診療業務実績
多摩総合医療センター・小児総合医療センターの連携を密に多くの検査を実施している。
放射線科専門医が、CT・MRI・核医学の全検査について画像診断レポート(画像診断管理加算2算定)作成している。
脳・神経専門病院として、職員一人ひとりが専門職としての意識を高揚させ、技術の習得に向けて積極的に取り組んでいる。また、医療安全を継続する上で、日常的に職員間や患者・家族等に対し、コミュニケーションを大切にしている。
MRI検査(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)実績
MRI検査は、令和元年度7,248人、令和2年度6,086人とコロナの影響により検査数が減少傾向であるが、1.5テスラ装置と3テスラ装置の稼働率はほぼ同じ割合である。部位別の検査人数では頭部が全体の83%を占め、躯幹部が16%となった。新しく導入した1.5テスラ装置により、頭部や脊髄だけでなく腹部や骨盤など幅広い撮像が可能となった。また以前に比べ撮像時間も大幅に短縮できている。
CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)実績
CT検査は、令和元年度2,142人、令和2年度1,727人である。当日検査、緊急検査も迅速に対応できる体制を組み、随時対応している。検査種別では、頭頚部CTが全体の45%を占める。
核医学検査(RI; Radioisotope:ラジオアイソトープ)実績
核医学検査は、令和元年度1,714人、令和2年度1,244人となった。平成28年に新規核医学装置の始動を開始し、患者サービスと検査画質の向上に寄与している。脳疾患診断薬が開発され、検査数が増加となったが、近年コロナの影響により全体的に低下した。検査種別では、神経病院の特徴である脳疾患鑑別による脳血流スペクト検査が主流である。