外科系ジュニアレジデント - プログラムの特徴・概要

プログラムの特徴・概要

研修プログラムの特色

当院外科コースの特色は、研修初期からがん専門病院で最先端医療を学べることである。外科系コースは外科を24週ローテートする(食道、胃、大腸、肝胆膵、呼吸器、乳腺から3領域を8週ずつ)。更に自由選択枠が12週あり外科系診療科から選択可能である。内科系ローテートも24週あり、バランスよく研修できるように配慮している。当院で経験できない領域(小児科、産科、救急)は都立病院間の連携で補う。外科、泌尿器科では新専門医制度の専門研修採用枠があるため、初期研修から後期研修(新専門医制度)、サブスペシャリティーと縦に繋がる研修ができる。レジデント教育の歴史があり、教育体制も充実しており、病院全体のレクチャーに加え縫合実習、腹腔鏡トレーニング、アニマルラボ、エコー実習など外科実習も数多く行っている。指導医も充実しており、学会発表、論文作成などの学術活動の指導体制も万全である。

臨床研修の目標の概要

将来、外科系を標榜する医師のための2年間の研修プログラム。

当院の理念は、「医療を通して人がその人らしく生き抜くことを支援する」である。これには①せめの医療だけではないということと、②医師の基本的価値観(プロフェッショナリズム)を身につけることを意味としている。患者の人間性を尊重し、十分に傾聴し、身体所見と合わせて問題点を明らかにし、どの様な対応が可能か立案し、行動に移すという一連の作業ができるように、一生かけて研鑽に励む態度を得ることを目標とする。その上で、もう一度患者の人間性を改めて尊重し、積極的な治療行為のみが患者にとって最善ではない可能性について検討しなおすことのできる態度も身につけたい。一方で、外科コースでは初期研修医の段階から、可能な限り結紮、縫合、ドレーン挿入など外科基本手技の習得を目指す。日常臨床から生じた疑問点を調べ症例報告することで、学術活動の基本的な能力も身につけたい。

研修プログラム冊子【外科系】(PDF 350.4KB)

カリキュラム

外科系ローテーション一例
1年目2年目
4月外科選択
5月選択
6月内科1外科地域
7月総診
8月選択
9月広尾ER内科4
10月麻酔内科5
11月外科
12月小児
1月産婦人科地域
2月内科2精神科
3月内科3内科6
  • 外科系の内科ローテーション:消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内科、感染症科
  • 外科:食堂、肝胆膵、胃、大腸、乳腺、呼吸器

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