迅速感染症検査

感染症の診療で重要な課題の一つとして、起炎病原体の診断に時間がかかることがあげられます。起炎病原体の診断の遅れは、感染症治療の要である抗菌薬が決められず、治療が遅れて重症化してしまうことがあります。

そのため検査科では、日数を必要としていた培養検査結果やウイルス分離や抗体価の結果を待たずに起炎病原体の抗原検査が可能な免疫クロマトグラフ法で、インフルエンザウイルスやRSウイルス、アデノウイルス、ロタウイルスなどの迅速感染症検査を行っています。