外科(肝胆膵) - 当科の特徴

<当科の特徴>

日本肝胆膵外科学会の高度技能修練施設A(高難度手術年間50例以上)に認定されています。当院は年間80例の肝胆膵高難度手術を施行しており、指導医として脊山医長が常勤しています。

・「手術数でわかるいい病院2019」(週刊朝日MOOK):肝胆膵がん切除141件、関東16位にランクインしています。肝胆膵外科専門スタッフも4名が常勤しています。

肝/胆膵キャンサーボード:毎週水曜に開催し、肝胆膵外科、消化器内科、肝臓内科、腫瘍内科、放射線科、病理科医師で最適な治療方針を検討しています。

・低侵襲手術:根治性、安全性の確保できる範囲で積極的に腹腔鏡下手術を行っています。
腹腔鏡下肝切除:2019年肝切除数79件のうち48症例で腹腔鏡下肝切除を施行しました(ラパロ率60%)。
腹腔鏡下膵切除:膵切除53件のうち、28件で腹腔鏡下膵切除を施行しました。特に尾側膵切除では90%を超えるラパロ率になっています。

ICG蛍光法:インドシアニングリーン(ICG)による蛍光法を活用した肝切除を導入しました。肝腫瘍に取り込まれ近赤外線により蛍光を発する性質を利用し、特に腹腔鏡下肝切除で有用です。

VR(virtual reality)を活用した手術:東京都のプロジェクト研究としてVRを活用した腹腔鏡下肝切除・膵切除を行っています。3D解析した画像情報をヘッドマウントディスプレイや、ホログラムで観察することで手術シミュレーション・ナビゲーションを行います。

地域医療連携:肝癌医療連携手帳を発行し、かかりつけ医と治療病院の連携を図っています。地区医師会・駒込病院研修では「膵癌の治療」について講演しました。

がん遺伝子パネル検査対応:当院は「がんゲノム医療拠点病院」に認定されています。標準治療が終了見込みの患者さんにも希望を持って対応します。

肝胆膵外科2020年HP特徴