大腸がん検診を受けましょう!

日本人のがん死亡者数で、大腸癌は男性2位、女性1位と高い状態が続いています。
欧米では大腸癌による死亡者数を減らす試みが功を奏しているのに対し、残念ながら日本は後れを取っているのが現状です。
その大きな原因が、がん検診受診率の低さです。
日本では約半数の人が大腸がん検診を受けていません。
きわめて由々しき事態です。
大腸がん検診は、2日分の便を採取し提出するだけの簡単な検診です。
簡便でありながら、がん検診の推奨グレードはトップレベルの高成績です。
大腸がん検診は40歳以上の方が対象であり、大田区では200円ととても安価に受診することができます。
荏原病院でも大腸がん検診を行っております。
また、もし要精密検査となった場合も、当院で大腸内視鏡検査を受けることができます。
6月中旬に大田区から、「令和7年度がん検診等のご案内」と書かれた白い封筒が届いているかと存じます。
大腸癌に限ったことではありませんが、癌は早期発見が重要です。
かならず内容をご確認いただき、この機会にぜひ大腸がん検診をお受けください。
消化器内科部長 水谷 勝
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