研修会報告

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2021年度 活動報告

令和3年度 第1回 web講演会 区南部圏域(荏原病院)・区西南部圏域(玉川病院)共催

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開催日時令和3年9月15日(水)18時30分~20時00分
講演テーマ「高次脳機能障害とその対応」
講師和田 義明 先生
公益財団法人日産厚生会 玉川病院 院長
座長尾花 正義 医師
公益財団法人東京都保健医療公社 荏原病院 リハビリテーション科部長
参加者164名
参加職種医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、MSW、ケアマネ、福祉、支援員など

例年開催しておりました区南部圏域高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実事業」の講演会は、本年度も新型コロナウイルス感染症予防の観点から対面での講演ではなくweb講演会とさせていただきました。
また本講演は区西南部との初の共同開催で、玉川病院 院長の和田義明先生にご講演いただき、大変多くの方にご参加いただきました。
講演の内容は、主に経験年数の浅い支援者の方に高次脳機能障害への理解を深めていただくことを目的とし、高次脳機能障害の基礎知識に加え、注意障害・記憶障害についての説明と、その対応についてお話いただきました。
注意障害に関しては近年話題となっているネットワーク理論について詳しく説明していただき、経験のある支援者にとっても新しい知見が得られる内容でした。
視聴後のアンケートでは、「専門的な話を聞く機会がなかったため勉強になった」、「患者さんの行動や言動と症状を結び付けて考えることができた」、「仕事・育児をしている中でのオンライン開催は参加しやすかった」などの感想をいただきました。
高次脳機能障害について学びを深める大変貴重な講演会となりました。

令和3年度 第2回 web講演会

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開催日時令和3年10月13日(水)18時30分~20時30分
講演テーマ「コロナ時代の社会的行動障害への対応 ~長く続けられる支援のために~」
講師先崎 章 先生
埼玉県総合リハビリテーションセンター 医師
東京福祉大学 社会福祉学部 教員
座長田中 友里加 先生
医療法人社団 涓泉会 山王リハビリ・クリニック 言語聴覚士
参加者60名
参加職種医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、MSW、ケアマネ、福祉、支援員など

今年度、第2回目の講演会もコロナ禍で外出や参集の制限が続く中での開催となりました。
この状況に、より不便・不都合を感じているであろう高次脳機能障害者と支援者に向けた講演会を行いたいと考え、長らく高次脳機能障害者の支援に関わってこられた、先崎章先生にご講演いただきました。
先崎先生から、コロナ禍によって生じた問題として、高次脳機能障害者と支える関係者が一堂に会する機会がなくなり情報共有がしにくくなったり、通所施設や公共サービスが縮小されて活動の場が減ったり、といったことから先の見通しが立てにくくなり、高次脳機能障害者本人や家族が疲弊してきているとの説明がありました。
次に、対応に苦慮することが多い「社会的行動障害」について、どう支援したらよいか、どんな対応方法があるのか、など事例を挙げて具体的にお話いただきました。
高次脳機能障害者本人への対応方法のみならず、身近で支援し続けてきた家族・支援者へのフォローが必要、との指摘は非常に重要なものだと感じました。
また精神科医としての視点から、情動障害に対する薬物療法について、触法行為が伴うなど、精神科の対応が必要な事例の精神科医療へのつなげ方についても説明いただきました。
視聴後のアンケートでは、「声かけの仕方など具体的な説明がわかりやすかった」、「精神科へ受診させる基準などあまり聞いたことのない話が聞けてよかった」などの感想をいただきました。

令和3年度 第3回 web講演会

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開催日時令和3年11月2日(火)18時00分~20時05分
講演テーマ「コロナ禍と高次脳機能障害 ~抱える不自由の変化から見る、当事者の障害特性~」
講師鈴木 大介 氏
team脳コワさん、文筆業
西村 紀子 先生
team脳コワさん、くるみのもり オンライン言語リハ、言語聴覚士
参加者52名
参加職種医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、MSW、ケアマネ、福祉、支援員、当事者など

今年度は、「コロナ禍の社会参加」をテーマに講演会を開催しました。
コロナ禍で、当事者を囲む環境が激変した昨年から現在に至るなかで、当事者が抱える不自由さや障害特性について、当事者であるteam脳コワさんの鈴木大介さん、言語聴覚士の西村紀子先生にご講演いただきました。
障害特性や支援者側の対応方法などについてわかりやすく説明していただきました。
「苦手になること」と「不可能になること」の差を誤解しやすいとのことで、当事者の方々が常に強い不可能感を感じていることや、支援者側も社会情勢が変化するなかで当事者を支援拒否したり、孤立させない支援を行っていく必要性を感じました。
視聴後のアンケートでは、「当事者のお話が聞けてよかった」、「支援者側の視点になりがちだが、当事者の気持ちを考えながらの支援を考えていきたい」などの感想をいただきました。

令和3年度 高次脳機能障害症例検討会

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開催日時令和3年12月20日(月)18時30分~ 20時05分
開催場所品川区立障害児者総合支援施設「ぐるっぽ」 地下1階 多目的室
症例紹介石岡 俊之氏(作業療法士)、武田 陽香氏(生活支援員)
品川区立心身障害者福祉会館 訓練センター
参加者39名
参加職種医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、支援員、福祉、看護師、ケアマネなど

症例検討会の開催時期がコロナ新規感染者の少ない時期であり、開始前後の手指消毒、マスク着用、換気など感染予防対策を実施したうえで、今年は品川区立障害児者総合支援施設「ぐるっぽ」で、対面での症例検討会を開催することができました。
参加者はリハビリテーション療法士を中心に、医師・看護師・支援員など幅広い職種の方が参加しました。
グループワークでは、失語や社会的行動障害のある就労希望の症例を検討しました。
通院先の医師からの視点、通所先の支援員の視点を聞くことができ、また連携方法や幅広い支援内容についてさまざまな意見が上がりました。
1グループ5名程度で、どのグループでも活発な議論が行われました。
参加者のアンケート結果では、「直接地域の支援者と交流できる機会が久しぶりで貴重だった」、「当該地域の支援サービス内容を知る機会になった」、「長く支援をされている支援者の話を聞けて勉強になった」などの感想がありました。

2020年度 活動報告

web講演会

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公開期間

令和2年11月2日(月)から令和2年11月30日(月)まで
講演テーマ『高次脳機能障害と復職支援』~その一人の働く「環境編」・「事例編」~
高次脳機能障害がある方が安心して働き続けていくために、必要な情報や周囲の関わりについて2本の動画にまとめました。
「環境編」では、障害者雇用の仕組みや合理的配慮の考え方をふまえ、働く人を取り巻く環境を確認していきます。
「事例編」では、4つの就労支援事例を通して、働くこと・継続していくことのポイントは何かを考えていきます
講師株式会社LITALICO LITALICOワークス
申込者80名
申込職種作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、医師、看護師、MSW、CW、福祉など

例年開催しておりました区南部圏域高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実事業」の講演会は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から対面での講演ではなくweb講演会とさせていただきました。
web講演は初の取り組みであったため不慣れな点もありましたが、80名と多くの方にお申込みいただき、「環境編」137名、「事例編」98名と多くの方にご視聴いただきました。
コロナ禍で医療・福祉現場が大変な中、実際に支援されている方々の取り組みや実際の症例、支援者の葛藤と希望など、明日の支援へとつながる、貴重なご講演をいただきました。
web講演終了後もメールでたくさんの質問やご感想をいただき、充実したディスカッションができました。感想の中には、オンラインという新しい方法により、昨年まで対面で参加できなかった方からは「時間を調整して、公開期間内に何度も視聴が可能だった」という意見などもいただきました。

高次脳機能障害症例検討会(大田区)

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日時令和2年11月30日(月)18時 ~ 19時50分
■自立訓練安齋 将人氏(大田区立障がい者総合サポートセンター 居住支援部門)
■症例発表戸田 美樹氏(大田区立志茂田福祉センター 機能訓練係長)
西田 和江氏(大田区立志茂田福祉センター 機能訓練係)
■就労症例報告広瀬 健次郎氏(大田区立障がい者総合サポートセンター 就労支援部門)
場所大田区立障がい者総合サポートセンターA棟5階 多目的室
参加者42名
参加職種作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、支援員(生活・就労)、福祉、CWなど

本年度はコロナ禍の中で開催ができるかどうかも危ぶまれた時期もありましたが、無事に実施することができました。
例年に比べ参加人数を限定してマスク着用や換気、アルコール消毒、検温など感染対策を行いながらの開催となりましたが、少ない人数にも関わらず、大変充実したディスカッションとなりました。
難しい症例ではありましたが、それぞれの職種や立場にあった視点から多くの意見を聞くことができ、今後の臨床に直接参考にできるようなアイデアも多く、実りの多い時間となりました。
また、就労症例報告では日頃なかなか聞くことが出来ない病院退院後の経緯を知る事ができる、貴重な機会となりました。

web講演会

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公開期間令和2年12月14日(月)から令和3年1月15日(金)まで
講演テーマ『笑顔の授業』
第1部「復職を経験して皆さんに伝えたいこと」
第2部「進化する笑顔の授業」「東京海上日動の想い」「失語症者の復職」
講師池田 博之氏(東京海上日動火災保険株式会社 東海・北陸業務支援部 次長)
原 博英氏(東京海上日動火災保険株式会社 東海・北陸業務支援部 部長)
伊藤 梓先生(鵜飼リハビリテーション病院 リハビリテーション科 言語聴覚士)
森田 秋子先生(鵜飼リハビリテーション病院 リハビリテーション科 言語聴覚士)
申込者41名(動画閲覧数:「第1部」130回、「第2部」111回)
申込職種作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、医師、看護師、MSW、福祉など

例年開催しておりました区南部圏域高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実事業」の講演会は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から対面での講演ではなくweb講演会とさせていただきました。
今年度は、『就労支援』をテーマに取り組んでまいりました。2回目のweb講演会でしたが、多くの支援者の方々にご視聴いただくことができました。
今回は脳梗塞が原因で失語症となり復職をされた池田氏と支援者の方々の「笑顔の授業」の皆様にご講演をお願いいたしました。当事者・ご家族・支援する専門職や企業の想いを、各々の立場から経過とともにご講演をいただきました。
視聴後のアンケートでは、「動画配信のため時間の調整をせず視聴することができた」、「対面での講演が聞けず残念でした」という感想をいただきました。当事者の言葉で復職までの経過や想いを聞くことができた大変貴重な講演となりました。

「就労支援」をテーマに資料をホームページに掲載

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【第1弾】
掲載期間令和2年10月28日(水) ~ 令和3年3月31日(水)
資料テーマ「失語症を中心に高次脳機能障害の就労支援」
資料執筆関 啓子(せき けいこ)先生
三鷹高次脳機能障害研究所 所長 医学博士
閲覧回数123回
【第2弾】
掲載期間令和2年11月26日(木) ~ 令和3年3月31日(水)
資料テーマ「品川区における高次脳機能障害者の就労支援2020」
 ~高次脳機能障害専任相談員の立場から~
資料執筆大澤 彩(おおさわ あや)先生
東京医療学院大学保健医療学部 リハビリテーション学科作業療法専攻 准教授
閲覧回数151回

例年開催しておりました区南部圏域高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実事業」の講演会は、新型コロナウイルス感染症に対する感染防止の観点から集合型研修での開催を見合わせることとし、代わりに当事業のホームページに支援の実践に役立つ資料の掲載をすることとしました。
本企画では就労支援をテーマに第1弾は再就労に難渋することの多い失語症者の就労支援について、第2弾を当圏域である品川区の高次脳機能専任相談員の立場から就労支援の実際を掲載することと致しました。こちらは前者を関啓子先生、後者を大澤彩先生に執筆していただきました。
どちらの資料も臨床家の視点から丁寧に説明と分析がされており、高次脳機能障害者の支援に携わる医療従事者にとって大変有用な資料になっていました。閲覧回数からも大変関心の高い内容であったことがうかがえました。
本資料の内容が高次脳機能障害者の支援に普及していくことでより質の高い支援が望めると感じました。

2019年度 活動報告

講演会

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日時令和元年7月8日(月)19時~21時
演題「高次脳機能障害者における自動車運転支援の基礎」
講師澤田 辰徳(さわだ たつのり)先生
東京工科大学 医療保健学部 作業療法学科 准教授
座長尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所大田区民ホール・アプリコ 小ホール
参加者159名
参加職種作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、ソーシャルワーカー、医師、福祉、支援員(生活、就労・介護・移行)など

今年度は「高次脳機能障害と運転」をテーマに2回の講演会を企画し、その第1回として、東京工科大学医療保健学部作業療法学科の澤田辰徳准教授にご講演をいただきました。
運転に関する法律をはじめ、免許返納に関する内容や澤田先生が行ってきた高次脳機能障害者の運転評価と支援、それに必要な高次脳機能検査の紹介や方法などを自験に加えて、多くの論文の知識も踏まえてご紹介をいただきました。
講演会参加後の受講者のアンケートでは、大変満足という結果であり、区南部圏域の運転支援に関して多くのご示唆をいただいた講演会となりました。

講演会

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日時令和元年9月10日(火)19時~20時30分
演題「運転免許センターにおける高次脳機能障害者の運転再開に向けた作業療法士の仕事」
講師白岩 淑子(しらいわ ひでこ)先生
神奈川県警察本部 交通部 運転免許本部 運転教育課 適性審査係 作業療法士
座長尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所大田区民ホール・アプリコ 小ホール
参加者152名
参加職種作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、ソーシャルワーカー、支援員(就労、生活)行政など

今回は前回に引き続き、「高次脳機能障害者と運転」をテーマに、日本でリハビリテーション専門職として初めて神奈川県警に採用された作業療法士の白岩淑子先生に講演して頂きました。
運転免許センターでの適性検査・適性相談の内容とフロー、作業療法士の業務内容や役割と多岐に渡った内容について事例を交えながら分かりやすくお話いただきました。
普段知り得ない様々な免許行政の仕組みを知る機会となり、高次脳機能障がい者への支援において大変有用な知見を得られました。 今後の高齢化社会に向けて、高次脳機能障がい者の運転へのリハビリテーションの取り組みは益々需要が高まってくることが予想されます。 そのためにも、医療機関だけでなく行政を含めた多機関との連携が出来るよう当事業でも支援を検討していきたいと思います。

第2回 高次脳機能障害症例検討会(品川区)

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日時令和2年1月30日(木)18時 ~ 20時
場所品川区立心身障害者福祉会館 4階 訓練室2
講座テーマ「医療機関と地域の施設の連携」
講座講師和田 真一(わだ しんいち)先生
医療法人社団 あおい會 森山リハビリテーションクリニック 院長
症例発表木村 喜美子(きむら きみこ)氏
品川区立心身障害者福祉会館 訓練センター 支援員リーダー
PT吉野順也先生 ・ ST明神明子先生(森山リハビリテーションクリニック)
場所品川区立心身障害者福祉会館
参加者63名
参加職種作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、MSW、福祉、支援員、CW、マッサージ師 など

第一部の和田先生のご講演では、医療機関側にとって大変示唆に富む内容となりました。
医療側からの情報提供は一方向となりやすいため、その後の関連地域施設が何を望まれているかまで考慮に入れながら情報を共有していくことの重要性をわかりやすくご説明くださいました。 特に、「一緒に目指す目標と連携相手の守備範囲を知る事」の大切さを改めて実感いたしました。
続く第二部の症例検討会は、難しい症例であったにもかかわらず、参加者の皆様から斬新なアイデア、ご意見をたくさんあげていただきました。 実際の症例担当者だけでなく、困難な症例をかかえる参加者の皆様にもたくさんのヒントとなる情報が得られたと思います。
充実したグループディスカッションとなりました。

2018年度 活動報告

講演会

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日時平成30年10月18日(木)19時~21時
演題「高次脳機能障害と認知症」
講師三村 將(みむら まさる)先生
慶應義塾大学 医学部 精神・神経科学教室 教授・医学博士
座長尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所大田区民ホール・アプリコ 小ホール
参加者153名
参加職種作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、ケアマネ、ソーシャルワーカー
支援員(就労・介護・相談・生活)など

名実ともに高次脳機能分野の第一人者である三村將先生をお迎えし、予想以上に多くの方々のご参加もあり、大盛況となりました。講演は、難解なテーマを非常にわかり易くご説明いただいただけでなく、参加者も検査を実体験できる実技も盛り込まれ、大変引き込まれる内容となりました。高次脳は苦手意識を持たれやすい分野ですが、三村先生のご講演から、より親しみやすくわかりやすい説明の仕方も可能であることを実感し、多くの示唆を得ることができました。

第1回 高次脳機能障害症例検討会及び大田区機能訓練施設見学会(大田区)

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日時平成30年11月8日(木)18時~20時
場所大田区立障がい者総合サポートセンター 5階 多目的室
参加者42名
参加職種福祉、支援員(生活・就労)、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、相談員 など
  • 大田区機能訓練施設見学会を同日開催(10時~15時)
    ■大田区立障がい者総合サポートセンター(参加者:6名)
    ■大田区立志茂田福祉センター(参加者:6名)

症例検討会では、高次脳機能障害に携わる支援者が多数集まり、就労に課題を持つ症例に対し検討をしました。高次脳機能障害を持つ方がどのような点で就労に難渋するのか具体的に知ることが出来ました。また、各職種の専門的な見地からの意見を聞くことにより、症例を見る視点を増やすことにも繋がりました。様々な職種との知識の共有と顔の見える繋がりが得られる症例検討の意義を改めて感じることが出来ました。

本企画は同時に施設見学を行い、施設の説明と合わせて実際の利用者の方の訓練場面も見学させてもらいました。普段知ることのできない、施設での利用者の活動もご説明いただき支援の流れを把握することが出来てとても有意義でした。

講演会

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日時平成30年11月30日(金)19時~21時
演題「子どもの高次脳機能障害が抱える課題について」
講師岩崎 也生子(いわさき やおこ)先生
杏林大学 保健学部作業療法学科 講師
品川区立心身障害者福祉会館 非常勤作業療法士
座長尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所荏原病院 地下1階 リハビリテーション科 理学療法室
参加者90名
参加職種作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、社会福祉士、教員のほか
当事者ご家族、家族会の方にもご参加いただきました。

子どもの高次脳機能障害について、日常生活や学校生活場面で観察される特徴や成人の高次脳機能障害を分類に分けて説明いただきました。その中でも、様々な場面にわける症状や観察される行動と実際に支援するにあたり、正確な評価と症状の理解について事例を交えて大変わかりやすく、多くのご示唆いただきました。講義終了後の質問時間も大変充実しており、とても盛況な研修でした。

第2回 高次脳機能障害症例検討会(品川区)

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日時平成31年2月22日(金)18時~20時
場所品川区立心身障害者福祉会館 4階 訓練室2
講座テーマ「高次脳機能障害者の障害受容について」
講座講師大澤 彩(おおさわ あや)先生
昭和大学 保健医療学部 作業療法学科 講師
品川区障害者生活支援センター 高次脳機能障害専任相談員
症例発表鈴木 貴子(すずき たかこ)先生
埼玉県立大学 保健医療福祉学部 作業療法学科 助教
品川区障害者生活支援センター 高次脳機能障害専任相談員
参加者52名
参加職種作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、相談員、福祉、支援員(生活・就労) など

今回の症例検討会は第1部に講演、第2部で講演を踏まえた症例検討を実施したことにより、例年に比べ多くの方に参加していただきました。
今回のテーマは当事者と関わっていく中で問題となる障害受容についてでした。どんな行動がどのような症状なのか、なぜ高次機能障害を客観視できないのかという点を整理して説明いただき、障害受容を促す方法もいくつかアドバイスをいただくことができました。
第2部のグループワークでは、生きづらさ、支えづらさのある事例にどう対応するか、そして家族への支援の大切さも忘れてはいけないということを再認識できた有意義な検討会でした。