検体検査部門
検体検査部門は、一般検査・血液検査・生化学検査・免疫血清検査の4部門を統合した部門です。血液や尿、その他体液について、各種検査装置を用いて様々な検査項目を分析測定しています。緊急検査は60分以内に結果を報告し、診療前の迅速かつ安全な検査に努めています。
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03-5273-7711 例)生活習慣病
検体検査部門は、一般検査・血液検査・生化学検査・免疫血清検査の4部門を統合した部門です。血液や尿、その他体液について、各種検査装置を用いて様々な検査項目を分析測定しています。緊急検査は60分以内に結果を報告し、診療前の迅速かつ安全な検査に努めています。
主要な検査項目のほとんどが緊急対象となっています。外来の診察前検査や緊急検査のみならず、夜間、休日を含めた24時間体制で、救急診療に対応した迅速検査を実施しております。
尿、便、体腔液、髄液などの性状検査、顕微鏡検査を行っています。尿は簡単に採取できて、体の状態をよく反映しているので診察の最初に行われる最も有用な検査です。ほかに寄生虫などを疑うときの便検査も行っています。

| 尿検査 | 定性検査(試験紙法) 尿沈渣(自動機器による有形成分検査、顕微鏡検査) |
|---|---|
| 便検査 | 便潜血検査、寄生虫検査 |
| 髄液検査 | 髄膜炎の鑑別 |
他項目自動血球分析装置により貧血の検査、血球の分析等を行います。血液像では、塗抹標本を作製し染色して顕微鏡で血球等の形態的異常を観察しています。凝固、線溶検査は出血、止血などの機序に異常がないか調べる検査で、手術前検査、ワーファリン等の経口抗凝固薬の服薬コントロールに必要な検査です。

| 血球算定 | 赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン量など |
|---|---|
| 血液像 | 白血球分類 |
| 凝固・線溶検査 | PT、APTT、FIB、FDP、D‐ダイマー |
肝機能、腎機能等、各臓器の働きに関係する酵素を血液や尿を用いて化学的分析測定しています。その他、糖尿病・生活習慣病関係の検査や、腫瘍マーカー、B型肝炎、C型肝炎等の感染症検査も行っています。生化学検査はほとんどが機械化されていて、短時間で多くの検査に対応しています。結果報告では、一人一人のデータに異常がないかを臨床検査技師がチェックしています。

| 肝臓・胆道 | AST、ALT、ALP、γ‐GTP |
|---|---|
| 腎臓 | BUN、CRE、尿蛋白 |
| 心臓 | CK、BNP、NT-proBNP、高感度トロポニンT |
| 膵臓 | AMY |
| 甲状腺 | TSH、FT3、FT4 |
| 糖尿病 | 血糖(GLU)、HbA1c |
| 脂質異常 | LDLコレステロール、HDLコレステロール、 |
| 感染症 | B型肝炎、C型肝炎、HIV、RPR、TPLA |
| 腫瘍マーカー | CEA、PSA、CA125、AFP、CA19-9 |
当院では、参考値としてJCCLS共用基準範囲を採用しております。
一般的に基準値は、測定方法などにより他の医療施設と異なる場合があります。基準範囲とは健常人集団の95%の方が含まれる範囲のことでその範囲より高ければHマーク、低ければLマークが付きます。検査結果に関する詳しい説明は、担当の医師にご相談ください。