定教育課程では、同じ志を持った仲間と共に、様々な視点から看護を考えることができました。救急では限られた時間・情報の中で患者を受け入れます。学びを救急看護の実践及びRRT(Rapid Response TEAM)に活かしたいと思います。
多摩総合医療センター Hさん
【脳卒中リハビリテーション看護】
- 全国から集まった同期生の刺激を受けて、看護が持つ力の可能性を改めて感じ学ぶことができ、とても有意義な研修でした。脳卒中の発症から維持期において患者さんの回復を目指した看護介入が実践できるよう、共に考えながら活動したいと思います。
多摩総合医療センター Sさん
【精神科看護】
- 9か月に及ぶ研修は、「精神科看護とは」という必要な知識を再習得し、新たな知見も得られた貴重な時間でした。今まで経験してきたことに加え、臨床で活用できるスキルや理論を習得したことを活かせるよう、自分自身の精神科看護の幅を広げていきたいです。
松沢病院 Yさん
- お問合せ
-
〒163-8001
東京都新宿区西新宿二丁目8番1号東京都立病院機構電話:03-5320-5812FAX:03-5388-1435