各病院放射線科の特徴

各病院放射線科の特徴

各病院では医療サービスの向上を図るため様々な医療を提供しています。それに伴い放射線科それぞれにも次のような特徴があります。

広尾病院

明治28年に都立病院としては最も早く開設され、現在は救急医療、災害医療、島しょ医療、心臓病医療、脳血管疾患医療が中心となっています。「一人でも多くの患者さんに、安全・安心・良質の医療を提供すること」を理念に掲げ、地域の救急・災害医療センターとしての役割を担っております。

放射線科は、当直帯は2名体制で24時間365日、「断らない緊急検査」をモットーに対応しています。保有している放射線機器は、320列MDCT装置2台、1.5TMR装置2台、血管撮影装置1台、心臓血管撮影装置2台、TrueBeam(リニアック装置)、SPECT装置などがあります。

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大久保病院

東京都区部西部医療圏の一端を担う東京都関連医療機関として、腎センター(腎内科・移植外科・泌尿器科)、脳卒中センター(脳神経外科・脳神経内科・リハビリテーション)に加えて、脳心臓血管センター(新設)を設置しております。また、地域医療連携では患者支援センターをはじめ、大久保ホットラインを設置して緊急診療依頼にもシームレスで円滑に対応できる体制を整備しております。

放射線科は、放射線診療や検診業務、高額医療機器の共同利用を担っております。放射線画像診断専門医がCTやMRI、核医学検査の読影を行っております。またマンモグラフィ検査や心臓カテーテル、放射線治療などに対しても専門認定取得している技師により、幅広く対応可能となっています。

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 大塚病院

総合周産期母子医療センターとして、M-FICU(母体・胎児集中治療管理室)においてハイリスク妊娠に対する医療、NICU(新生児集中治療管理室)・GCU(中等症・回復期治療室)において新生児への高度な医療を提供しています。その他、リウマチ・膠原病系難病医療・がん医療にも対応しています。

放射線科では、一次救急から二次救急(脳疾患など)に対応するため、単純撮影からCT、MRI、X線TV、血管撮影、核医学検査、放射線治療まで幅広く診療・治療をサポートするため総合診療に対応できる職員を育成しています。令和3年7月より核医学検査機器を2台更新しました。

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がん・感染症センター駒込病院

がんと感染症を中心とした医療を提供しています。厚生労働省から「都道府県がん診療連携拠点病院」の指定を受けて、外科的手術や放射線治療を中心としたがん医療を行っています。また、東京都から「第一種・第二種感染症指定医療機関」の指定を受けて、エイズやCOVID-19などの診療を行っています。

放射線診断部は、一般撮影・乳房撮影・血管撮影・CT・MRIなど、様々な検査を実施し最大限の医療情報を提供できるように努めています。核医学部門ではPET-CT検査を行っています。

放射線治療部は、6台の放射線治療装置を導入し、毎日100人近い患者さんを治療しています。そのうちの5台は、定位放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)など数多くの高精度治療を行える装置となっています。

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豊島病院

豊島病院は、救急医療・脳血管疾患医療・がん医療を重点医療とし、感染症医療、精神科救急、小児医療、災害医療等の行政的医療も積極的に取り組んでいます。

放射線科は地域病院と連携を強化し、CT、MRI、マンモグラフィ、骨塩定量検査が直接予約取得できるシステムを構築しています。循環器疾患や脳血管疾患、外傷のTAE等の緊急血管撮影検査やIVRをチーム医療で実施しており、放射線治療では、リニアックによる外照射治療を中心に画像誘導放射線治療(IGRT)も実施できます。また、高水準なマンモグラフィ画像提供や血管撮影検査における低被ばくを推進し、施設認定を取得しており、各分野で専門性の高い技師が活躍しています。

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荏原病院

荏原病院は、区南部地域(品川・大田)の地域支援病院として、救急医療、脳卒中医療、集学的がん医療を重点医療として取り組むとともに感染症医療や産科医療、認知症医療、精神科医療などの行政医療についても取り組むなど地域医療の確保に努めています。

放射線科は、2管球搭載CTや3テスラMRI、トモシンセンス対応マンモグラフィなどの装置を導入し、新しい撮影方法も積極的に取り入れ、院内患者のみならず医療連携による高額医療機器の共同利用にも力を入れております。VSRADやダットスキャンなどの認知症の検査も利用が多いです。また、医療放射線やMRIの安全管理対策もチームで活動しています。

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 墨東病院

平成13年に東京・ER墨東を開設し、平成28年には高度救命救急センターの指定を受けました。平成29年には、地域がん診療連携拠点病院に認定されるなど、三次救急・周産期・精神科・感染症・がん医療を中心に区東部医療圏を支えています。

放射線科は、画像診断、核医学診断、放射線治療の3部門から構成されています。救命センター初療室には、IVR-CTシステムが国内2例目で導入されました。これにより、三次救急患者の診断から血管内治療まで初療室で完結できます。救急医療は24時間365日対応のため、技師3名による夜勤当直体制を導入しています。

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多摩総合医療センター

多摩地域の中核病院として、救急医療・がん医療・周産期医療のほか、34科による高度先進医療を提供しています。平成22年4月より「地域がん診療連携拠点病院」に指定され、令和2年4月更新されました。東京ER・多摩は、年間約1万台の救急車を受け入れ救急医療に積極的に貢献しています。

放射線科は、診断部門(一般撮影・乳房撮影・CT・MRI・血管撮影・核医学)と治療部門があり、高い専門知識を有する認定技師が中心となって質の高い医療を提供しています。CT装置4台はいずれもDE機能を搭載しており、冠動脈CTなどの高機能検査を積極的に実施しています。

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 多摩北部医療センター

北多摩北部地域の急性期中核病院として、救急医療、小児医療、がん医療、老人医療を4つの柱として取り組んでいます。森のホスピタル「たまほく」の特徴は充実したチーム医療にあります。患者さんを中心にスタッフがそれぞれのパフォーマンスを最大限に発揮し、ベストな結果が得られるよう協働しています。

放射線科は、近隣の医療機関と密な連携を取りながら様々な検査を行っています。CT、MRI、核医学、マンモグラフィを中心とした画像診断、およびIMRT、IGRTといった高精度放射線治療を実施しています。「医療被ばく低減施設」に認定されており、被ばくが少なく安全性を重視した検査を心掛けております。

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 東部地域病院

東部地域病院は、区東北部(葛飾・足立・荒川)などにおける中核病院として、地域の医療機関と積極的で緊密な連携を図ることで医療の継続性を確保し、患者さんにとってベストな医療システムを目指しています。地域の救急医療や循環器・内視鏡・小児医療を重点医療として取り組み、近年はがん医療を強化し地域の医療水準向上に努めています。

放射線科は、2台のCT(320列・80列)、1.5TのMRI、2台のRI装置を中心に、高度検査機器の共同利用を推進しております。特長ある検査としては、冠動脈CTや大腸CT、MRI検査を実施できるペースメーカ挿入患者様のMRI検査、また、認知症の頭部MRI(VSRAD)/脳血流SPECTの同日検査も実施しています。

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多摩南部地域病院

南多摩医療圏(八王子、町田、日野、多摩、稲城)の中核病院として、地域の医療機関と密接に連携し、高度かつ適切な医療を提供しています。「救急医療」と「がん医療」が重点医療であり、東京都がん診療連携協力病院に指定されています。

放射線科は、CT、MRI、血管撮影装置、ガンマカメラ、リニアック等の装置を揃え、小児から高齢者まで幅広い二次救急対応を行っています。また、都内唯一の温熱療法(ハイパーサーミア)を設置している病院であり、診療放射線技師が患者のセッティング、装置の出力調整を行い、チーム医療の一員として力を発揮しています。

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 神経病院

あらゆる脳神経疾患・筋疾患に特化した医療機関であり、多くの神経・筋難病に対応しています。また、一般神経疾患においても、てんかんや脊椎・脊髄外科疾患に対して、高難度手術や高い専門性が求められる希少疾患手術の拠点として機能しています。神経変性疾患においてはパーキンソン病をはじめ、筋委縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多発性硬化症など多くの難病疾患の診断、治療にあたっています。

神経放射線科では、一般撮影、血管撮影、X線TV、CT、МRI、核医学、骨塩定量など多岐にわたる分野において専門職として志し高く検査を行っています。

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 小児総合医療センター

清瀬小児・八王子小児・梅ヶ丘の3病院統合して、平成22年3月、開設された病院です。患者さんは多摩地区だけでなく全国から来院され、近年ではAYA 世代を対象とした医療の充実にも力を入れています。令和元年からファシリティドッグも就任し、職員が力を合わせて患者さんに寄り添う医療を実践しています。

診療放射線科では、撮影室やCT装置などにはイラストを描いたり、MRI装置では患者さんお気に入りのビデオを見ながら検査できるようにするなど、患者さんに安心して検査を受けていただけるよう工夫しています。また、被ばくの低減に努めています。

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 松沢病院

前身は明治12年に創立された東京府癲狂(てんきょう)病院であり、140年にわたる長い歴史のある病院です。精神科急性期医療、精神科救急医療、思春期・青年期医療、認知症医療、精神科身体合併症医療、アルコール等依存症医療など、あらゆる精神疾患に対応しており、東京都における精神科医療の拠点病院としての役割を果たしています。内科、脳神経内科、外科、整形外科等の身体科もあります。

放射線科は、MDCT装置2台(うち1台は2層検出器を搭載)、3T-MRI装置1台、3検出器SPECT装置1台、血管撮影装置1台があり精度の高い検査を行っております。

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