後期臨床研修医のページ

臨床研修医委員長あいさつ

芦刈 英理

芦刈医師

 大久保病院は日本一の繁華街、歌舞伎町にある急性期病院です。腎医療、循環器医療、脳卒中医療、がん医療、救急医療(2次救急)を重点医療とし、また地域包括ケア病棟をもつ地域医療支援病院として地域の医療機関や住民と密接につながった地域医療を推進しています。当院周辺には在留外国人も多く、病院の国際化にも取り組んでいます。

 指導医は皆、熱心で、医局は全科同室でアットホームな雰囲気です。DPC病院では併診の垣根が高くなりがちですが、心地よく研修ができると思います。新宿歌舞伎町という立地条件で、交通アクセスやアフター5の交流の便も良く、症例が豊富、刺激的で、手技が多くどんどん自信が付きます。実力をつけていく姿を見るのも指導医の楽しみです。若い知識欲旺盛の先生に来ていただくことで、指導医自身も活力と向上心を共有したいと願っています。

 新内科専門医制度となり、サブスペシャルの専門医取得が遅れるのではと危惧している研修医もいるかと思いますが、そんなことはありません。内科専門医と各サブスペシャル専門医の取得を同時進行で考慮してます。専門医を決定していれば、他科、他院をローテ―トしていても、専門医取得に必要な学会発表、論文投稿を積み重ねて、症例経験、手技も認定医・専門医取得を最短で出来るような指導を行います。
 研修医同士も、とても仲が良く、互いに切磋琢磨しながら研修に励んでいます。
そんな当院の雰囲気を感じるためにも、ぜひ一度見学にお越しください。

レジデントあいさつ

シニアレジデント3年次

 当院は都立病院機構の腎センターとしての役割を担っており、IgA腎症を始めとした糸球体疾患の診断と治療、AKI・CKD・透析管理など急性期から慢性期に渡って幅広い腎疾患の治療を行っています。また、移植外科と連携した生体腎移植を経験できることも特徴です。血液透析・腹膜透析・腎移植がすべて自施設で選択可能であることから腎代替療法選択にも力を入れています。
 一般的な内科疾患を経験する機会も多く、総合的な臨床能力を身に着けられる点も魅力です。また、当院は中規模病院であることから診療科同士の垣根が低く、困ったときはいつでも相談・連携することができる環境が整っている点も強みだと感じています。プログラムに関しては、ほかの都立病院機構と連携して自分の専攻科以外の診療科を研修することができ、個々に応じた柔軟で幅広いカリキュラムを組むことができます。
 特色溢れる都立病院機構で、多くの先生方の力強いサポート・指導を受けながら充実した後期研修医生活を送ってみたい方は是非一度見学にいらしてください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

研修プログラムについて

プログラム概要

プログラム名称東京都立病院機構大久保病院施設群 内科
東京医師アカデミ-専門研修プログラム
研修基本領域内科
基幹施設基幹施設
基幹施設プログラム研修期間
  1. 内科標準コ-ス
    3年間(基本施設2年間+連携・特別連携施設1年間)ないし
    4年間(基本施設3年間+連携・特別連携施設1年間)
  2. 内科・サブスペシャリティ混合コース
    4年間(基本施設3年間+連携・特別連携施設1年間)
プログラム責任者鈴木 和仁
連携・特別連携施設病院都立病院:広尾・大塚・駒込・墨東・多摩総合・神経・松沢
     東部地域・多摩南部地域・荏原・豊島
その他:島しょ

研修プログラムの特徴

本プログラムでは、特定診療科に偏らず、満遍なく内科研修を行う「内科標準コ-ス」(研修期間3年あるいは4年)と共に、2020年度から新たに内科研修と専門研修を並行して行う「内科・サブスペシャリティ混合コ-ス」(研修期間4年)を設け、専攻医の多様な要望に柔軟に対応できる体制を整えています。

内科標準コース

内科標準コースでは、基幹施設である大久保病院及び連携施設での研修により、専攻医3年終了時に「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた少なくとも56疾患群、160症例以上の診療経験を達成します。規定の経験目標を達成した後は大久保病院で内科領域全般あるいは希望する専門領域の研修を行えます。専門領域からcommon diseaseの経験はもちろん、超高齢化社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所との病診連携も経験できるなど、多彩な研修が可能です。

内科・サブスペシャリティ混合コース

内科・サブスペシャリティ混合コースでは、内科領域全般の研修と同時に専攻医1年目からの専門研修を並行して開始できます。内科系各診療科は所属学会の教育施設・研修施設の認定を受けており(学会研修施設認定一覧参照)、サブスペシャリティ領域の専門領域の研修について十分な指導体制を整えています。

当院では研修困難な診療科(血液内科、アレルギ-・膠原病内科、感染症科、ER(必修)など)や、他院での専門科目の研修を希望する場合は、2年次に連携施設(都立11施設など)で6ヶ月~1年間の院外研修で行います。
1学年の募集数は3名であり、個々の希望・将来像に対応できるよう専攻医と相談しながら研修プログラムを考えていきます。
当院は地域に根ざす第一線の病院として、専門領域からcommon diseaseの経験はもちろん、超高齢化社会を反映し複数の病態を持った患者の診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所・在宅訪問診療施設などとの病診連携も経験できるなど、多彩な研修が可能です。

内科標準コ-ス例:研修期間:3年間ないし4年間

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科①内科②内科③内科④
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科⑤内科⑥内科⑦内科⑧
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科①内科②内科③内科④
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科⑤内科⑥内科⑦内科⑧
4年目内科⑨

内科・サブスペシャリティ混合コ-ス例:研修期間:4年間

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目内科+サブスペシャリティ
2年目連携施設 ER連携施設 血液内科連携施設 感染症連携施設 膠原病
3年目内科+サブスペシャリティ
4年目内科+サブスペシャリティ

病院群の構成

連携施設

  • 東京都立広尾病院
  • 東京都立大塚病院
  • 東京都立駒込病院
  • 東京都立墨東病院
  • 東京都立多摩総合医療センター
  • 東京都立東部地域病院
  • 東京都立荏原病院
  • 東京都立豊島病院
  • 東京都立多摩南部地域病院

特別連携施設

  • 東京都立松沢病院
  • 東京都立神経病院
  • 利島村国保診療所
  • 新島村国保本村診療所
  • 新島村国保式根島診療所
  • 神津島村国保直営診療所
  • 三宅村国保直営中央診療所
  • 御蔵島国保直営御蔵島診療所
  • 青ヶ島村国保青ヶ島村診療所
  • 小笠原村立小笠原村診療所
  • 小笠原村立小笠原村母島診療所
  • 檜原村国保檜原診療所
  • 奥多摩町国保奥多摩病院

シニアレジデント研修終了後の進路(過去3年間)

進路先 人数
大久保病院腎臓内科 フェロ-1人
大久保病院腎臓内科 サブスペシャリティレジデント2人

診療科紹介

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後期研修医の処遇

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