病院長あいさつ

院長 福田 晃

院長 福田 晃

このたび2026年4月より、三部順也前病院長の後任として東京都立大塚病院の病院長を拝命いたしました福田晃と申します。
私は3月まで東京都立豊島病院の外科系副院長として、主に消化器外科(特に肝胆膵外科)を中心に診療を行ってまいりました。歴史と伝統のある東京都立大塚病院の病院長という重責を担うにあたり、その使命の大きさに身の引き締まる思いでございます。

 1.病院のご紹介
大塚病院は昭和4年に開設され、昭和55年に改築のため事業休止後、昭和62年に新築竣工しました。さらに令和2年から大規模改修工事を施行、令和6年5月に完成しました。病棟や外来はとてもきれいで明るくなり、アメニティーも大きく改善し、リニューアルされました。

令和4年7月、地方独立行政法人東京都立病院機構が設立され、東京都が直接運営する病院から地方独立行政法人が運営する病院となりました。運営形態は変わっても、行政的医療を確実に進めていくことに変わりはなく、新型コロナ感染症流行期には多くの患者さんを受け入れ、地域や行政にも貢献してまいりました。 

2.当院における特色のある医療体制
大塚病院のセンター的医療は、平成21年10月に認定された「総合周産期母子医療センター」です。改修工事後、新生児集中治療室(NICU)、新生児回復期治療室(GCU)は高度な医療機器を揃えた新しい病棟に移転し、母体・胎児集中治療室(MFICU)病棟は6床から9床に増床し、分娩室も造設しました。センターではハイリスク妊産婦や超出生体重児などの新生児を積極的に受け入れています。
2025年度には東京都無痛分娩費用の助成が開始され、当院での無痛分娩件数も増加しております。産後ケアも4区(豊島区、文京区、板橋区、練馬区)と連携し行っております。2026年度夏には不妊治療外来もオープン予定であり、今後、時代や患者さんのニーズに合わせ、さらなる安心、安全な信頼される周産期医療を目指していく所存でございます。 
重点医療としては、災害医療、救急医療、障害者(児)合併医療、小児精神医療などがあります。救急医療では2次救急医療機関として「断らない救急」を実践し、救急搬送も積極的に受け入れています。また、今年度中には最新の手術支援ロボットを導入し、従来よりも低侵襲で、安全性の高い手術を提供できる体制を整えてまいります、災害医療では豊島区唯一の災害拠点病院として、災害時の患者受入れ等に備えています。
令和元年8月、地域医療支援病院に指定され、紹介患者に対する医療提供、医療機器等の共同利用を実践し、かかりつけ医等への支援を通じて地域医療を確保する病院としての役割も担っています。また患者・地域サポートセンターでは医療連携の推進のほか、医療・福祉・看護などの相談窓口を設置しています。 

3.当院の運営理念
当院の運営理念は「私たちは いつでも 誰にでも 安全で 良質な医療を提供し 都民に信頼される 患者中心の医療を実践します」です。これからも、患者さんに向き合い、個々の病状に対応し、地域に寄り添った病院として、安心安全で適切な医療を提供出来るよう努めてまいります。 

4.さいごに
私の大切にしている言葉に「一燈照隅、万燈照国」があります。一人ひとりが目の前の誰かを幸せにしようと灯す小さな光は、やがて集まり、病院を、社会を、そして国全体を照らす大きな輝きへと広がっていきます。
ここで働けることを誇りに思える職場を、そして患者さんや地域の医療機関から選ばれ続ける病院を、“オールおおつか”で創りあげてまいります。
これからも大塚病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                                  2026年4月     福田 晃