新病院長就任のごあいさつ

令和8年4月1日就任 東京都立東部地域病院長 清水俊明
このたび2026年4月より、稲田英一前病院長の後任として東京都立東部地域病院の病院長を拝命いたしました清水俊明です。
私はこれまで順天堂大学医学部小児科の主任教授として、主に小児医療全般および小児栄養消化器分野を中心に診療・研究・教育に携わってまいりました。また、順天堂大学医学部附属順天堂医院ならびに医療法人財団小畑会浜田病院の副院長として、安全で優しい医療の実践にも注力してまいりました。医療を実践する上で、病を治すことにとどまらず、患者さんやご家族の不安に寄り添い、生活そのものを支えることが重要であると考えています。この思いを、当院の医療の根幹として大切にしていきたいと思います。
当院における特色のある医療体制
当院は、地域医療の中核病院として、ロボット支援下手術による低侵襲治療、がん治療、循環器急性疾患に対する高度急性期医療、24時間365日体制の救急医療など、専門性の高い医療機能を有しています。さらに、小児科と小児外科が連携した充実した小児医療体制を整え、地域の子どもたちの健康と成長を支えています。
地域包括医療への取り組みと連携の重視
当院では急性期医療のみならず、回復期・慢性期、在宅医療までを見据えた地域包括医療に力を注いでいます。地域の皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、地域の医師会、診療所、病院、消防署・救急隊との連携をより一層重視し、顔の見える関係づくりを通じて、迅速で切れ目のない医療提供体制の構築を進めてまいります。
災害拠点病院としての役割と防災体制
当院は災害拠点病院として、平時のみならず災害時においても地域の医療を守る重要な役割を担っています。昨年は葛飾区主催の防災訓練において医療幹事病院を務め、行政・消防・関係機関と連携した実践的な訓練を行いました。また本年に入ってからは、関東DMAT訓練にも参加し、大規模災害発生時における迅速な医療支援体制の強化に取り組んでいます。今後も災害対応能力の継続的な向上を図り、地域の皆さまの「いざという時の拠り所」となれる病院を目指してまいります。
経営方針について
厳しい医療環境の中においても、質の高い医療を持続的に提供するためには、安定した病院経営が不可欠です。当院では、①高度専門医療のさらなる充実、②医療の質と安全の徹底、③DX・業務改革の推進、④人材育成と働きやすい職場環境の整備、⑤地域ニーズに即した機能強化、などを今後の経営の柱として取り組んでまいります。その結果として、安全で心のこもった医療を提供していければと思っています。
スピリットを共有する組織として
当院の医師の多くは順天堂大学からの派遣であり、「仁」の精神を基盤とした順天堂の医療理念・教育の精神を共有しています。患者さん中心の医療、誠実な診療姿勢、チームで支える医療という価値観を、病院全体で共有していることは当院の大きな強みの一つです。今後も、この共通のスピリットを礎に、職種や立場を超えて連携し、より質の高い医療の提供を目指していきたいと思います。
さいごに
患者さんにとって「ここに来てよかった」と感じていただける病院、職員にとって「ここで働いてよかった」と思える病院であり続けることが、私の目標です。地域の皆さまに信頼され、選ばれ続ける病院となれるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。今後とも、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

病院長略歴
学歴・職歴
1988年 順天堂大学大学院医学研究科修了
1990年 スウェーデン イエテボリ大学留学
2001年 オーストラリア アデレード大学留学
2007年 順天堂大学小児科学講座主任教授
2008年 文京区教育委員会委員(現在に至る)
2016年 日本小児科学会理事
2020年 日本小児栄養消化器肝臓学会理事長
2021年 順天堂大学附属順天堂医院副院長
2024年 順天堂大学大学院医学研究科特任教授
順天堂大学名誉教授(現在に至る)2024年 医療法人財団小畑会浜田病院副院長
専門・研究分野
小児科疾患全般
小児栄養・消化器疾患
- 脂質・エイコサノイド代謝
資格
- 日本小児科学会 専門医・指導医
- 日本消化管学会 専門医・指導医
- 日本炎症性腸疾患学会 IBD専門医・指導医
- 日本ヘリコバクター学会 H. pylori感染症認定医
- 日本小児栄養消化器肝臓学会 認定医
最終更新:2026年4月1日

