中央採血部門

中央採血部門

 採血・尿検査の受付を行っています。採血は、臨床検査技師が対応しており、専任2名、混雑時は最大4名を配置しています。検体情報統括管理システムにて患者照合や検体管理を確実に行い、安全な採血業務の実施に取り組んでいます。
 平均150人/日の患者さんが来室されます。

採血・採尿受付
採血室内の様子
「採血」は病気の診断や病状の変化を知る上で必要な検査の手段です。 当採血室では、国家資格を有する臨床検査技師が採血を担当しており、安全性の高い手技で行いますが、まれに合併症(併発症)が起きることがあります。 採血によって得られる情報が、採血を行う危険性より重要であると担当医が判断した場合に採血をお勧めしています。このような「採血」の必要性・危険性をご了解の上、採血をお受けいただきますようお願いいたします。

 ž 採血取り間違いを防ぐために、患者さま自身に姓名と生年月日を名のっていただいております。
 ž 検査する項目によって、採血前に安静にしていただくなど、お時間がかかる場合があります。

 <採血スタッフに お伝えください>

採血前
 ž 消毒用アルコールや絆創膏で皮膚がかぶれたことのある方
 ž 採血中もしくは採血直後にご気分が悪くなったことがある方
 ž 血液を固まりにくくするお薬を服用している方
 ž 血液透析中の方
 ž 乳房切除を受けられた方

採血中または採血後
 ž 手の指先に痛みやしびれ感などが走る時、我慢できないような痛みを感じた時
  (針を刺した場所の「チクッ」とした痛みは通常心配ありません)
 ž 気分が悪くなった時、冷や汗が出たりする時
 その他、ご不明な点、ご不安な点がございましたらスタッフにお申し出ください。

採血合併症(併発症)について
「採血」は基本的に安全な手技ですが、極まれに次のような合併症が生じることがあります。

◆皮下血腫
 皮下に漏れ出た血液の塊で主に穿刺後の不十分な止血により生じます。
 採血後は針を刺した場所を5分間しっかり押さえてください。
 血液を固まりにくくするお薬を服用している方は、さらに長めに押さえてください。

◆神経損傷
 まれに神経に針が触れて手指へ広がる痛み、しびれを生じることがあります。
 神経と血管の位置関係は個人差が大きく、神経に触れることを完全に防ぐことはできません。
 大部分は特別な治療をしなくとも数週間以内(ほぼ1週間以内)に症状はなくなります。

◆迷走神経反射
 採血中に一時的にめまい、気分不快感、冷汗、失神を生じることがあります。
 これまでに採血中にこのような症状があった方はお申し出ください。