精神科スーパー救急の実施について

当院は平成11年開院以来、精神科夜間休日救急診療を担う病院として、東京都の救急医療圏(第2ブロック)における精神科救急システム整備事業の基幹的な役割を果たしてきました。さらに地域の精神科患者のニーズに応え、東京都の精神科救急体制の充実を図るため、新たに「精神科スーパー救急」を実施しています。

開始日:平成23年8月1日

精神科スーパー救急(精神科救急入院料)とは

精神科救急入院料は、急性期の集中的な治療を必要とする精神疾患の患者さんを対象としています。精神科の入院料の中では最上位の施設基準であるため、人員配置・設備・医療水準ともに以下のような厳しい基準をクリアする必要があります。
  • 精神保健指定医が常勤で5名以上であること
  • 当該病棟に精神保健福祉士が常勤で2名以上であること
  • 病床の半分以上が個室(保護室含む)であること
  • 精神疾患に係る時間外・休日又は深夜における診療件数が200件以上であること
  • 当該病棟の年間の新規患者のうち6割以上が措置・緊急措置・医療保護・応急・鑑定・医療観察法に係る入院であること
  • 救急医療圏(第2ブロック)における1年間の措置・緊急措置・応急入院にかかる新規患者を4分の1以上又は30件以上を受け入れていること
  • 医療保護及び任意入院の新規患者のうち6割以上が入院日から起算して3か月以内に退院し、在宅へ移行すること