令和7年9月18日
都立病院では公的医療機関として大都市東京の医療を支えるという使命の下、誰もが質の高い医療を受けられ、安心して暮らせる東京の実現に向けて取り組んでいます。
この度、都立病院における次期医療情報基幹システム(以下「本システム」という。)の開発・更新等にかかる一連の業務について、日本電気株式会社と契約を締結しましたので、お知らせいたします。
都立14病院の本システムを同一事業者の標準パッケージに順次更新していくことにより、患者サービスを向上させ、より良質で安全な医療を提供していきます。
また、システム統一化を最大の好機として、業務運用の標準化や共通化を進めるとともに、AIや音声ツールなども活用しながら業務の効率化を図るなど、東京の医療DXに貢献して参ります。
1 事業名称
次期医療情報基幹システム開発作業委託
2 事業期間
事業契約締結の日から令和12年3月31日まで
3 事業場所
東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 東京都立病院機構法人本部 外15件
(法人本部、及び各病院等)
4 事業内容
地方独立行政法人東京都立病院機構の14病院で利用する本システムの設計・開発・移行・運用保守等の委託業務全体に関する14病院でのシステム導入作業委託
5 期待する効果
(1)標準パッケージ・ノンカスタマイズで目指す「情報の標準化及びコスト削減」
14病院で同一ベンダーの標準パッケージ製品を導入することで、マスターなどシステム面から共通・標準化に取り組みます。これらの取組により、他医療機関や患者さんとの情報共有をより実現しやすくするとともに、マスタメンテナンスやシステム改修などの維持管理費用の削減を実現します。
(2)システムに合わせた業務の見直しを契機として進める「しごと改革」
ベンダーの標準パッケージに合わせて業務の見直しを図ることで、病院によって異なる業務運用の標準化・共通化を目指します。「14病院統合」の象徴的な取組として、全病院が一体となって様々な業務の見直しに取り組み、機構としての「しごと改革」も実現します。
(3)東京のモデル医療機関として牽引する「医療DXの推進」
更新に合わせて、AIや音声ツールなど先進的なサービスを実装することで、更なる医療の質向上や業務効率化につなげていきます。また、標準パッケージ導入で汎用性を向上させることで、他病院のモデルとして、国や都が進める医療DXの様々な取組を牽引します。
6 契約の相手方
日本電気株式会社
7 契約金額
4,400,000,000円(税込)
上記契約は、パッケージ製品及び導入作業等に関するものであるため、クライアント端末、ネットワーク整備、運用保守等に要する費用は含まれていません。
8 落札者決定から契約締結までの経緯
- 令和7年6月30日
落札者の決定 - 令和7年7月1日
審査結果公表 - 令和7年9月18日
契約締結
参考資料
「次期医療情報基幹システム開発作業委託契約」を締結しました(PDF 500.4KB)
問合せ先
地方独立行政法人 東京都立病院機構
法人本部 事業推進部
DX推進センター 医療情報推進担当
電話 03-5320-5812(代表)