内科系ジュニアレジデント - プログラムの特徴・概要

プログラムの特徴・概要

研修プログラムの特色

当院は、がん・感染症センターとして都道府県がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、造血幹細胞移植推進拠点病院、およびエイズ診療中核拠点病院に認定されている。新型コロナウイルス感染症診療も行っており、がん・感染症については国内で最先端の診療に触れることができる。またそれを支える一般診療各科も充実しており、合併症をともなうがん患者の診療にも力を入れている。がん・感染症以外の症例も豊富であり、臨床研修には恵まれた環境である。プライマリー・ケアから内科専門各科又は外科に至るまでの、幅広い研修を行うことができる。各科指導医は研修医教育に熱心であり、また上級医も初期研修医の指導を伝統的に行っている。初期研修期間内に内科学会関東地方会での症例報告を行う機会にも恵まれている。東京都文京区の閑静な住宅地内に立地しており、繁華街ではないが、その分研修には専念しやすい環境である。

臨床研修の目標の概要

将来、内科系を標榜する医師のための2年間の研修プログラム。

当院の理念は、「医療を通して人がその人らしく生き抜くことを支援する」である。これには①せめの医療だけではないということと、②医師の基本的価値観(プロフェッショナリズム)を身につけることを意味としている。患者の人間性を尊重し、十分に傾聴し、身体所見と合わせて問題点を明らかにし、どの様な対応が可能か立案し、行動に移すという一連の作業ができるように、一生かけて研鑽に励む態度を得ることを目標とする。その上で、もう一度患者の人間性を改めて尊重し、積極的な治療行為のみが患者にとって最善ではない可能性について検討しなおすことのできる態度も身につけたい。一方で当院では最先端の診療の導入や臨床研究にも力を入れている。医学の進歩はめざましく、医師は常に学び続ける必要がある。当院での研修を通して、疑問点を研究につなげることと、生涯にわたり学ぶ姿勢を身に着けることも目標とする。

研修プログラム冊子【内科系】(PDF 352KB)

カリキュラム

内科系ローテーション一例
1年目2年目
4月内科1内科6
5月内科2選択1
6月総合診療科選択2
7月地域
8月広尾ER外科
9月内科3
10月内科4内科7
11月小児精神科
12月産婦人科内科8
1月麻酔内科9
2月内科10
3月内科5内科11
  • 選択1:内科9科、腫瘍内科、感染症科の11科、および墨東病院ER、墨東病院救急救命センターから選択
  • 選択2:臨床検査科(超音波)を除く各診療科

内科コース動画