Zilver PTX 薬剤溶出型末梢血管用ステント

閉塞性動脈硬化症による間歇性跛行などの症状に対して、血管内治療が普及しています。従来は代用血管を用いてバイパス手術をするしかなかった治療方法に、PTA(狭くなった動脈を風船付きの細い管を通して拡張する)やステント(狭くなった動脈を広げる金属製の筒状のバネ)留置が加わり、治療の敷居が低くなりました。残念ながら日本においては、従来は腹部の腸骨動脈に対するステントのみが保険適応になっていましたが、ようやく太腿の動脈の病変に対しても保険適応となるステントが現れました。それが、Zilver PTX 薬剤溶出型末梢血管用ステントです。まだ日本においては安定した供給量が確保されていないため、限られた施設のみで治療が可能です。
当院では、2013年1月より、本ステントの供給が開始されました。治療をご希望の患者様は、外科(血管外科)外来(火曜日午前、水曜日午前、金曜日午前)でご相談ください。