包括的暴力防止プログラムトレーナー養成研修について
東京都立小児総合医療センターでは、2010年より「子どもの心診療支援拠点病院事業」の中で、包括的暴力防止プログラム(Comprehensive Violence Prevention & Protection Program::CVPPP)のトレーナー養成研修を行っています。CVPPPは精神科医療、その関連領の施設等で起こる当事者の攻撃や暴力を適切にケアするプログラムです。是非ご参加ください。
1 研修目的
CVPPPは当事者も援助者もともに同じ「人」としてPerson-centeredと考え、互いに尊重され守られるべき存在とする。当事者にとっての援軍となり、攻撃性や暴力行動のリスクを下げる。子どもの精神科医療に関る医療従事者が、CVPPPの知識と技術を身につけ、より質の高いサービスを提供できるようにする。
2 研修内容
CVPPPインストラクターによる講義、及び、CVPPPトレーナーによる技術練習
3 募集人員
30名前後
4 対象者
・4日間とも参加できる方
・ 研修終了後、CVPPPを導入する予定のある施設の職員
・ 関節に痛みがある等の身体的に不調がない方
(注)東京都内の施設・子どもの精神科に関わる施設の職員が優先となります。
5 研修日時・場所
・日時
2025年7月12日(土) | 9:30~17:00 | (受付9:00) |
2025年7月13日(日) | 9:30~17:00 | (受付9:00) |
2025年8月2日(土) | 9:30~17:00 | (受付9:00) |
2024年8月3日(日) | 9:30~17:00 | (受付9:00) |
・場所
東京都立小児総合医療センター 1階 フォレスト
6 研修内容
講義
グループワーク
身体介入技術練習
(注)講師は信州大学 下里誠二先生 木下愛未先生
7 参加申込み案内・注意事項
(1)受講申請手続について
下記フォームに必要事項を入力の上、お申込みください。
申込フォーム(外部リンク)
2025年6月2日(月)17時締切
(2) 受講案内について
・受講の可否については、6月6日までにメールで通知いたします。万が一通知が届かない場合、お手数ですがご連絡ください。
・受講決定者には事前課題を提出していただきます。後日メールで詳細を送ります。
・パソコンからの添付ファイル付きのメールを受け取れる設定にしておいてください。
・受講をキャンセルする場合は、早めにメールでご連絡ください。
(3) 研修費等の負担について
費用負担はありません。
(4)CVPPPトレーナー資格について
・本研修での既定のプログラムを修了することにより、CVPPPトレーナー資格を取得することができます。ただし、CVPPPトレーナー資格取得のためには、日本こころの安全とケア学会におけるCVPPPトレーナー名簿に、所属施設名、氏名、性別が登録されることとなります。(注)個人情報保護につきましては十分に留意し当該研修に関する時のみの使用に限ります。ただし本プログラムの品質の向上のための研究、また実態調査の目的での調査など本プログラムの管理上の目的で調査等をさせていただくことがあります。CVPPPトレーナー認定証書の発行を希望された方は、発行代として別途1,000円+消費税がかかります。
・プライバシー等の理由により、CVPPPトレーナー名簿への登録を希望されない方は、下記のことにご注意く
ださい。
ア CVPPPトレーナー資格取得ができません。
イ CVPPPフォローアップ・ステップアップ・インストラクター養成研修等の受講資格がありません。
ウ CVPPP認定証書を後日発行希望する場合には、3,000円がかかります 。
エ 日本こころの安全とケア学会ホームページに記載されている包括的暴力防止プログラム(CVPPP)トレーナー細則(PDF 88.5KB)をお読みください。
(5)動画について
身体的なサポート方法が確認できる映像の動画ファイルをダウンロードできます。トレーナー取得者に限りダウンロード(600円+消費税)できます。あくまでも任意で強制ではありません。
(6)宿泊について
宿泊については、各自で手配されますようお願い致します。
(7)持参するものについて
・関連書籍として、以下の書籍をお持ちください
「最新 CVPPPトレーニングマニュアル-医療職による包括的暴力防止プログラムの理論と実践」
中央法規 日本こころの安全とケア学会(監修)、下里 誠二(編著)
・体操着(ジャージなど)・体育館用運動靴・飲み物・タオル
(注)女性の方は特に、襟の大きくあいた上着や短すぎる上着はご遠慮ください。
・昼食は各自でご準備ください。
病院にはドトールコーヒーが利用できます。また、ローソンが併設されており、お弁当等の購入ができます。
(8)交通アクセスについて
小児総合医療センター ホームページ 交通アクセスを参照してください。必ず、公共の交通機関をご利用ください。
8 その他
・本研修は受講者同士、腕を持つなど、身体が触れ合う事が多い研修です。不快な思いをされないよう配慮させていただきますが、万が一ご不快を感じられましたら、遠慮なくお申し出ください。
・ 肩や腰に持病がある方や、心疾患などがある方の応募は控えていただくようお願いします。肩や腕、腰などを動かす実技演習が多くあるので、持病が悪化し、以後の演習に支障をきたす可能性があります。
・本研修は暴力という問題を扱います。そのため、被暴力体験がある方が再体験することでストレス反応が現れる可能性があります。
・感染症対策にご協力ください。
ア マスクを着用して研修を受けてください。
イ 受講前および当日37度以上の発熱がある方、咳、咽頭痛、倦怠感、呼吸困難感などの症状のある方は、受講をお控えください。
ウ 当日は検温を実施し体調不良などがないか確認したうえで研修を行います。
エ 適宜、手指消毒をしてください。
問い合わせ先
東京都立小児総合医療センター 丘の4番地 看護師長 山本直示
〒183-8561
東京都府中市武蔵台2-8-29
電話 042-300-5111(内線3540)
電子メールアドレス sn_oka4 (a) tmhp.jp @に変更してご使用ください。