都立広尾病院における患者個人情報を記載した書類の紛失について(2020年02月14日)

2020年02月14日

 この度、広尾病院において、患者個人情報を記載した書類の紛失事故が発生しましたので、御報告いたします。当該患者及び関係者の皆様に、深くお詫び申し上げます。

 改めて、職員への情報管理に関する指導を徹底してまいります。

1 紛失の状況

(1) 紛失時期

令和2年2月10日(月曜日)午後1時32分頃から午後1時50分頃までの間

(2) 紛失の経緯

・令和2年2月10日(月曜日)午前9時頃、警視庁高輪警察署より、患者の受診歴に関する電話照会を職員Aが受けた。電話照会に対しては回答ができず照会文書が必要なため、郵送又は持参するか、急を要する場合には、ファクシミリにて送信の後、正本を郵送することも可とする旨案内を行った。

・午後1時15分頃、警視庁高輪警察署より入電。「照会文書の用意ができたため、これから送信する。」旨、職員Bが連絡を受けた。

・午後1時16分頃、職員Bは急な窓口対応のため、ファクシミリの受信確認を行わないまま離席した。また、同担当内の他の職員も全員離席していたため、同課内にて警視庁高輪警察署から間もなくファクシミリを受信することの情報共有も行なわれなかった。

・午後1時50分頃、窓口対応を終えた職員Bは、照会文書をファクシミリに確認しに行ったところ、受信トレイにプリントされていないことに気付いた。すぐに警視庁高輪警察署に電話確認を行ったところ、既に送信済みである旨回答を受けたことから、患者個人情報を記載した書類の紛失と認識した。

・ファクシミリ受信機の記録から、午後1時32分にファクシミリを受信したことが確認された。

・ファクシミリ受信機は複写機も兼ねており、記録からファクシミリの受信の前後で複写が複数回行われていることも確認された。

・以上の状況から、ファクシミリ受信機を複写機として利用した職員が、誤って照会文書を持ち去ったことが考えられる。

・午後1時32分前後にコピー機能を用いた者の特定や、照会文書の捜索を継続して行っているが、現在まで発見には至っていない。

・なお、現時点では、紛失による二次被害の情報は入っていない。

2 紛失した個人情報

都立広尾病院患者1名の、以下の個人情報を記載した照会文書

・氏名、住所、生年月日、年齢

3 紛失事故発生後の対応

(1)警視庁高輪警察署に対して、2月12日(水曜日)に謝罪と説明を行った。

(2)広尾病院では、2月12日(水曜日)に職員全員に対して、本件周知と個人情報管理の徹底について注意喚起を実施し、個人情報の漏洩防止を図るよう改めて指示した。

(3)当該患者に対して、2月13日(木曜日)に謝罪と説明を行った。

(4)病院経営本部では、2月14日(金曜日)に緊急の都立病院事務局長会を開催し、個人情報管理の更なる徹底を図るよう指示した。

都立広尾病院における患者個人情報を記載した書類の紛失について(PDF 158.8KB)

【問合わせ先】

病院経営本部サービス推進部事業支援課

電話03-5320-5835

病院経営本部経営企画部総務課

電話03-5320-5812

都立広尾病院事務局医事課

電話03‐3444‐1181

2019年度