病院長・副院長あいさつ

病院長あいさつ

院長

東京都立病院機構東京都立大久保病院のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。

大久保病院は明治12年に伝染病の治療を行う避病院として開設され、以後東京市立大久保病院、都立大久保病院を経て、平成16年より地域支援型病院として東京都保健医療公社に移管され、地域医療により一層貢献すべき中規模病院として歩んできました。そして、令和4年7月1日、公社6病院1センター、都立8病院を統合して地方独立行政法人東京都立病院機構が設立され、大久保病院も同機構の病院として病院名は「東京都立大久保病院」となり、冠に東京都立が付きました。

東京都立病院機構は14病院、1センター、合わせて約7300床の非常に大きな病院群となります。このスケールメリットを生かし、機構の病院間でそれぞれの医療資源や専門性・特殊性を共有することで、これまで以上にそれぞれの地域で求められる医療を高いレベルで提供できるようになります。また、民営病院では採算性などから対応が困難あるいは不足している行政的医療(政策的医療)、例えば救急医療、がん医療、難病医療、腎不全医療などは引き続き担うべき医療として取り組んでまいります。感染症パンデミックや災害時にも今回の新型コロナウイルス感染症のように、東京都立病院機構全体が一体となって必要な医療をスピーディに提供してまいります。

東京都立大久保病院は、これまで培ってきた地域に必要とされ、地域に根差した医療を引き続き提供してまいります。重点医療である救急医療に加えて、特色ある医療として腎医療(透析・腎移植)、脳卒中医療、循環器血管医療などがあります。腎医療は腎臓内科、泌尿器科・移植外科を中心に腎センターを構成し、24床の透析ベッドを持ち、緊急透析にも対応しており、生体腎移植も積極的に行っています。今回の新型コロナ禍では、災害時透析ネットワークを活用し、透析コロナ患者さんを多数受け入れました。 また、IgA腎症専門外来による慢性腎臓病患者の腎不全進行予防にも力を入れています。 
もう一つの特色ある医療として、脳心臓血管センターを設置し、脳卒中、心筋梗塞、大動脈瘤など全身の様々な血管関連疾患を診療科横断的にみる体制を整えています。
がん医療にも力を入れており、食道、胃、大腸の早期癌に対する内視鏡的治療、低侵襲の腹腔鏡手術、進行がんや乳がんに対する手術療法・全身化学療法を含めた集学的治療に取り組んでいます。また、乳がんや子宮疾患などの女性医療や整形外科領域でも専門性の高い最新医療を提供しております。
地域医療への貢献では、「地域で完結する医療」を目指して平成26年10月に地域包括ケア病棟を開設し、平成30年4月には患者支援センターの人員増強と機能拡充を行い、地域医療連携の強化を図りました。独立行政法人化に伴い、患者支援センターは「患者地域サポートセンター」と名称が変わります。患者さんとそのご家族に対する支援に加え、これまで以上に地域連携の強化や地域への情報発信に取り組みます。

当院は教育病院として将来の医療を担う人材の育成にも力を入れております。初期臨床研修医のみならず、東京医師アカデミーに所属する後期臨床研修医も多く在籍しており、教育熱心な医療スタッフが指導にあたっています。看護師に対しても新人にはフレッシュパートナー制を導入し、経験者採用看護師には個々の経験を尊重しながら、キャリアアップできる研修を行っています。

「大都市東京を医療で支える」という東京都立病院機構の基本理念のもと、当院は、地域の皆様に信頼される利用しやすい地域の中核病院を目指して、職員一丸となって日々努力しています。都心の新宿区に位置し、西武新宿線から徒歩1分と交通の便の良い病院です。心やさしく、明るい、信頼出来る医療スタッフが多くおります。地域の医療ニーズに合わせ、患者中心の温かい医療を今後も提供してゆく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

大久保病院 院長 辻井 俊彦

副院長(内科系)あいさつ

副院長

当院は2004年都立病院から東京都保健医療公社となり、2022年7月、再び都立大久保病院となりました。公的病院の行政医療として、2020年からコロナ病床確保を積極的に行ってまいりました。今後もWITH コロナの体制で、通常医療への切り替えも行います。災害拠点病院として災害時対応にも備えています。2009年から地域包括ケア病棟を開設して地域医療支援病院として、地域医療の確保に努めるとともに、診療所と病院さらには病院相互間での機能分担や専門化を進め、地域の医療機関が円滑な連携を図ることにより、住民の皆様が身近な地域で適切な医療が受けられる効率的な地域医療システムを構築することも使命としています。
重点医療としての救急医療と当院の特色のある以下の医療を充実させていきます。

  1. 腎センター(腎内科、腎移植外科、泌尿器科のチーム医療):尿所見異常(IgA腎症をはじめとする腎炎)、腎機能低下(慢性腎臓病)、透析、腎移植、腎疾患を有する合併症と幅広く対応しております。後期研修医が集まり、内科医の半数が腎内科医です。東京都災害時透析医療ネットワークの区西部ブロック長として、地域連携の強化を図っています。コロナ透析患者の受け入れも都内で第1位でした。
  2. 脳心臓血管センター(循環器科、血管外科、脳外科、脳神経内科、腎内科、内分泌内科、放射線科のチーム医療):名称からは、急性期の心筋梗塞や脳卒中等の急性期病態の患者さんの受け入れもいたしますが、地域に根ざした病院として、また高齢化社会への進行に対応をするため、慢性的な全身血管障害の診断とメインテナンスのシステムの構築(血管スクリーニング検査セット作成、各科の併診体制、造影剤腎症発症予防など診療補助部門等とのチーム医療の体制)を整えました。血管内治療など治療介入が必要な場合は処置をいたします。動脈硬化症を有する患者さんの定期的な全身血管精査にご利用して頂ければ幸いです。
  3. 患者地域サポートセンター、地域包括ケア病棟のさらなる活用による地域連携の強化に取り組みます。
  4. 外科系を中心にがん医療にも力を入れております。
大久保病院 副院長 若井 幸子

副院長(外科系)あいさつ

副院長(外科系)

大久保病院は大学病院などに比べ規模は決して大きくはありませんが、外科系診療科としては、外科だけでも血管外科、消化器外科、肝胆膵外科、乳腺・内分泌外科、一般外科を有し、外科系疾患に幅広く対応可能です。さらに脳神経外科、整形外科、泌尿器科・移植外科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科があり、非常に多岐にわたる外科系の疾患に対応できます。いわば「山椒は小粒でもぴりりと辛い」というような外科治療を目指し、また合併症をお持ちの患者さんに対しても、安心して手術を受けられる体制を有して日々診療を行っております。

2022年7月から大久保病院は地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立大久保病院として生まれ変わります。これまでの経験を活かし、さらに新たな挑戦をしていきたいと考えています。

これまでの腎センターに加え、脳・心臓・血管センターを立ち上げ、科を超えて診療体制の強化を図ります。大動脈瘤に対するステントグラフト治療や急性期脳梗塞に対する血管内治療を積極的に行います。また、内視鏡部門を強化し、早期癌に対する内視鏡治療の適応拡大を行い、さらに外科治療においても、腹腔鏡手術や子宮鏡手術を推進し、より低侵襲な手術を積極的に行います。地域包括ケア病棟を活用し、在宅支援を目的として、リハビリを中心とした医療も積極的に展開したいと考えております。

「大久保病院にかかってよかった。安心して任せることができた。」と患者さんに心から思っていただける地域に根差した新たな東京都立大久保病院であるように、全職員の力を結集していく所存です。新生大久保病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

大久保病院 副院長 高橋 慶一