勤務医負担軽減計画(2025年度の取組事項)

勤務医負担軽減計画(2025年度の取組事項)

【継続的な取組】

  • ●初診時の予診の実施
    ・外来クラークが診察前の問診票取得に対応するとともに、看護師が事前のバイタル測定を行う
    ・事前に診療情報提供書を電子カルテに取り込むことで、担当医師の円滑な診療を支援する
    ●静脈採血等の実施
    ・外来患者の検体検査の静脈採血について、検査科の臨床検査技師が行うことで医師の負担を軽減する(入院患者は病棟看護師が行う)
    ●入院の説明の実施
    ・予定入院が決定した際には、入院サポートセンターで入院の説明を行い、医師の負担軽減を図る
    ●検査手順の説明の実施
    ・内視鏡検査や造影CT、造影MRIについて、看護師が検査手順等の説明を行う
    ●服薬指導
    ・必要に応じて薬剤師が服薬指導を行い、医師の負担軽減を図る
    • 【看護業務】

    • ●静脈注射
      ・早期のスキル獲得を目指すため、基礎1年目の研修に静脈注射を組み込む
      ・PICCロック、CVポートについて、特定行為として実施体制を検討する
      ●入院患者におけるチーム医療の提供
      ・摂食嚥下スクリーニングシートの活用推進と評価
      ・便秘PTの活動推進支援
      ・摂食障害チーム医療の一端を担う看護師の育成支援
      ●外来における診療補助
      ・入院や検査の説明を担い、医師の負担軽減を図る
      ●創傷管理関連に係る特定行為の実施/自己血糖測定器等の使用説明
      ・特定行為修了者による活動の拡大支援
       (2025年4月特定行為修了者1名増、計6名)
       (2025年4月~研修受講育成支援1名)
    • 【薬剤業務】

      ●クロザピン投与症例の処方・検査スケジュール管理
      ・CPMSから通知される処方オーダー期間、検査オーダー内容を薬剤科で確認し処方医に通知する
      ・長期連休等に対応するためのスケジュール調整の支援
      ●ラモトリギン等の処方状況の解析・情報提供
      ・薬剤科で構築したチェックシステムによる医師の処方適正化の支援
      ●抗精神病薬単剤化のための情報提供
      ・抗精神病薬の処方状況を解析し、薬事委員会等を通じて医師へ情報提供する
      ・処方状況解析のための集計システムの運用開始を目指す
      ●院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル導入 
      ・保険薬局との合意締結を進め、問い合わせ件数の削減を通じて医師の負担を軽減する
      ・保険薬局からの処方修正報告書の内容を医師に適切にフィードバックする

      【検査業務】

      ●入院患者の定期検査(検体検査、心電図)の円滑化
      ・病棟毎に作成・提供している定期検査の年間スケジュールについて、心電図検査に加え、下肢静脈検査等にも拡大を検討する
      ●不要な血液型再検査回避の補助
      ・引き続き、血液型再検査を抑制することで、医師の負担軽減を推進する
      ●外来患者の採血
      ・引き続き、生化学検査報告時間の短縮を通じて、医師と患者の検査結果待ち時間による負担を軽減する
      ●未保険検査申請書提出
      ・医師の事務作業軽減のため運用見直しを検討する
    • 【栄養業務】

      ●食事オーダーの入力訂正
      ・担当管理栄養士が患者にあった食事内容の調整を行い、医師に報告するとともに、代行入力を実施する
    • 【医師事務作業】

      ●医師事務作業補助者の適切な配置
      ・診療情報提供書等の下書きなど新たな業務支援に取り組むとともに、更なる支援の範囲拡大の検討を継続
    • 【勤務体制】

      ●当直体制
      ・勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制の実施
      ・当直実態の調査(一直二勤務制度の定着の調査・当直明け勤務の状況)
      ●短時間正規雇用医師の活用
      ・育児・介護にかかる勤務時間制度を活用した短時間正規雇用医師の活用
      ・育休や育児時短等も含め育児・介護に関する制度利用の推進
    • 【その他】

      ●研修開催補助
      ・広報
      ・通信機器設営等準備
      ・開催後のデータ編集
      ●電子カルテ入力業務の軽減
      ・体成分分析装置(体脂肪筋肉量検査等)のデータ連携システムについて、取り込みツールの開発を検討する