血液内科 診療科の特徴と強み

診療科の特徴と強み

1 たまほく血液内科は北多摩北部地域のハイボリュームセンターです。

血液内科常勤医3人、非常勤医2人の血液内科医の多い病院で、外来を毎日午前中(一部午後)の合計11コマ行っています。
入院も無菌室10床、病床35床で入院がしやすいです。

2 若年者から65歳以上の高齢者の方まで適切な治療・診療を行います。

若年者の急性白血病の治療は日本成人白血病研究グループに参加し標準的な治療を行っており、実績があります。
65歳以上の血液悪性腫瘍に対する診療には、多摩老人医療センターの時代からの蓄積があります。

ご本人やご家族、地域の先生方と相談の上で、適切な治療方針・診療計画をご提案し、合併症・社会的背景に応じた対応をします。

3 たまほく血液内科はチーム医療に力を入れ、安全な化学療法・指導を行っています。

血液内科では医師、看護師、薬剤師がチームで、安全な化学療法を施行しています。入院で治療を導入する時には「血液内科化学療法3職種説明用紙」を使用し各職種から同一の形式で説明し、スケジュール、副作用を患者さんに理解していただきます。


当科の頻用レジメン約80種類すべてを用意しています。退院後は通院治療室、外来皮下注射化学療法室で、治療のクールごとに同一の形式で多職種から説明を行い、地域の先生方や訪問看護師、院外薬局、ソーシャルワーカーとも連携して、安全な化学療法を行っています。

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DRd療法治療スケジュール
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DRd療法の主な副作用とその発現時期

4 充実した機能と設備を整えています。

無菌室

血液内科では、急性白血病、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの患者さんの治療中、白血球減少期の感染症を防ぐために無菌室を使用します。無菌室とは感染症を防ぐために空気にフィルターを通して清浄化した部屋で、肺炎や肺真菌症のリスクが低くなります。


当科の病床35床のうち、無菌室は個室3室、4人部屋1室、3人部屋1室の合計10床あります。簡易型無菌装置も6台あり、合計16床で強力な化学療法をより安全に施行できます。無菌室は健康保険適応で入室でき保険適応外の負担もありません。

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外来輸血室

外来に輸血専用室4床があり専任看護師を配置して、赤血球輸血、血小板輸血を行っています。

外来皮下注射室

皮下注射の化学療法専用の部屋が2床あり、専任看護師が化学療法を行います。

当科にかかわる施設認定

  • 日本血液学会 専門研修認定施設
  • 日本臨床腫瘍学会 認定研修施設
  • 日本成人白血病研究グループ(JALSG)会員

その他

 ホスピタルズ・ファイル「血液内科のがん治療について」はこちら(外部リンク)