在籍生から一言

総合内科シニア 鈴木 美音

私は広くさまざまな疾患や患者をみられるようになりたいと内科領域に興味を持っていました。なかなか専門性を絞り切れずに悩んでいた時、当院の総合診療科と出会いました。総合診療科はcommon diseaseや診断困難症例を中心に診療をしています。disease(疾患)だけでなく、illness(病い体験)などにも注目する患者中心の医療を超急性期病院で行える点が魅力的でした。また、専門性の高い診療科が充実しており、各科専門領域の疾患を経験することができます。
 2年目に行くことになる外病院の選択肢は多く、院内の診療科・外病院どちらも自由に研修をコーディネートできるので、フレキシブルに学ぶことができます。私自身、外病院も含めた2年間を通じて様々な経験を積むことができました。外病院では慢性期の定期外来、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟などでの研修も行い、患者の全体像を主治医としてみる力が上がったような気がします。
 オンオフもはっきりした環境で、豊富な症例を経験できます。ぜひ、興味がある方は一度見学に来てください!

一日の研修の流れ※毎週水曜日はお昼を食べながら臨床推論について学ぶ
 ERランチョンレポートを実施しています。

総合診療科シニア 千本松 梨奈

多摩総診はあなたにとってどんな場所ですか?
I grew up in the US and graduated from medical school in Hungary, so my Japanese is poor. Tama welcomed me with open arms, as they value my skills over my weakness.I see Tama as a “melting pot” because people come from varied backgrounds. However, everyone is united in that they are extremely motivated to improve themselves and are passionate about what they do. Also, the atmosphere is very nice. People are always willing to listen. I feel safe to voice my opinion.
多摩総診を選んだ理由は?
I saw myself grow exponentially as a doctor at Tama. Not only does Tama provide opportunities, support, and education, it also tailors to the individual’s needs. Personally, I wanted to learn about ultrasound, and I asked for more experiences to work with foreign patients. I currently have a weekly ultrasound practice, and later I will have a weekly visit to an international clinic.
プログラムを受けて良かった点は?
As a junior resident, I was only concerned about biological aspect of the patient. Seeing patient as a whole means thinking about biological, psychological, and social aspects. This program made me realize that psychological and social aspects are just as important as the biological aspect of a patient’s overall well-being.
これからの目標は?
I’d like to serve foreign patients in Japan. I’d also like to participate in oversea volunteer opportunities.
後輩へメッセージを!
日本語が得意ではない私に毎日親切にご指導いただき、充実した日々を過ごしています。ぜひ見学にいらしてください。お会いできることを楽しみにしています。

一日の研修の流れ

外科シニア 佐藤隼人

・当院を研修で選んだきっかけ
初期研修先で当院外科プログラム出身の先生がおり奨めていただいたこと
救急外来や救命の研修もあり、救急系の経験を積むことができると思ったこと
チーム別の診体制であり、疾患ついて系統的学べる機会が多いと感じたこと
見学時のシニアレジデント含めスタッフの雰囲気がよかったこと
・プログラムを受けてよかった点
同世代のシニアレジテントが多く、また様々な初期研修病院出身のため外科診療や救急診療について様々な情報を共有できること
当院では手術が上手な先生が多いこと
数か月に一度wet labo(豚などの動物で手術手技を体験できる機会)があり、一度駒込病院や都立墨東病院のシニアレジデントと合同で手術手技トレーニングを行うことができたこと
他科シニアレジデントが多く、自科以外の診療などについて相談することができること
・これからの目標
手術手技の上達
術前後管理の上達
外科的、関連した他科的知識の習得
・後輩へのメッセージ
経験症例の多さだけがすべてではなく、ある程度手術ができて上手なスタッフの元での手技・術後管理などが上達の近道と思います。

一日の研修の流れ

・多摩総合を選んだきっかけ

総合周産期母子医療センターであり、かつ母体救命対応を行う施設である、との事前情報を得て、初期研修医2年目の6月に当院産婦人科を見学しました。普段の診療の様子に加えて緊急時の対応を間近で見ることができ、穏やかさと緊迫感のバランス、また上級医の先生方の的確な御指導が非常に印象的でした。施設自体の特徴もそうですが、何より、私もこの環境の中で働いてみたい!と直感したことが病院を選んだきっかけでした。

・プログラムを受けて良かった点

実際に働き始め、多くのハイリスク症例に携わらせていただく中で、自分の至らなさを痛感することも多いです。しかし真摯に診療に向き合われる先生方のもとで経験を積ませていただけることを、日々本当に嬉しく思っています。

・後輩へメッセージ

産婦人科領域を、早い段階から広い視座で見たいという方にはぜひお勧めしたい病院です。

・1日の研修の流れ

病棟対応、外来対応、手術を日替わりで割り当てられ業務を行います。

産婦人科シニア 髙瀬布未果


耳鼻咽喉科シニア 寺山弘汰郎

初めまして!多摩総合医療センター耳鼻咽喉科専門研修プログラムについてご紹介します。

耳鼻咽喉科の専門研修は大学病院を基幹病院としたプログラムが多いと思いますが、当院の専門研修プログラムは市中病院が基幹病院となる数少ないプログラムの一つです。当院は多摩広域の地域医療を担い、その特徴として患者数および手術件数が多いことが挙げられます。耳、鼻・副鼻腔、口腔・咽頭・喉頭、頭頸部腫瘍など、と幅広い領域で手術を行っており、他科との合同手術も定期的に行っています。また、すぐ隣には都立小児総合医療センターや都立神経病院、都立府中療育センターがあるため、そちらでも研修する期間があり、小児疾患や神経疾患も学ぶことができます。学会参加だけでなく、論文発表や症例報告も定期的に行い、そのサポートも充実しています。耳鼻咽喉科専門医取得条件を十分に満たすことはもちろんのこと、求めればそれ以上に多くの経験を積むことができる環境です。

当科の雰囲気について言えば、そのチームワークの良さが特徴と言えます。外来・病棟管理・手術など、診療の場が幅広いため、仕事は多岐にわたりますが、コミュニケーションを取り合い、お互いに助け合いながら業務に取り組んでいます。私自身は、他病院で初期研修を修了し、シニアレジデントとして当科に入職しました。新しい環境で右も左もわからない状態でしたが、医師をはじめ医療スタッフの皆さんに温かく迎えられ、充実した研修の日々を送っています。

長くなってしまいましたが、実際に雰囲気を感じてもらうのが最も良いと思いますので、ぜひ一度見学にお越しください。

一日の研修の流れ

※月・水・金は手術日にて2,3件/日の手術に入る。


・多摩総合を選んだきっかけ

初期臨床研修から当院で研修をしていました、後期研修先を見つけるため、他の病院へ見学には行きましたが、大学医局に属さないことが自分には向いていたことや、ある程度馴染みのある環境かつ面識のある他科の先生がいて相談しやすい当院が基幹病院であり、他都立病院へローテする整形外科プログラムに魅力を感じました。

・プログラムを受けて良かった点

整形外科は中にも様々な専門があります。当院は手・股関節・脊椎・外傷・リウマチ・肩・膝・スポーツなど小児整形外科以外幅広い疾患を扱うことができ満遍なく症例を経験することができます。その分、学ぶことが多くて勉強は大変ではありますが、基本的な一般整形外科の知識を習得することができると思います。

・これからの目標

今後は自分の執刀症例数を増やし外科技術を向上させることです。安全かつ短時間で手術を行うには術前計画でほぼ決まると考えています。患者さんに合った治療方針を指導医とよくDiscusssionし、1症例を大事に経験を積み重ねることで成長したいと思います。また、自分の成長だけではなく研修医の指導にも積極的に関わっていきたいと思います。

・後輩へメッセージ

整形外科は医局に入ることが一般的ですが、当院は東大系列ですし、医局の先生方とつながりがあります。多くの専門診から細かな指導を受けることができる環境と人が揃っているので自分自身の成長を実感できると思います。

牛久 潤彦


・多摩総合を選んだきっかけ

ジュニアレジデントから多摩総合で勤務していたため、病院のシステムもよく知っており、知り合いの先生方も多く、専門研修に進む上で業務上のストレスが少ないと思ったからです。また、麻酔科の先生方も優しく教育的であることも安心してプログラム選択ができた一つの要因です。

・プログラムを受けて良かった点

初めの2年間はほとんど多摩総合での勤務であったことが私にとって良かったです。

(2年目の3カ月間は隣の都立小児総合医療センターで小児麻酔研修)

1つの施設に腰を据えて研修ができたので、手技の習得や手術の流れの把握がしやすかったです。

3年目には1年間、関連病院である埼玉医科大学国際医療センターで心臓麻酔の症例をたくさん経験させてもらい、忙しいながらも充実した研修ができました。

・これからの目標

麻酔科4年目に専門医試験を受験するため、まずは専門医資格取得が目標です。その後は心臓血管麻酔の専門医取得や、論文作成もできたらいいなと考えています。

 ・後輩へメッセージ

仕事と休みの切り替えがはっきりしており、非常に働きやすい環境です。ぜひ一度見学にいらしてください。

麻酔科コース シニア 華岡万貴

i一日の研修の流れ


病理科シニア 宗像沙耶

多摩総合医療センター病理診断科専攻医3年の宗像沙耶です。

私は、初期研修終了後、当院の病理プログラムに入りました。後期研修では、診断に力を入れて学びたいと考え、市中病院のプログラムを検討していました。当院を選んだ決め手や働いてみて改めて思う魅力について紹介できればと思います。当院は組織診が年間約11000件程度、細胞診が7500件程度と検体数が多く、同じ敷地内に小児総合医療センター、神経病院もあるため、他の市中病院ではあまり経験する機会の少ないような幅広い症例を経験することができます。非常勤として近隣の大学病院から各分野の専門の病理医を招聘しており、専門的な知識を学ぶ機会も多くあります。また、当院には日本病理学会認定病理専門医研修指導医が在籍する複数の連携施設があり、そこでの研修は、週に1-2回外勤という形で研修するため、所属は3年間当院のまま研修することができ、環境が大きく変わらないことも利点の一つと考えます。専門医取得に必要な解剖症例数に関しては、当院のみではなく、連携施設でも解剖・CPCを行うため、剖検症例数が非常に豊富です。また、当院はがんゲノム医療連携病院に指定されており、週に1回ZOOMにてエキスパートパネルに参加しており、ゲノム医療について学ぶ機会もあります。当院は最短の年数で病理専門医の受験資格を取得することができ、また、細胞診専門医や分子病理専門医の取得に向けてのスキルアップも図れます。

環境の面で自分が実際に勤務して感じたことは、職場の雰囲気が良く、診断に悩む症例に遭遇した際指導医の先生方に質問・相談しやすいという事です。一人で抱え込んでしまう不安がなく、安心して診断に取り組むことができます。また、オンオフがしっかりしている点もとても働きやすいと感じました。

もし、当院での研修に興味をもっていただけましたら、是非一度見学にいらしてください。お待ちしています。

一日の研修の流れ