新生児科

サブスペシャルティレジデント

大塚病院 新生児科部長 増永 健

新生児専門医を目指している皆さん

大塚病院は都内に14か所の総合周産期母子医療センターの一つです。大規模改修工事により2022年12月からNICU/GCU新病棟が稼働し、2023年8月にMFICU新病棟が稼働、MFICUは6床から9床に増床します。令和4年度の主要実績は分娩件数804件、母体搬送受入数209件、NICU/GCU入院数532名、極低出生体重児入院数33名(うち超低出生体重児19名)であり、多くの症例を経験できます。新生児医療は大変やりがいのある仕事です。小さく未熟な状態で出生した赤ちゃん、大きく生まれても様々な疾患を有する赤ちゃん達のために、一緒に勉強しませんか?
まずはお気軽に見学に来てください。ご連絡をお待ちしております。

【参考】

特色

【大塚病院の特色】

大塚病院新生児科はNICU15床と、GCU30床の計45床を有しています。医師スタッフはサブスペシャルティーレジデント3名を含む15名で、主治医制に加えグループ制を取り入れ協力し合いながら診療しています。症例は豊富で周産期新生児医学会新生児専門医も多く在籍し、教育環境は良好です。3年間の研修期間のうち、6か月間は他施設での研修が可能です。当院には小児外科医や小児脳外科医も在籍しており、新生児外科疾患も経験できます。新生児専門医を目指している方は、奮ってご応募ください。

【都立病院における研修の特色】

都立病院には、大塚・墨東病院のごとく母子医療センターとして早産・低出生体重児や多児など胎児期からの管理が可能な施設と、小児総合医療センターのごとく母子総合医療センター(多摩総合医療センター産科と共同で)と同時に小児専門病院として、外科系の専門医や小児科の専門医との連携による総合的医療を習得できる施設があります。
これらの施設が有機的に連携し、そのスケールメリット(NICU54床、GCU108床、年間新生児入院数約1,800人、年間分娩数約3,400件)を活かして新生児科医師の育成に当たることによって、他に類をみない魅力的で有意義な研修を行うことができます。

病棟風景

NICU(新生児集中治療室)

GCU病棟

カリキュラム

カリキュラム研修期間は原則3年で各病院に所属します。3年間のうち1年目は各所属施設において基礎的な新生児医療を確実なものにします。2年目は他施設にローテーションすることが可能で、所属施設での研修が不十分な点について補完します。3年目は、所属施設において経験症例数を増やすとともに、シニアレジデントやサブスペシャルティレジデントの教育・指導、追跡外来の担当、臨床研究のまとめなどを行います。

3年間の研修で、日本周産期・新生児医学会の新生児専門医受験資格が得られ、合格できるだけの必要な知識が身につけられるような指導を行います。また、希望に応じて関連他科の研修(産科、小児外科、心臓外科、麻酔科など)も可能な範囲で受けられるように配慮致します。

1年目 基礎的な新生児医療を確実なものとする。
2年目 重症例の対応を確実なものとする。

  • 産科、周産期正常新生児の管理
  • 分娩立会い、新生児搬送
  • 新生児外科、先天性心疾患周術期管理

3年目 シニアレジデント・サブスペシャルティレジデントの教育・指導

  • 経験症例数を増加させる
  • 新生児追跡外来・臨床研究のまとめ

病院見学について

当院では随時病院見学を受け入れています。詳細は「病院見学」のページをご覧ください。